
「モリーズ・ゲーム」面白いのかな。
という人のためにAmazonプライムビデオで「モリーズ・ゲーム」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この「モリーズ・ゲーム」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、「モリーズ・ゲーム」を観るかどうかこの記事を参考にしていただければ、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
ギャンブルの駆け引きの醍醐味がある映画が観たい人や、悪者が活躍する物語が観たい人にはオススメしません。
それでは「モリーズ・ゲーム」のあらすじ、監督・キャスト、ネタバレなしの感想をどうぞ!
あらすじ
モリーズ・ゲーム(字幕版)(Amazonプライムビデオへ)
モリーはモーグル選手として育てられた。
しかし競技中ケガをしてしまいモーグルを引退する。
その後、モリーはポーカーゲームを主催する男のところで働くようになる。
モリーはしだいにポーカーゲーム運営のノウハウを学び、ついに自分でセレブたち相手にゲームを主催するようになったのだった。
ところが…
監督・キャスト
監督アーロン・ソーキン
アーロン・ソーキンや「マネーボール」の脚色をしていますね。
モリー・ブルーム(ジェシカ・チャステイン)
主人公。モーグル選手からポーカーゲーム主催者になる。
ジェシカ・チャステインは「インターステラー」などにも出演しています。
ラリー・ブルーム(ケビン・コスナー)
モリーの父。娘を幼いころからモーグルの選手になるべく厳しく指導していた。
感想(ネタバレなし)
ストーリーにはあんまり触れないようにレビューしています。
すごくテンポがよくて観やすくて面白かった!

「モリーズ・ゲーム」期待以上に面白かったです。
ポーカー、賭博などアンダーグラウンドな題材なので、そんなに共感できるような映画だとは思わず、あんまり期待せずに観てたんですが予想以上に良い映画でした。
「モリーズ・ゲーム」の面白いポイントあげてみます。
などなどの面白いポイントがありましたね。
テンポがいい
会話がサッサっと進んでいくのが爽快でした。
デヴィッド・フィンチャー監督の映画「ソーシャル・ネットワーク」みたいな小気味よさがあります。
時系列(過去・未来)が順番通りでなくても観やすい、意味がある
「モリーズ・ゲーム」は過去から未来へ順番にストーリーが進むのではなく、
します。
サスペンス映画なんかだと、こうした時系列バラバラにする意味は真犯人のヒントだったりしますよね。
映画のメッセージをより強く伝えるための「時系列バラバラ」
「モリーズ・ゲーム」は、この映画が伝えたいことを表現するために、必然性のある「時系列バラバラ」になってるんですね。
ラストシーンは主人公モリー・ブルームのその後は描いていません。
ラストはあるシーンになるんですが、「モリーズ・ゲーム」で監督アーロン・ソーキンが観客に伝えたいことが、すごくいい形で表現されています。
過去・未来順番がバラバラでも混乱せず観れる
「モリーズ・ゲーム」は、過去と未来がバラバラにストーリー進行しても、
ようになっているとこが、素晴らしかったです。
観終わったら勇気がもらえる映画・明確なメッセージがある
「モーリーズ・ゲーム」は観終わったら勇気がもらえる映画。
途中で観るのを止めてしまったら、ただのギャンブル関連映画になってしまいます。
なんといっても、あのラストシーンですね!
ラストシーンを観ることで「モーリーズ・ゲーム」で監督が伝えたいことが、よ~く分かるようになっています。

そんなに分かりやすいって、逆に単純すぎて奥深さのない映画なんじゃ…
と思われるかもしれませんが、まったくそうではありません。
「モーリーズ・ゲーム」はストーリーが分かりやすくて、さらに奥深さもある映画となっていますよ。
監督アーロン・ソーキンの今後の作品に注目したいほど「モリーズ・ゲーム」良かった
ソーシャル・ネットワーク (字幕版)(Amazonプライムビデオへ)
「モリーズ・ゲーム」とっても面白かった。

これ、これだよ!
と思いつつ観てました(笑)
「モーリーズ・ゲーム」の監督アーロン・ソーキン。
ぜんぜん知らない監督だったので調べてみると、
を担当してました!
「ソーシャル・ネットワーク 」「マネーボール」両方とも僕が好きな映画。
「ソーシャル・ネットワーク 」「マネーボール」でアーロン・ソーキンは主要なスタッフとして関わっているのを知って、

なるほど。だから僕は「モーリーズ・ゲーム」面白いと思ったのか。
と納得しました。
「ソーシャル・ネットワーク 」「マネーボール」この2作品が好みの人は、ぜひ「モリーズ・ゲーム」も観てほしいですね。
僕がこの記事で書いていることを、分かっていただけると思います。
今後、アーロン・ソーキンが関わる映画はチェックしてぜひ観たいと思わせるものが「モリーズ・ゲーム」にはありました。
ほんとに頭のいい人たちの重みのあるセリフ運びが快感

