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The100(ハンドレッド)シーズン3を動画配信で観た感想 AIとの戦いは人間について考えさせるものでした。

地球 SF系ドラマ

(※本ページはプロモーションが含まれています)

The100(ハンドレッド)シーズン4がnetflixで配信が始まったってことで見始めたらシーズン3を見てなかったのでシーズン3から視聴再開することにしました。

シーズン3では、新たな勢力が力をつけてきて、そのこととグラウンダーとの謎が関連してきて、なかなか見応えがありました。

相変わらず、ちょっと強引じゃないの?っていうストーリー部分はありましたが、こういう部分に突っ込みながら楽しめるのが海外ドラマThe100のいい点?でもあります笑

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あらすじ

いろいろあったがマウンテンマンたちとの決着をつけた空の民たち。しかし、グラウンダーとの争いは続くのだった。
クラークは一人、空の民たちから離れ放浪し始めた。そして、ついにジャハが空の民たちの元に戻ってきたのだが…。

キャスト

クラーク(エリザ・テイラー) ベラミー(ボブ・モーリー) オクタビア(マリー・アブゲロプロス) アビー(ペイジ・ターコー) ジャハ(イザイア・ワシントン) モンティ(クリストファー・ラーキン) ジャスパー(デボン・ボスティック) マーカス・ケイン(ヘンリー・イアン・キュージック) マーフィー(リチャード・ハーモン) レイヴン(リンゼイ・モーガン)

予告編

https://www.youtube.com/watch?v=uwxwHTu802M

感想・評価

ネタバレなるべくなし

他勢力と当然のようにもめ事を起こす空の民たち

銃を構える兵士
シーズン3のエピソード1で、マーカスがベラミーに何回もグラウンダーと争いを起こすなと言うシーンが続きます。

シーズン2で空の民とグラウンダーとは一応停戦したからですね。

何回も争いを起こすなって言われたんだけれど、言われた側から、さっそくグラウンダーと騒ぎを起こします。

クラークが去ったために、空の民たちの実質的なリーダー格がいなくなったために統率がとれなくなったっていうのもあるのかも。

空の民以外の勢力の人達が、空の民は死とか災いをもたらすって言うシーンがありますが、まさにそういう状態になっていますね。

同じ人間だからといって、考え方や文化的なことが違うと調和できないのが人間です。

これは、リアルの世界でも争いが絶えないことと一緒のような状況ですよね。

人類そのものの存続がかかっていたとしても、人類がまとまるのは難しいっていうことを、The100を見ていると思うんじゃないでしょうか。

人類の存続がかかっている状況は、どうやらシーズン4で悪化するようです。

シーズン3では、空の民がある危機に陥ります。

そんな状況でも、空の民たちの間で勢力争いが発生してしまうんです。

たぶんリアルで、こういう状況になればドラマで描かれるような勢力争いは実際に起こりそうですよね。

SFドラマですが、そんなことを思ったりしました。

シーズン3の突っ込みどころ(総帥のゴタゴタとか)

驚く人
シーズン3でも、それはちょっと強引すぎるんじゃないの?っていうシーンが、いくつかありました。

まずこれ。

シーズン3では、氷の国っていう新たな勢力が登場します。そして、クラークたち空の民と、いろいろとあった総帥の勢力の本拠地も登場します。

いろいろあって、氷の国の王子と総帥が決闘となるんですが、その結末が「え~」っていう感じでした。

まあたしかに、そうできないことはないけど、氷の国の女王が無防備すぎるし、決闘の意味は?っていう展開。

この決闘の前に、クラークと氷の国の王子とが結託していたふうなやりとりがあったように思いますが、詳しくは描写されていなかったので、なんだか唐突な感じでした。

次はこれ

グラウンダーの総帥には魂の番人っていう人がいて、代々の総帥のアドバイザー的な役割をする人がいます。

この人が、クラークともめてあることをするんですが、その後の魂の番人が、なんだか総帥にそんなことしておいて、あんまり動揺していない様子だったのが、なんだかなって感じでした。

