
NETFLIXドラマの「メシア」シーズン1って面白いのかな。
という人のためにNETFLIXで「メシア」シーズン1を全話観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
このNETFLIXドラマ「メシア」シーズン1の感想記事を読んでいただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、NETFLIXドラマ「メシア」シーズン1を観るかどうか参考にしていただけたら、つまらない海外ドラマを観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
カルト宗教を扱った物語が観たい人や、気軽に観れるドラマを観たい気分の人にはオススメしません。
それではNETFLIXドラマ「メシア」シーズン1のあらすじ、キャスト、ネタバレあり感想をどうぞ!
NETFLIXドラマ「メシア」シーズン1あらすじ
中東地域に1人の男が現れても街の危機を救った。
男は街頭で演説をしていたが、聴衆の1人の少年が銃撃されてしまう。
ところが少年は無事なのだった。
男が奇跡を起こしたと騒ぎになるが、忽然と姿を消してしまった。
その男のことを人々はアル・マスィーフと呼ぶようになる。
はたしてアル・マスィーフは本物のメシアなのか偽物なのか。
キャスト
アル・マスィーフ/メシア(メディ・デビ)
謎の男。メシア(救世主)のような行動と言動を行う。奇跡も起こす。
エヴァ・ゲラー(ミシェル・モナハン)
CIA局員。群衆を動かす影響力を持つアル・マスィーフを監視する。
ミシェル・モナハンは「ミッションインポッシブル ローグネイション」などに出演しています。
アヴィラム(トメル・シスレー)
イスラエルの諜報員。アル・マスィーフのことを、まったく信じていない。
フェリックス・イゲロ(ジョン・オーティス)
アメリカの小さな教会の神父。アル・マスィーフと出会い彼を救世主と信じる。
「世界にひとつのプレイブック」や「キングコング: 髑髏島の巨神」などに出演しています。
レベッカ・イゲロ(ステファニア・ラヴィー・オーウェン)
フェリックスの娘。小さな街から出ていきたいと願っている。アル・マスィーフが現れたことで変化が訪れる。
感想(途中からネタバレあり)
「ここからはネタバレありです。」と書いているとこからネタバレありです。
現代に信憑性のあるメシア(キリスト?)が復活したらアメリカ社会はどうなるのかの実験的ドラマっぽい

NETFLIXドラマの「メシア」の予告動画を観ていて面白そうなのでシーズン1観てみました。
かなり面白いですね。
アメリカと中東エリアを中心にメシアを巡る物語が展開されていきます。
アメリカと中東って、日本とは違って信仰というものが大きな影響を与えていることがハッキリと分かる社会ですよね。
そんな社会にもしメシア(救世主)が現れたらどうなるのかを、NETFLIXドラマ「メシア」では描いています。
様々な登場人物がメシアの周りに集まってくるんですね。
そんな登場人物たちの人生模様も、NETFLIXドラマ「メシア」の見どころの1つです。
カルト宗教ものと違って、説得力ある描写でみんなが信じ始める物語
メシア(救世主)のような言動を行う者を扱うドラマや映画って、
など、どこか怪しい人物として描かれるのが定番。
一部の熱狂的信者に囲まれてカルト化して悲惨な末路になるというのが、お決まりのパターンかと思います。
しかし、NETFLIXドラマ「メシア」の主人公アル・マスィーフはメシアとして信憑性が高く言動や行動が一切ぶれないので、多くの人が「本物の救世主」と感じるようになっていくとこが違います。
あといわゆる「奇跡」も起こします。
そのような「もしかして本物の救世主かもしれない」という人々の思いが、世の中を動かしていくのが見応えありますね。
ここからはネタバレありです。
「信仰」が大統領をも動かす可能性があることを示唆してるのかな。

アメリカ社会における「信仰」というものがどういうものなのか。
そのことがよく分かるのがドラマでした。
信仰には大統領をも動かす力があるってことなんでしょう。
アメリカ大統領をも動かす「信仰心」
アル・マスィーフが海外に駐屯している米軍を引くように大統領に言うという場面があります。
メシアかもしれないと思われていても、ただの一般人にすぎないアル・マスィーフの言うことをアメリカ大統領が聞くとは思えないですよね。
ところが大統領は信仰心が厚い人物。
大統領は本気で米軍撤退を考え始め、ついに決断を下します。

