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「ペンタゴンペーパーズ」ネタバレ感想 内容難しいが概要分かればOK 後半から面白い

新聞 実話もの

(※本ページはプロモーションが含まれています)

イオンシネマで「ペンタゴンペーパーズ」観てきました!

映画「ペンタゴンペーパーズ」は、新聞記者が大きな権力を持つ政府に立ち向かうストーリーが好きな人にとってはたまらなく面白い映画です。

映画前半は、ちょっと退屈しますが途中で観るのを止めずに最後まで観ることをオススメします!

後半から盛り上がってきて面白くなってくるんです。

「ペンタゴンペーパーズ」が、もっと面白くなるために映画観る前に知っておいたほうがいいことや、評価・感想などレビューしていきます。

観るかどうか参考にしてください。

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こういう人におすすめ

  • 社会派ドラマ好き
  • 巨大な権力に立ち向かうストーリーが好き
  • 1人の人間の成長物語が好み
  • ベトナム戦争やニクソン大統領について、ある程度知っている人

アメリカのベトナム戦争やニクソン大統領についてある程度知識があり、社会派ドラマが好きな人に、とくに評判がいい映画でしょう。

予告編

予告編はこちらで視聴できます。

https://www.youtube.com/watch?v=vOb8MKgB1qY

予告編でキャサリン・グラハムの「決断の時」が強調されてますね。

まさに!

ここにいたるまでのストーリーが映画「ペンタゴンペーパーズ」の最大の見どころなんです。

あらすじ(だいたいの内容)

1971年、アメリカではベトナム戦争が全国民の大きな関心事だった。そんななかニューヨークタイムズが政府の機密情報についての衝撃的なスクープ記事を掲載する。ワシンポスト紙はニューヨークタイムズと競うために後追いだが情報収集を急ぐのだった。そして、ワシントンポスト社主キャサリン・グラハムに重大な決断の時が訪れるのだった…

監督・主要キャスト(登場人物)

監督 スティーブン・スピルバーグ

キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)
ワシントンポスト紙の社主。夫の死後会社を引き継ぐ。

ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)
ワシントンポスト紙の編集主幹。豪快な手法を好む。ペンタゴンペーパーズの公開を主張する。

ベン・バグディキアン(ボブ・オデンカーク)
ワシントンポスト紙のペンタゴンペーパーズ案件で重要な役割を果たす。

感想・評価

ネタバレちょっとあり

評価 ★★★★★★☆☆☆☆ 6/10

ストーリーは難しいが事件の簡単な概要を知っておけば面白い

新聞記者が国家権力への圧力に立ち向かう社会派映画です。

映画館で全部見終わって思ったのは、アメリカのベトナム戦争とニクソン大統領についてのある程度の知識は知っておいたほうが、より映画「ペンタゴンペーパーズ」が面白いと思えるってことでした。

ベトナム戦争やニクソン大統領の時代のアメリカの歴史をまったく知らないと「ペンタゴンペーパーズ」の内容は難しいものとなります。

でも簡単な事件の概要と時代背景を知っておけば面白くなるので書いておきます。

事件の概要としておさえておきたいのは以下の3点です。

  • ベトナム戦争は泥沼化していてアメリカは勝てない可能性が非常に高かった
  • 勝てない可能性が高いにもかかわらず戦況が良いと嘘の報告をすると決定していた
  • アメリカは裏でいろいろ工作していた

ようするにアメリカ政府はベトナム戦争でほぼ勝てない事実を、アメリカ国民に隠していたわけです。

嘘の報告をするなど、そうした隠蔽工作についての政府内の機密文書を新聞社が入手して暴露したのがペンタゴンペーパーズの事件ですね。

映画ペンタゴンペーパーズで描かれる事件は、実際にアメリカであったことで実話を元にしたストーリーとなっています。

スクープ記事によって当時のニクソン政権が危機に陥る出来事だったわけです。

このあたりの歴史の流れを映画を観る前に知っておいたほうがいいですね。

私は、ベトナム戦争が泥沼化していたことぐらいしか予備知識がないまま映画「ペンタゴンペーパーズ」を観たので、映画序盤はストーリーがあまり把握できてないままでした。

事件の概要はおさえておいたほうがいいですが、ワシントンポストやニューヨークタイムズがどういう動きをしたかまでは知らないほうが映画を楽しめます。

実話を元にしている映画なのでネタバレになってしまいますから。

前半はダルいが後半から盛り上がってきて面白くなる

映画「ペンタゴンペーパーズ」前半は、ちょっと退屈してしまいました。

後半になるとワシントンポストがペンタゴンペーパーズについての記事を掲載するのかどうかなどで盛り上がってきます。

映画前半は、ニューヨークタイムズがなにやらやっていることとか、ワシントンポストの主要人物のことが淡々と描かれているだけっていう感じなので、前半で観るのを止めてしまったり寝てしまったりという人がいそうです。

なぜ前半があまり動きのないストーリーだったのかというと、たぶん後半の盛り上がりを際立たせるためなんでしょう。

もし「ペンタゴンペーパーズ」をhuluやnetflix、amazonプライムビデオの見放題で視聴していたら、私も前半でこのまま見続けるか迷ったでしょう。

しかし映画館だと、上映中に退席するのって他のお客さんが映画を楽しんでいるなか気が引けるし、1800円払っているわけなので、とりあえず最後までは観ようとなります。

映画館で映画だけを観ることが強制される状況っていうのは、いい面もあるなって思いました。

映画館で観ても自宅のテレビとかディスプレイで観ても同じでしょって思ってたんですが、いや~映画館の没入感はすごいですね。

関連ページ 映画館の良さをレビュー。没入感が最高でクセになる。音響が家とは全く違う!