この前に、魂の番人が総帥のことを、かなりべた褒めしていたので、そんなに思い入れがあった総帥なのに、なんでそんなに平気そうなの?って思ったものです。

ですが、これは魂の番人なのだから、自分の気持ちをぐっと抑えていたということなのでしょう。

次はこれ

モンティが、ある人を銃で撃ってしまいます。

銃を持っていて、さらにモンティにとって、ああいう人物なのに、いくら焦っていたといっても、これまた唐突すぎない?なんて思ってしまいました。

ある人とモンティとの距離は近かったし、銃で撃つ以外の殴るとか、飛びかかるとかってできたんじゃないかって思ってしまいました。

次はこれ

とある出来事があって、モンティがお腹のあたりを刺されるんですが、その直後に、けっこうな速度で走るんですよね。

モンティ、かなり身体丈夫なんだなって思ってしまいました。

The100は、こんな感じで刺されたり撃たれたりしても、その後、そのダメージが、あんまりなかったみたいな感じで動き回ることがあるんですよね。

人よっては、すぐに即死してドラマから退場なんてシーンもあるわけですが。

以上、The100 シーズン3の突っ込みどころでした。

The100は、こんなふうに脚本のために、多少強引なストーリー進行をする場合があったりします。

でも、全体的なストーリー展開はドラマとして面白いんですよね。

ですので、突っ込みつつ楽しむっていうのがThe100っていうドラマの楽しみ方だと思います。

ストーリーのダイナミズム。見応えある脚本

チップ
The100は、細かい突っ込みどころはありますが、ストーリーは見応えあるものになっています。

シーズン1では、宇宙から地球に若者たちが降りてきて、どういう展開になるのかと思いました。

シーズン3になって、いくつかの線がつながっできて、面白さが増しています。

The100がマンガ化されたら、かなりいい感じになりそうなストーリーですね。

こんな感じで、いい感じのストーリーになってきてます。

総帥が、まさかそういうふうになっているとはビックリでした。

シーズン3では、クラークの存在感が、ちょっと薄かったです。

the100は、クラークが活躍するほど面白くなるとおもいます。

だんだんと貫禄みたいなものがついてきてますね。

シーズン3では、見守っているだけのシーンが多かったですが、シーズン4では、活躍しそうなので楽しみです。

あと、シーズン3からは、これから主要キャラクターに、なっていきそうな人が登場します。

グラウンダーの総帥としての器があるっていう設定の人です。

こういう設定の人が、シーズン3の後半にちょっと出てきて、その後出番がなくなるということはないでしょう。

はたして、シーズン4になってから、クラークと、どう関わってくるか楽しみです!

マーフィーの成長と存在感

サバイバルする男性
シーズン3になって、グッとマーフィーの存在感が出てきました。

マーフィーの顔を見ると、いつもジェームズキャメロンの映画アバターを思い出すのは私だけでしょうか笑

それはさておき、シーズン3のマーフィーは、それまでのマーフィーと違っていました。

シーズン2までのマーフィーは、ただただふてくされている若者でしたが、シーズン3のマーフィーは、なにか自信みたいなものを感じます。

窮地に陥っても、なんとかできるっていうのを知っているという雰囲気をもつようになっています。

クラークとは、また違った頼りがいのある存在になってきていますね。

マーフィーは、シーズン2まで、いろいろと悲惨なめにあってきましたが、それを乗り越えてきました。

なので、たいていのピンチでも落ち着いて、この場を切り抜ける方法を考えることができるようになっているんですよね。

the100は、マーフィーみたいにキャラクターが変化していくのがいいですね。

ただの嫌なヤツだったマーフィーが、今後、おそらく頼りがいのある存在になっていかのではないでしょうか。

クラークのアドバイザーみたいな立ち位置になったりするかもしれません。

オクタヴィアのたくましさ

ナイフ
マーフィーと同じく、オクタヴィアもシーズン1のころと比べると、かなり成長と変化をしたキャラクターですよね。

ベラミーに守られる存在だったのが、グラウンダーのリンカーンらと出会ってから変わりました。

宇宙では、ずっと部屋の中にいて、さらに床下に隠れて育ったオクタヴィアは、その反動でグラウンダーみたいに身体を動かして大地を駆け巡ることに、すごく魅力を感じたのでしょう。

グラウンダーの師匠に鍛えられて、ずいぶんとたくましくなったオクタヴィアは、ベラミーに守られる必要がなくなり一人の女性として成長していきます。

そのためベラミーとも、だんだんと以前のような兄妹関係ではなくなってますよね。

オクタヴィアは、空の民とグラウンダーとの中間に位置するような存在になってきました。

リンカーンを通じて、今後、オクタヴィアの存在は空の民にとってグラウンダーとの重要な接点となっていくのでしょう。

マーフィーやクラーク、そしてオクタヴィアが、これからどういうふうに成長にしていくのか楽しみですね!

