【あらすじ】
なかなかうまくいかない弁護士のジミー・マッギル。危ない橋を渡りつつ、なんとか日々を過ごしていた。
そんな毎日のなか、様々な人と仕事をこなしていく。ある時、転機が訪れそうになったのだが…。
ちょっとネタバレあり
【感想】
ヴィンス・ギリガンのドラマは、やっぱり引き込まれる。
「ベターコールソウル」は、海外ドラマの「ブレイキングバッド」が面白いって思った人に、おすすめのドラマです。まあ、当然といえば当然なんですが。
制作が「ブレイキングバッド」と同じヴィンス・ギリガンです。
ヴィンス・ギリガンっていう人は、ドラマ作りが、すごく上手いんだと思います。映像に引き込まれる力が、半端じゃないです。
第一話から、これですから。
ベターコールソウル見始めた。ほぼBGMがないのに、これだけ映像に引き込まれるって、すごいな。
ソウルが法廷で陪審員の前で話し、その後、検察が無言でビデオテープをデッキに持っていくとこで笑ってしまった。次のシーンが、どんな感じが思い浮かんでしまって笑#ベターコールソウル S1E1— てててmovie/drama (@tetete437) February 28, 2017
ソニーピクチャーズの「ベターコールソウル」の公式サイト
http://bd-dvd.sonypictures.jp/bettercallsaul/
で第一話が視聴できるようになっています。(2017年3月現在)
もし、netflixに登録していないっていう方は、まずは、ここで観てみてください。
予告編は、こちら
ブレイキングバッドの途中から登場したソウルっていう弁護士のスピンオフドラマとなっています。
「ブレイキングバッド」で出てきたキャラクターたちも出てきます。
どんなキャラクターが出てくるかは、観てのお楽しみです。なんで、この人が、こんなとこにいるんだって驚いたり、相変わらずだな~ってなったりします。
あと、ブレイキングバッドで登場した「場所」も出てきますね。
スピンオフドラマなんですが、クオリティは「ブレイキングバッド」に負けず劣らずの出来です。シーズン1を見終えて、いいドラマだった・・・と、じんわりと感動しました。
なんだか説明しにくいんですが、ソウルの、なんともいえない哀愁というか、人の良さっていうのか、そういうのの描写が、すばらしいんです。
それぞれのキャラクターが、すごく個性的で際立っています。
チャックとソウル
シーズン1のテーマの一つとなっているのが、ソウルとチャックの関係です。
チャックは、ソウルと関係がある人物で、電磁波過敏症みたいなことになっているらしく、家から出ることができなくなってしまっています。
チャックは、大きな弁護士事務所のトップだったわけですが、家から出ることができなくなったために、弁護士としては休業状態です。
電磁波過敏症なんて本当にあるのかって思われるかもしれないですが、こうした症状を訴える人は、実際におられます。
詳しくはwikiを読んでみると参考になるでしょう。
アメリカでは、この症状を訴える人々が集まっている地域があります。電波望遠鏡が設置されている村みたいですね。
電波望遠鏡があるので、電化製品を使ってはいけないことになっている村なんです。
それはさておき、電磁波過敏症のチャックが、どう変化していくかも見物です。
ソウルが、チャックの世話をしているわけですが、だんだんとチャックの様子が変わっていくんです。それが、またいいシーンがあったりするんですが…
シーズン1の最後のあたりで、ある事実が分かることになり、観ている私もショックでした。
チャックが、まだ仕事を精力的にこなしていたときに、ソウルのことで、さんざんな気持ちになって、あるとき、プツンと糸が切れてしまったのでしょうね。
とんでもない夫婦が登場
ある夫婦が、物語でキーポイントになります。
これがまた、とんでもない夫婦で、どちらかというと奥さんのほうが、すごいです。
自分をだましているっていう状態ですよね。これってきっと。
いわゆる健康優良家族なんです。
留守電は、こんなふうになっています。
「チーム、ケルトマン!」って笑#ベターコールソウル S1E3