アメリカという大国のリーダーである大統領が、メシアかもしれないけどただの一般人のアル・マスィーフの言葉に動かされるなんてリアルじゃありえない。
って思いますよね。
でも、リアルで本当にアル・マスィーフみたいなメシア(救世主)の信憑性が高い人物が出現したら、アメリカでは信仰の影響が強いために大統領さえも動かす可能性があるのかもしれません。
アメリカでも信仰心の厚い人と薄い人はいると思うんですが、日本と違って宗教への意識がだいぶ違うのかもしれませんね。
先の展開がどうなるのかまったく予想できないので見応えあるドラマ

NETFLIXドラマ「メシア」はエピソード1から先のストーリー展開が予想できないので、すごく見応えがあります。
海外ドラマとか映画観まくっていると

あ、この展開だとこの先のストーリーはこうなりそう
と分かってしまうことがありますよね。
お約束を楽しむようなドラマだといいんですが、そうじゃないと「やっぱり、こういう展開になるのか。」と残念な気持ちになることがあります。
NETFLIXドラマ「メシア」は、アル・マスィーフがどういう目的を持ってるのか不明だし謎が多く、カルト宗教もの物語でもないのでストーリー展開が分からないんですね。
昔ヒットした海外ドラマ「LOST」みたいな感じです。謎だらけみたいな。
メシアの正体はなんなのかという謎があるので面白い。

主人公のアル・マスィーフは中東で人々を救ったことになり、それからメシア(救世主)のような行動・言動を行なっていきます。
メシア(救世主)みたいなことしてると、どこかでブレたりボロが出そうなものですがアル・マスィーフはそうはなりません。
アル・マスィーフが本物のメシアだろうと偽物であろうと、人の心をつかむ話しをするんです。
誘惑が効かないアル・マスィーフ。誘惑されるどころか相手を癒す。
たとえば、ある政府の高官がアル・マスィーフのもとに娼婦を送り込むというシーンがあります。
アル・マスィーフと娼婦がそういう行為をしたことをスキャンダルにして、世論をアル・マスィーフの不利な状況になるよう誘導しようとしたんですね。
しかし、アル・マスィーフはやってきた娼婦の正体を言い当て、娼婦の境遇に共感しその言葉によって癒しを与えるんです。
アル・マスィーフのことを疑っていた人々は、マスィーフと話すとほとんどの人が癒されたり感動したりして「本物だ。」と思ったり、自分の心の深い部分に触れられた感じになるんですね。
本物のメシアなのかと思いはじめると、偽物じゃないかというシーンが出てくる
ところが、ストーリーが進むとアル・マスィーフの本名とか手品・イリュージョンが得意らしいことが判明していきます。
イリュージョンとは、大掛かりな手品みたいなものですね。
そのことをアル・マスィーフに指摘しても、本人は一切ブレることなくメシアらしい言動や行動を続けます。
視聴者はアル・マスィーフがメシアとして本物なのか偽物なのか分からなくなり謎が深くなっていくという面白さがあるんですね。
シーズン2が楽しみ。

もしシーズン2が制作されるなら、非常に楽しみです。
どんな世界を見せてくれるのか。
「メシア」シーズン2制作される可能性は高いと思います。
理由は2つ。
この2つの理由からシーズン2制作される可能性は高そうですね。
ただ宗教というデリケートなことがテーマになってるので制作しようと思っても…ということはあるかも。
しかし、あのNETFLIXですからシーズン2制作決定したら、よほどのことがない限り大丈夫でしょう。
シーズン2あるなら、いよいよアル・マスィーフがダイナミックに世界を動かしていくことになりそうです。
歴史if物語となっていきそうですね。
・・・と書いていたんですが、「メシア」シーズン2はキャンセルとなってしまいました(涙)
理由として考えられるのは、
といったところでしょうか。
NETFLIXドラマ「メシア」シーズン1ネタバレあり感想まとめ
ということで、NETFLIXドラマの「メシア」シーズン1のネタバレありの感想でした。
まとめると、
といったところです。
NETFLIXドラマ「メシア」は、現代にメシア(救世主)がよみがえったら世界はどうなるのかということを、なるべくリアル志向に描いていることで見応えあるドラマになっていますね。
宗教な関心がなくても、謎設定もあって面白く観れるようになってますよ。
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