落書きの犯人が誰なのかと調査が進むにつれて、学校に関わる人々の他人に対するレッテル貼りが浮き彫りになっていくドラマです。
学校の闇の部分も明らかになっていきます。
シーズン1の前半は笑ってしまうことが多かったですが後半になるとシリアスになっていきます。
シーズン1の最後が、ああいうふうに終わったのは残念でした。
シーズン2に続けるためなのか分かりませんが、もっと違う形のラストが観たかったです。
シーズン1前半は笑えたりして面白いので、コメディ風なドキュメンタリーを観たい人にはオススメです。
それでは評価や感想を書いていきます。
ハノーバー高校落書き事件簿 シーズン1を観るかどうか迷っている人は、このドラマが自分に合っているかどうかが分かるでしょう。
「ハノーバー高校落書き事件簿 シーズン1」は、こういう人におすすめ
- 探偵ドラマや映画が好きな人
- 学園ものが好きな人
- 一風変わったドラマが観たい人
予告編
あらすじ
ある日、学校職員専用の駐車場に置かれていた車27台に卑猥な落書きがされた。誰が犯人なのか。放送部二人のドキュメンタリー製作によって犯人を追求していくのだが。
原題はAmerican Vandalになっています。この現代を訳すと「アメリカを荒らす者たち」になるようです。
主要キャスト
ピーター(タイラー・アルバレジ)
放送部のメンバーの一人。真犯人追及のためのドキュメンタリーを製作する。
サム(グリフィン・グラック)
ピーターと共にドキュメンタリーを製作する。
ディラン(ジミー・タトロ)
落書きの犯人ではないかと疑われる。普段の行いが悪いために先生からも生徒からも信用されていない。
感想・評価
なるべくネタバレなし
生徒二人の事件調査がすごい
事件の真相を明らかにするために放送部の二人がドキュメンタリーを撮影しはじめます。
面白いのはドラマの映像が、その生徒二人が撮影している映像なのかドラマとしての映像なのかあいまいな部分があるところ。
生徒たちにインタビューしているシーンが、たくさん出てくるんですが、ほぼこの二人の生徒のドキュメンタリーの映像なんです。
インタビューで、生徒が顏出しでディランはバカなやつとか言ってるのって、かなり大胆です。
こうして堂々と顏出しで自分の意見を言うって日本ではあまりないですよね。
ドキュメンタリー製作をしている生徒二人が事件の推理をしていくところが面白いです。
バカらしいようなことでも大真面目にCGでの再現検証映像で真実を明らかにしようとするシーンは笑ってしまいます。
いい加減に遊びで調査しているんではなく、ほんとに真面目に検証・調査しているので、笑ってはいけないみたいな面白さがあります。
犯人は…え?これで終わり?というラストだった。
序盤の面白さから後半の学校の闇が浮かび上がってくるシリアスな流れがあり、最後になるほど…それでか…とか、なんだと!という衝撃とかを期待していたんですが。
物足りない感じでした。
あくまで問題提起という形にしたかったのか、それともシーズン2に続けるためなのかわかりません。
現代の学校の先生と生徒の関係とかの問題みたいなのを提示したかったとかでしょうか。
調べてみたら、シーズン2が決定していました!
シーズン2のストーリーは、はたしてどうなるのでしょうか。
別の事件になるのか、シーズン1.からの続きになるのか楽しみにしておきたいです。
シーズン1のラストがあんな感じだったのでシーズン2は、もしかしたらシーズン1よりもシリアス寄りの作風になっていきそうです。
モキュメンタリー作品(実話じゃないです)
モキュメンタリーとは、フェイクのドキュメンタリーのことです。
日本だと山田孝之の東京都北区赤羽が話題になりました。
ハノーバー高校落書き事件簿はアメリカで話題になったようです。
視聴者のなかにはドラマの事件は実際にあった出来事だと思う人もいたようです。
それだけよくできたモキュメンタリーってことでしょう。
ディラン役の人が、ほんとにこういうおふざけばかりしている高校生そのまんまという感じの演技をしていたので、ほんとにあった事件を追跡したドキュメンタリーと思った人がいたのかもしれないですね。
学校にモーニングショーがあるのがすごい
なんと放送部のメンバーが、けっこう本格的なモーニングショーをやっているんです。
学校にスタジオがあり、そこで収録しています。
さすがアメリカという感じがしました。
こういう放送部を経験した生徒が将来報道とかテレビ関係で働くようになったりしているのかもしれないですね。
スタジオがあるような放送部って実際にアメリカにあるのでしょう。
ディランが自分が周囲からどう思われているのか知ってショックを受けていたのが意外だった
ディランみたいな、いわゆる問題児というのは世界中の学校にいるのでしょう。
ディランは、根はいいやつなんですが、ふざけることで先生も含めてみんなに注目されたいという考えが無意識にあるということなんでしょう。
その証拠にディランが自分についてドキュメンタリーのインタビューで生徒が話しているのを聞いてショックを受けていました。
もし、学校なんてどうでもいいと心底思っているなら、学校の先生や生徒が自分のことをなんと言おうとも気にならないですよね。
学校の生徒がインタビューでディランのことをどう言っていたのかはドラマを観てみてください。
ディラン役のジミー・タトロは本物のユーチューバー
ドラマのなかのディランはバカ動画をアップロードしているユーチューバーですが、ディラン役のジミー・タトロは、なんとリアルでもユーチューバーなんです。
ジミー・タトロのyutubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/user/LifeAccordingToJimmy
チャンネル登録者数は驚きの290万人超え!
動画をちょっと見てみましたが、おバカ動画ではなくて、なにやらちょっとしたドラマっぽいのを作っているみたいです。なんか本格的でした。
ユーチューバーとして活躍して有名になり、さらにはドラマにも出演するようになったってことなんでしょうか。すごいですね。
まとめ
ハノーバー高校落書き事件簿、ラスト以外は、だいたい面白かったです。
ずっと事件の真相を検証するストーリーが続くので、途中で飽きてしまう人もいるでしょう。
私も途中で飽きそうになりましたが、新事実が明らかになると興味が出てきて続けて視聴できました。
ラストがああいう感じでしたが、シーズン2が決定しているのでシーズン1での課題が明らかになり、なるほどとなんともいえない気持ちになりたいです。
とりあえずシーズン2に期待したいですね。
シーズン2の予告編がyoutubeでアップされていました。
これ観ただけだと、シーズン2がどういうストーリになるのか分かりませんね。
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