— てててmovie/drama (@tetete437) March 1, 2017
ケルトマンじゃなくて、ケトルマンですね。
電話をかけて留守電になると、このアナウンスが流れてしまうという状態。
誰もが、うわぁ~(゚Д ゚ )ってなってしまうだろう、強烈な留守電です笑
この夫婦は、どちらかというと、このドラマのコメディ担当みたいな感じです。
夫婦とソウルとの、やりとりでは、笑ってしまいました。
ジミーが「ソウル・グッドマン」になった理由
ブレイキングバッドで登場したソウルが、なんで、あんなヤバい案件に手を出すのかっていうのが、この「ベターコールソウル」のシーズン1を見終わった今は、ちょっと理解できるような気がします。
ソウルは、元々、人を騙す(詐欺?)ことで金を稼ぐっていうのを、親友とやっているような男だったのです。
おそらく弁護士であるチャックに、散々世話になったのでしょう。あるとき、ついにソウルは決心して、弁護士になろうとがんばったんですね。
そして、ソウルは見事に弁護士になったんですが…
シーズン1の最後のあたりで、ソウルは落胆することになります。ですが、チャンスは訪れるのですが…
ブレイキングバッドで、ソウルが、なぜ、ああいう場末感漂う場所で、あやしい弁護士になっているのかっていうのが、シーズン2で、さらに描かれることでしょう。
このあたりのことも楽しみです。
ソウルは策士
ソウルは、人を騙すっていうことをやっていたせいか、なかなかの策士です。
ソウルは弁護士として成り上がりたいので、なんとかして自分の宣伝をしようとします。
普通は、シンプルに宣伝をするわけですが、ソウルは、切れ者ですね。見事に、人の心理を利用して、弁護士としての仕事を獲得しやすいようにしました。
それで、仕事の依頼はくるんですが、その依頼というのが…また、面白かったです。
アメリカ人は、ほんとヒーローが、すごい好きみたいですね。
今後のシーズンのストーリーはどうなる?
シーズン1だと、まだブレイキングバッドの物語が始まっていない時系列のようです。
ウォルターが、まだまじめ(?)に先生をしていたころなんでしょう。
シーズンが進めば、そのうちブレイキングバッドの時系列に追いつくかも。
そうなると、さらに面白くなりそう。
ガスとか、ウォルター、ジェシーなんかが、ちらっと出てきて、それをソウル目線からのドラマにしていて、あの時の場面は、こんなふうになっていたのかっていうような発見があるといいなって思います。
なんかの情報で、ガスは、かなり出てくるみたいなことが書いてあったように思います。
すでに、あの人は登場していますから、ガスもでてくるんでしょうね。
ブレイキングバッドでは、ソウルは、ガスにとって、ただの、うだつのあがらない弁護士って感じでした。
ベターコールソウルでは、ガスは、どう描かれるのでしょうか。
ガスにも、いろんな過去があったみたいですから、そういった話があるかも。あと、ガスが自身の帝国を築くときに、もしかしたらソウルが、ちょっと関わっていたりしたら、面白そうです。
ハンクは、登場するんでしょうか。
ハンクの役者は、この役にぴったりでしたね。
別のドラマだと、なんだか、ちょっと違うなって思ってしまったんですが、それは、ブレイキングバッドの印象が、あまりにも強かったからかもしれません。
「ベターコールソウル」期待を上回る面白さでした。シーズン2も楽しみです。
あ、あとハワードが意外でした。
ベターコールソウルのシーズン2観ました。
【2019年10月12日追記】
Netflixでブレイキングバッドの続編映画「エルカミーノ」の配信開始されました。
さっそく観て「エルカミーノ」の感想記事を書いたので、観るかどうか参考にしてください。ネタバレありです。
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※2018年7月25日時点での配信情報です。配信または見放題が終了している場合がございます。最新の配信状況については各サービス公式サイト・アプリにてご確認ください。
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