「三度目の殺人」残念ながら私は面白くないと思ってしまいました。
難しい映画です。
途中まではいったいどうなるのかと楽しみつつ見てましたがラストシーンを観終わると、
「え?これで終わりなのか…」
となんだかモヤモヤしてしまいました。
あんだけいろいろ引っ張りながら、こういう終わり方なのか・・・と思ってしまったんですね。
でも考察することが好きな人にとっては、たくさんいろいろと考えてみることができるストーリーなので見応えある映画になっていると思います。
それでは映画「3度目の殺人」の感想や評価をレビューしていくので見るかどうか参考にしてください。
「3度目の殺人」は、こういう人におすすめ
- 考察が好きな人
- 福山雅治ファン
予告編
「3度目の殺人」の予告編はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=kukXk23wy24
感想・評価
なるべくネタバレなし
評価 ★★★★☆☆☆☆☆☆ 4/10
よく意味がわからない映画でした。難しい
映画前半は「どうなるんだろう」と思いながら興味深く見ていたんですが、後半になるとよく分からなくなってしまいました。
ラストシーンは「え?これで終わり…」と思ってしまいました。
犯人が誰なのかってことを推理することがメインテーマの映画かと思っていたのがいけなかったのかなって思います。
「3度目の殺人」は犯人が誰かを推理するのではなく、いろいろなシーンでどういった考えがあるのかってことを考察することがメインの映画ですね。
犯人探しはメインテーマではないみたいだけれど
真犯人が誰なのかってことは、そこまで気にせずに「3度目の殺人」を観ることをオススメします。
なぜこの人物がこういった行動をしているのかってことはくわしくは語られません。
そうした行動の理由を考えることは観客に任されています。
でも犯人探しがメインテーマでないことを知らずに「3度目の殺人」を見ていると、どうしても、
- 「いったい誰が犯人なんだ?」
- 「なぜこの人はこういうことをしているんだ?」
- 「結局事件の真実はどういう経緯だったの?」
ってことがすごい気になるようになってるんですよね。
是枝裕和監督はすべてのシーンに観客に伝えたいことをこめているのだと思いますが、どうしてもミステリーものとして観てしまいます。
私にとってはすごく難しい映画でした。
福山雅治や役所広司の演技良かったです
「3度目の殺人」を観始めて思ったのが福山雅治って演技すごいなってことでした。
ちょっと独特の福山雅治のあの話し方が気になりますが、それ以外は役そのものになりきっていてすごいなって思いました。
福山雅治の役は重盛という弁護士です。
重盛は法廷で勝つためがすべてであり人情とかは無駄なものと割り切っています。
どんな犯人だろうと弁護して刑を軽くすることを最優先するという方針ですね。
たぶん弁護士はリアルでもそういう仕事なんだと思いますが。
そんな世間慣れしたというか人情とかをスッパリと切り捨てている重盛の雰囲気とかがよく分かる演技だったなって思いました。
役所広司は容疑者三隅の役を演じています。
つかみどころがなく、いったいなにを考えているのかまったく分からないひょうひょうとした演技が良かったです。
なにが本当でなにが嘘なのかわからなすぎ。ラストがああだとモヤモヤ
容疑者三隅が言うことはコロコロと変わります。
いったいなにが真実でなにが嘘なのか、まったく分からないんですよね。
途中までは、そんな三隅のつかみどころのなさが「いっちゃってる感」が出てていいなって思ってました。
しかしラストがああいうふうになってしまうと、すんごいモヤモヤしたままになってしまいます。
そこがいいっていうことなんだと思いますが私はダメでした。
「結局、なんだったの?」
って感じてしまうんですよね。
三隅の言うことがコロコロと変わって弁護士の重盛が混乱するんですが私も混乱してしまいました(涙)
映画「3度目の殺人」の感想まとめ
ということで「3度目の殺人」の感想でした。
まとめると、
- 難しい映画でよく分からなかった
- 犯人探しはメインテーマではない
- 福山雅治や役所広司の演技よかった
- 混乱したまま映画を観終わってしまいました。
といったところです。
「3度目の殺人」は鑑賞後にいろいろと考察することが好きな人には、多くの材料があってすごく見応えのある映画なんだと思います。
ですが私の場合は後半はモヤモヤしたままでラストで「え?これで終わり?」って思ってしまった映画でした。
映画「三度目の殺人」が見れるネット動画配信サービス
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コメント
後は自分で考えてとか、解るように伝えられない(そういう能力がない)からにごすとかこういう手法が最近多すぎて好きではない。
物事をしっかりと伝えつつ面白さを表現出来る方が圧倒的に難しいのでそういう作品こそ評価してほしいです。
なのでこの作品は自分的には物凄くつまらない作品でした。
ありがとうございます!そうですね。分かりやすく、しかも深みのある映画というのが理想かなとは思います。