「シッピングニュース」ずいぶん昔に観た映画なんですが、ずっとなんかいい映画だなと覚えていました。
Amazonビデオにシッピングニュースがあったので見返してみましたが、やはりラストシーンへと進んでいくストーリーが良いですね。
すごい感動するっていうわけではないんですが、ずっと心に残るいい映画です。
それでは「シッピングニュース」の感想や評価をレビューしていくので動画配信サービスで視聴するかどうか参考にしてください。
「シッピングニュース」は、こういう人におすすめ
- ヒューマンドラマ好きな人
- なんとなく面白くない日々を過ごしている人
予告編
シッピングニュースの始め2分ほどの映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=2nG5Eak86WE
さっそくアイリッシュ音楽が流れてますね。力強さがいいです。
あらすじ(だいたいのストーリー)
「シッピングニュース」の内容はこんな感じです。
クオイルはニューヨークの新聞社でインク係として働いていた。
そんなある日両親が自殺してしまう。
そしてクオイルの下に叔母が訪ねて来てニューファンドランド島へ行くことになった。
ニューファンドランド島でクオイルはウェイヴィと出会い人生を再生させていく。
監督・キャスト(登場人物)
監督
ラッセ・ハルストレム
役名(俳優)
クオイル(ケヴィン・スペイシー)
ニューヨークでインク係で働いていたが、あるきっかけがあり祖先の地ニューファンドランド島へ引っ越す。
ウェイヴィ(ジュリアン・ムーア)
ニューファンドランド島で子どもたちをあずかる仕事をしている。クオイルと親交を重ねる。
ペタル(ケイト・ブランシェット)
クオイルの妻。自由奔放な行動を繰り返す。
感想・評価
なるべくネタバレなし
すごい感動作ではなく、しみじみと心に残る映画
「シッピングニュース」は泣ける映画とか、ものすごい感動作というわけではないんですが私の心に残り続けた映画です。
きびしい自然環境のなか主人公クオイルが少しずつ人生を再生させていく様子が心にちょっとずつ響いてくるところがいいですね。
クオイルが叔母とともに引っ越してきたニューファンドランド島の街でのストーリーでは、ほとんどあっさりとした描き方なんです。
それでもラストシーンへと向かって、クオイルや叔母など人々の過去と祖先の行いなどが収束していく様子に見入りました。
ラストシーンは、いろいろ象徴していて良かったですね。
過去にとらわれ苦しみながらも前に進む人々
クオイルは父との葛藤があるし叔母もある出来事に苦しんでいます。
そしてウェイヴィも夫のことなどで悩みがあるわけです。
登場人物たちそれぞれが自分の過去にとらわれつつも、ニューファンドランド島の街の人々との温かい交流や、ちょっとした成長などで前に進んでいきます。
ラストシーンは過去との決別を表しているのでしょう。
過去の出来事やトラウマなど、こうした個人的な葛藤ってそうそう簡単に克服できるものではないでしょう。
それでもクオイルや叔母のように、人々と分かち合いちょっとずつでもいいから進んでいくんだと思わせてくれる映画です。
人々の絆がよい
映画で登場したニューファンドランド島の町は、ほんと小さな港町。
こうした土地ってみんな知り合いであることが多く人々の絆が強いですよね。
そして新参者であっても受け入れる雰囲気があるのでしょう。
新参者であるナットビームは各地を船で旅している人物。
ニューファンドランド島の町からそろそろ出て旅を再開しようとしているナットビームのお別れパーティーがあります。
そのとき、あるとんでもない事になります。
まあちょっとやりすぎ!って思いますが、それほど新参者のナットビームが受け入れられていたってことなんでしょうね。
こうした小さな町でも新参者を受け入れるのはいいことだなって思いました。
小さな町・小さな職場でも嫉妬があるのが人間
そんな温かい人々がいるニューファンドランド島の町ですが、やはり嫉妬やしがらみなどがあります。
クオイルは町の新聞社で働くことになります。
社員数人の小さい職場なんですが、そんなところでも嫉妬があるんですよね。
ただただいい人ばっかりという描き方をせず、こうした嫉妬深い人がいるようなこともちゃんと描かれるので、よけいに人生再生の物語が感動的になるのでしょう。
あとクオイル以外の人物にも父との葛藤が描かれるエピソードがあります。
アイリッシュ音楽がいい
映画の最初とか後半のあたりなどで力強いアイリッシュ音楽が流れます。
その曲がすごくいいんですよね。
きびしい自然のなかで力強く生きる人間の強さを表しているような曲です。
人生に立ち向かうクオイルや叔母たち、ウェイヴィらの心の中を表している音楽でもあるのでしょう。
原作小説はピュリッツァー賞受賞作品
映画「シッピングニュース」の原作小説はピュリッツァー賞という世界的に有名な賞を受賞しています。
「港湾(シッピング)ニュース」というタイトルです。
原作小説も淡々とした雰囲気でまとめられているみたいです。
映画観て良かったって人は文章でもシッピングニュースの世界観を味わってみるのもいいんじゃないでしょうか。
「シッピングニュース」の感想まとめ
ということで「シッピングニュース」の感想でした。
まとめると、
- しみじみと心に残る映画
- ちょっとずつでも前に進んでいくんだと思わせてくれる映画
- 新参者も受け入れる町の人々の絆がいい
- アイリッシュ音楽がよい
- 原作小説はピュリッツァー賞を受賞している
といったところです。
あまり重すぎない余韻のあるヒューマンドラマを観たいときに「シッピングニュース」はオススメです。
それでは動画配信サービスサイトで観ることにした人は楽しんでください!
視聴可能な動画配信サービスサイト
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https://tudukeru.net/shipping-news-vod/
DVD
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