最終局面はAIアリーとの戦いでマトリックスみたいに

仮想世界
シーズン3は、人間VSAIとの戦いとなりました。

人工知能のアリーが人間を超合理的に支配しようとします。

それに対抗して、空の民たちが戦うわけですが、その戦いのなかでマトリックスっぽいことになってました。

AIアリーが作りだした「光の街」っていうのと関連した戦いです。

こういう展開って、マトリックス以降、いろんなドラマとか映画で登場するようになったとおもいます。

映画マトリックスが与えた影響って、ほんと大きかったんだなっておもいますね。

ウォシャウスキー姉妹は、マトリックス以降、マトリックスを、超えるものを生み出せていないような感じですが、マトリックスが、あまりに良かったので仕方がないんでしょう。

さて、AIアリーは、人間に幸福になれると言って、「鍵」というチップをのませます。

このチップ、AIアリーは、かなり用意していたみたいです。ドローンが、たくさん飛び交っているぐらいですから、なんらかの手段で用意したんでしょう。

シーズン2の最後のほうで登場した屋敷など、いったいアリーは、どうやって、これほどの設備を地球上で用意したのか気になるところです。

チップを飲んだ人が、ジャハ以前にもいて、その人たちがドローンなどをアリーに命令されて作ったとか、そういうことなのかも。

AIアリーは、ステーションにいたある女性が開発したというエピソードがあります。

シーズン3では、AIアリーは、ああいうことになるわけですが、これでAIが登場しなくなるかというと、そうではないでしょう。

シーズン4以降も、ストーリーに関わってくるような気がします。

AIアリーが人間にチップを飲ませると、その人間は過去の辛い記憶やからだの痛みを忘れさせることができます。

こういう状態は、ある意味幸せでもあるわけです。

映画マトリックスでも、同じようなことが出てきます。

それは、エージェントスミスがモーフィアスからザイオンに入るためのパスワードみたいなのを聞き出そうとしているシーンの時。

スミスは、最初の仮想世界は、人間たちに幸福だけを与え、苦しみのない世界を作り上げたのに、その世界は崩壊してしまったという話をします。

the100 でも、AIアリーが人間に幸福を与えようとするわけですが人間は抵抗します。

なぜなら苦しみを感じなくなる代わりに、記憶と、それに関連する感情を失ってしまうからです。

人間は、苦しみから解放されたいと願っているのに、なぜチップを飲むことに人間が抵抗するのかAIには理解できないことだったのでしょう。

それでも人類を救うことが目的であるAIアリーは、強制的に人類を支配下に置いてでも計画を進めるという選択をしたのではないでしょうか。

人間が自分を自分であると認識するには記憶がないといけないってことなんでしょうね。

チップを飲んだ人々のなかには、自我を失ったようになっていましたよね。

人間にとって、幸せや苦しみってなんなのか。

それはただの記憶でしかないとAIアリーは結論づけたのかもしれません。

シーズン4は、新たな展開になる?

地球
シーズン3終盤、地球上で起ころうとしているある事実がAIアリーによって明かされます。

その事実は、人類に影響があることです。

この事実が、AIアリーが強引に人間たちを支配しようとした理由となるわけです。

救う方法が、マトリックスだったということなんでしょう。

シーズン4では、このあきらかにされた事実(まだ本当のことなのかは分からない。AIアリーがクラークに告げただけだから)に人類がどう立ち向かうのかっていうのがメインテーマになっていくのでしょう。

おそらく人類同士で争っている場合じゃないっていうあたりがストーリーの核になりそうです。

しかし、こういう事態になった原因がシーズン3では語られませんでした。

シーズン4で、こういう事態になった原因も分かるのでしょう。

シーズン3までは、空の民とグラウンダーやマウンテンマンとの争いが主なストーリーでしたが、シーズン4では敵との戦いというより、いかに協力するのかっていうのが主なストーリーになりそうですね。

シーズン3ではグラウンダーの総帥には目的があるっていうのが分かりました。

たぶん、総帥の目的と、シーズン4で主要テーマとなる事が関わってきそうです。

まとめ

地上
シーズン3は、ほぼAIアリーとの戦いでした。

シーズン1からの伏線を大きく回収した形です。

シーズン3で分かったのは、地球には空の民が考えていたより多くの人間がいるっていう事。

氷の民っていうのが出てきましたが、今後、もっといろんな勢力が登場しそうです。

the100は、長く続くドラマになりそうです。

ストーリーにダイナミズムがあるし、それぞれのキャラクターが成長して変わっていくとこも面白いです。

ツッコミどころがたまにあるドラマですが、そこも含めて楽しめるドラマって、けっこう珍しいとおもいます。

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