「モーリーズ・ゲーム」はメッセージ性が高いこと以外にも、会話劇が良いです。
こういったセリフになっているので、
自分も、こういう会話ができるレベルの人間になりたい
という向上心が刺激されるんです。
映画のなかでアーサー・ミラーの戯曲「るつぼ」が意味深に登場。
「モリーズ・ゲーム」観てると、この「るつぼ」読んでみたいなと思わせてくれる会話劇が繰り広げられますよ。
【考察】映画「モリーズ・ゲーム」が伝えたいことは、何度でも立ち上がる大切さ
モリーズ・ゲーム [Blu-ray](Amazonへ)
「モリーズ・ゲーム」という映画でアーロン・ソーキン監督が観客に伝えたいことは、
何度でも立ち上がることの大切さ
です。
考察するまでもなく、もうこの「何度でも立ち上がることの大切さ」という映画にこめられたメッセージが、はっきりと分かりますよ。
「何度でも立ち上がる」というのは、悪い状態になってしまったとしても何度でも再起するという意味ですね。
たとえ不運のせいで悪い状態になったとしても。
「モリーズ・ゲーム」の主人公モリー・ブルームは、
モーグル(スキーみたいな競技)のときも
ポーカーゲームで客を奪われたときも
諦めてしまうのではなく自分にできることをやり切っています。
この「何度でも立ち上がることの大切さ」を、ただ単純に伝えるのではなくラストシーンでああいう伝え方になっているので、より深く感動することができるんですね。
ラストシーンを観て、

アーロン・ソーキン監督、ほんと映画作るのうまい!
と思ってしまいました。
ポーカーとかギャンブルに興味なくても「モリーズ・ゲーム」最後まで観てほしいです。
単純じゃない余韻の残る深い感動がある映画だってことを分かってもらえるでしょう。
映画のメッセージの伝えるためのストーリー構成が素晴らしい

過去と未来のシーンがごちゃまぜになっていると、普通は分かりにくいです。
典型例が海外ドラマ「ウエストワールド」(意図して分かりにくくしているのですが)
しかし、「モリーズ・ゲーム」の場合、過去と未来にいったりきたりしますが混乱することなく観ることができました。
そして素晴らしいのが、映画のメッセージを最大限に伝えるために未来と過去をいったりきたりするストーリーになっているところ。
といった理由ではなく、
「モリーズ・ゲーム」で観客に伝えたいメッセージをより強調するために、
過去と未来をいったりきたりするストーリー構成になっているんですね。
ラストシーンである物がアップで映される表現が良い
最高潮がラストシーン。
ラストシーンで、ある物がアップで映されます。
このある物をアップで映すとこが「人生」の一部分を表現しているように思えるんですね。
まあとりあえず「モーリーズ・ゲーム」観てほしいです。
なぜ映画を観るのかの答えの1つが「モリーズ・ゲーム」にはある

なぜ私たちは映画を観るのでしょうか。
・・・などなどいろいろと理由はあるのだろうけれど、
自分の人生の糧としたい
という理由で映画を観る人も多いはず。
つまりただの現実逃避じゃなくて、
映画を観ることで自分の人生にプラスになる
そういった映画もあるわけです。
「モリーズ・ゲーム」を観ると人生にプラスになる
「モリーズ・ゲーム」を観ると、
といった人生にプラスになることを得ることができます。
それとギャンブル的なものにのめり込もうこんでしまう危険性を、反面教師として知ることもできますね。
家族愛のシーンが良かった。泣ける。完璧な人間はいない。

主人公モリー・ブルームの父親役でケビン・コスナーが出演してます。
父親が見せた家族愛を感じさせるシーンで泣けました。
映画前半から中盤までは、娘にとって良い父親とは言えないように描かれています。
これが「家族愛」なんだと分かるシーンで感動
ところが、映画終盤のあるシーンで父親が、
娘を心の底から大切に思っていること
を知ることができるんですね。
この「娘を心の底から大切に思っていること」の見せ方がすごかった。感動しました。
父親が自覚していなかった子どもへの愛
こんなふうに娘を大切に思っていることを表現してしまうなんて、父親自身も思ってもみなかっただろう
そんな「抑えきれない思い」が分かるシーンになってます。
セリフだけ、流れる涙だけの単純な薄い「家族愛」の表現ではないんですね。
など、父も娘もどこか影があって完璧な人間ではありません。
それでも2人には家族愛があった。
そんな家族愛の表現が心に響いてきます。
実話をもとにした映画化。本人モリー・ブルームの自叙伝が原作
「モリーズ・ゲーム」は実話をもとにした映画。
脚色されていますが、大筋のストーリーは事実どおりなのでしょう。
実際とは違う部分があると知ると、興ざめしてしまう実話ベースの映画もあります。
「モリーズ・ゲーム」も、けっこう脚色はされてるんですね。
ですが、「モリーズ・ゲーム」には伝えたいメッセージがあることがハッキリしているので、事実とは違う脚色があったとしても僕は気にならないです。
「モリーズ・ゲーム」ネタバレなし感想まとめ
ということで「モリーズ・ゲーム」のネタバレなしのレビューでした。
まとめると、
といったところです。
「モリーズ・ゲーム」を観て思ったのは、
アーロン・ソーキン監督の映画は、もっと観たい
ってことでした。
アーロン・ソーキンは、
この2つをバランスよく習得されている監督なんでしょう。
「モリーズ・ゲーム」を見る方法
「モリーズ・ゲーム」を見る方法があります。
もちろん違法な視聴方法ではなく、ちゃんと正しく安全安心に視聴することが可能。
以下のサブスク動画配信サービスで観れますよ(2020年6月26日時点)
(配信状況が変わっていることがあります。最新の情報は各サービスにてご確認ください。)
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