ブレイキングバッドのソウルが出演

ブレイキングバッドやベターコールソウルでソウル・グッドマン役で出演していたボブ・オデンカークが、かなり重要な役で出演してました。

ソウル・グッドマンのイメージがあるせいなのかもしれないですが、ほんと「危ない橋を渡る」役の演技がうまいですよね!

公衆電話で慌てるっていうシーンがあるんですが、ほんとこれってソウル・グッドマンやんなんて思ってしまいました(笑)

海外ドラマファンには有名なボブ・オデンカークですが、映画館デートとかでたまに映画観るだけとか、話題になってる作品があれば観てみようかなっていうぐらいの人には、ソウル・グッドマン?ブレイキングバッドってなに?ですよね。

巨匠スティーヴン・アラン・スピルバーグの映画で、それも重要や役で出演するなんてボブ・オデンカーク出世したな~なんて、なんだかうれしくなってしまいました。

ボブ・オデンカーク、ぜんぜん浮いた感じしなかったし、これから大作映画にもどんどん出演しそうですね!

それにしてもベターコールソウル シーズン4いつなんだろ・・・。

って思って調べてみると2018年予定とのこと。
http://saul.breakingbadfan.jp/newsblog/news/better-call-saul-renewed-for-season-4/

映画「ペンタゴンペーパーズ」観てボブ・オデンカーク気になった人は、ぜひブレイキングバッドやベターコールソウル視聴してみてください。ハマります!

ブレイキングバッドの各キャラクターの説明や感想の記事を書いています。

ブレイキングバッドを動画配信で視聴したら傑作だった。キャスト紹介。魅力的なキャラクターばかりです。
どこが面白いのかというと男の哀愁、切なさ、ギリギリ感がありドキドキするところ。 海外ドラマ史上、これ...

ベターコールソウル シーズン1の感想記事も書いています。

ベターコールソウルシーズン1を動画配信で観た感想 面白い。ブレイキングバッドにどうつながっていくのか楽しみ
【あらすじ】 なかなかうまくいかない弁護士のジミー・マッギル。危ない橋を渡りつつ、なんとか日々を過ご...

ニクソン大統領の音声は実際のもの?

実話ものってことで、映画の中で実際の映像とか音声っぽいのがありました。

ニクソン大統領の電話の音声って、あれって本物なんでしょうか。

でもそうなると盗聴してたみたいになるから、本物っぽくする演出だったのかな。

それにしてもニクソン大統領って、あらゆる映画や海外ドラマで批判的に描かれますよね。

映画「ペンタゴンペーパーズ」では、ニクソン大統領はホワイトハウスっぽいところの窓にちらっと映るぐらいで目立たないんですが、あらゆるシーンでニクソン大統領めちゃくちゃ言われています。

ニクソン大統領って目的のためには手段を選ばない人だったようで、かなり権力を振りかざした大統領だったようです。

映画「ペンタゴンペーパーズ」でも、ニクソン大統領のごり押しぶりが描かれています。

ニクソン大統領が悪で、新聞記者たちが正義みたいな描かれ方ですね。

まあ、そんなに単純な図式ではないんでしょうけれど。

映画「ペンタゴンペーパーズ」を鑑賞する前に、ニクソン大統領の当時のアメリカでの評判なんかを調べておくと、新聞記者がんばれって応援したくなるのでしょう。

アメリカのベトナム戦争とはどういうものだったのか歴史を知っておいたほうがいい

ベトナム戦争というと、そういう歴史があったことは知っているけれど内容は知らないとか、そもそもベトナム戦争ってなに?知らないっていう人は多くなってそうですよね。

私もくわしくは知らないんですが、映画「ペンタゴンペーパーズ」をより楽しんで観るためにベトナム戦争について知っておきたいことを書いておきます。

ベトナム戦争については当時だいたいこんな感じだったようです。

  • 戦場は泥沼化していた。
  • アメリカが戦争で負けることを認めたくないという政府のメンツみたいなものがあった。
  • アメリカ政府は国民にはベトナム戦争は順調であると嘘をついてきた。
  • 国外の政治に深く関与することをしていた。

おおざっぱですが、アメリカにとってのベトナム戦争がどういうものがっていうのを知っておくと、映画「ペンタゴンペーパーズ」をより面白くできるでしょう。

私もペンタゴンペーパーズ観る前に、ベトナム戦争についてちょっと勉強しておけばよかったな~なんて、ちょっと後悔しました(笑)

あとニクソン大統領についてもですね。

「決断」することの重さ 原作本ではないようだが自伝がある

映画「ペンタゴンペーパーズ」最大の見せ場、最高に盛り上がるシーンがメリルストリープ演じるワシンポスト紙の社主キャサリン・グラハムが、ある決断をするところです。

後半にかけてストーリーが盛り上がってきて、このワシンポスト紙の社主キャサリン・グラハムの決断シーンで盛り上がりが頂点に達します。

ワシンポスト紙の社主キャサリン・グラハムは、映画前半では自分に自信を持てないことや周りの重役たちから、あまり信頼されてなかったりする様子が描かれます。

なんだかただの優しいお母さんっていう雰囲気です。

ところが!

ストーリー後半になってきて、さあいよいよこの重大な事をどうするのかっていうときに、キャサリン・グラハムが目覚めます!

そしてある重要な「決断」をします。

ほんと「決める」っていうことがどれだけ大変なことなのかっていうのが、よく分かるシーンです。

ああいう状況であれだけの「決断」ができるっていうのがすごかったですね。

このあたりのキャサリン・グラハムが成長していく過程はすごく面白いので、ぜひ映画を観て味わってください。

キャサリン・グレアムは、その後1991年まで社長をしています。

夫からワシントンポスト社を引き継いだ後、キャサリン・グレアムは強く成長していったんですね。

アメリカでは女性からも多くの尊敬を集めていた人物なんでしょう。

そんな様子が映画のラストあたりでも描かれていて、そのシーンは感動的でした。

キャサリン・グラハムは自伝を出版しています。

女性の社会進出を意識した描写

映画「ペンタゴンペーパーズ」の舞台となったのは1971年のアメリカ。

まだまだ男性社会だったことが映画のあらゆるシーンで描かれています。

何回も登場するのが、ワシントンポストの社主であるキャサリン・グレアムがある部屋の扉を開けると、狭い部屋の中に黒のスーツの男がたくさんいるっていうシーンです。

その男たちは重役だったり会社や組織の上のポストだったりするわけです。

ほんと見事に黒のスーツに男ばっかり。

そしてみんながタバコを吸いまくってます。

印象的にシーンにするために、狭い部屋の中に黒スーツの男たちがひしめいているっていうふうにしたのでしょう。

70年代は、まだまだ女性の社会進出が進んでいなかったんでしょうね。

キャサリン・グレアムが扉を開けたら、狭い部屋の中に男たちたくさんいるっていうシーン以外にも、女性だから軽く見られるみたいなセリフもちらほら出てきます。

2018年の今とはかなり社会状況が違ったんだっていうことが分かるのではないでしょうか。

そんな男性社会の中に、メリル・ストリープ演じるキャサリン・グレアムが切り込んでいき、そして「決断」のシーンになるっていうとこが面白いです!

インターネットが普及していない時代だからこそのスクープだった

映画「ペンタゴンペーパーズ」観た人のなかには、こんなんネットがあればすぐばれることやんって思った人いるでしょう(笑)

もし1971年ぐらいに2018年みたいにインターネットがあってyoutubeなどで個人が動画をアップしまくれる状況だと、ベトナムでの戦場の真実をアメリカ政府が隠すなんてことはできなかったのではないでしょうか。

インターネットでSNSやブログ、youtubeなど、今や個人で全世界に発信ができる時代です。

もしベトナム戦争の時代に今のようなインターネットサービスが普及していれば、ペンタゴンペーパーズがなくても、政府が情報操作しているんじゃないかっていう疑いが全世界に広がっていった可能性大ですよね。

しかし、映画「ペンタゴンペーパーズ」は1971年当時、まだまだ個人が世界に発信する手段などなかった時代の話しです。

そう思うと、今この時代、個人がネットを使って全世界に発信できるっていうことが、ものすごい大きな変化なんだっていうことが分かりますよね。

まとめ

以上、映画「ペンタゴンペーパーズ」の評価とかレビューでした。

新聞記者とかが大きな権力に挑むストーリーが好きな人は、より楽しめる映画です。

「ペンタゴンペーパーズ」観に行く人は、なんからの形で政治や世界情勢などの社会状況に関心がある人ですよね。

社会派ドラマですから。

でも、政治や世界情勢に関心があんまりない人でも、キャサリン・グレアムという1人の女性の成長物語としても楽しめます。

映画「ペンタゴンペーパーズ」を一番面白いって思えるのは、アメリカ人でベトナム戦争当時の社会状況をリアルタイムで経験した人でしょう。

個人的には、久しぶりに映画を映画館で観て良かったです。って映画の感想でもなんでもないんですが(笑)

これからも定期的に映画館での映画鑑賞しようと思います。

それでは映画「ペンタゴンペーパーズ」観ることにした人は楽しんでください!

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※2018年8月1日時点での配信情報です。配信または見放題が終了している場合がございます。最新の配信状況については各サービス公式サイト・アプリにてご確認ください。

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