映画ラッキー感想。よかった。ハリーディーンスタントン本人を描いた死の受容の物語

ヒューマンドラマ系ムービー
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映画「ラッキー」って面白いのかな?

という人のためにAmazonプライムビデオで映画「ラッキー」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。

この映画「ラッキー」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。

ですので、映画「ラッキー」を観るかどうかこの記事を参考にしていただければ、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。

ひとこと感想&評価(5点満点)

映画「ラッキー」おすすめの人
  • 死について真剣に考えたい人
  • ハリーディーンスタントン好きな人
  • なにげない日常だけど見入ってしまう映画を見たい人

死について考える気分じゃない人や、淡々としてる映画が苦手な人にはオススメしません。

それでは映画「ラッキー」の予告編動画・あらすじ、監督・キャスト、感想をどうぞ!

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予告編動画・あらすじ

映画『ラッキー』予告編

ラッキーと呼ばれる90歳のじいさんがいた。

ラッキーは90歳だけれど健康で毎日歩き、顔見知りたちとたわいもない会話をかわす日々。

そんな日々のなか、あるときラッキーは倒れてしまう。

そのときからラッキーは自分の死を考えるようになるのだった。

監督・キャスト

監督ジョン・キャロル・リンチ

ラッキー(ハリー・ディーン・スタントン)
90歳のおじいさん。健康で元気だがある日倒れてしまう。

ハワード(デヴィッド・リンチ)
ラッキーが通う酒場の常連。ラッキーとの会話を楽しんでいる。

感想

ストーリーには触れていませんが、起こる出来事についてはちょっとネタバレしています。

「死」と向き合うリアルな主人公の心情が胸にせまる


ラッキー(字幕版)(Amazonプライムビデオへ)

主人公のラッキーは自分ではまだ元気だと思っていたけれど、ある日倒れたことにより自分の身に迫りくるリアルな”死”を意識せざるを得なくなってきます。

映画だからといって、

  • 劇的な展開
  • 泣ける感動

があるわけでもなく、ただただラッキーが住むアメリカの静かな日常風景があるだけ。

この静かさがリアルなんですよね。

自分が生きていようが死のうが、そこにある風景はただ静かにあるだけでなにも変わらない。

映画後半、いつもラッキーが歩く様子を映していたシーンと同じ場所で、ラッキーがいない状態の風景がちらっとあります。

この静かな変化が一瞬ドキッとさせるものがあるんじゃないでしょうか。

たとえ自分に死が訪れようとしていると自覚するようになっても、目の前にある自分が見ている”リアル”はなにも変わらないんですよね。

そんなことが映画「ラッキー」では感じられて、なんだか切なさと明るい気持ちが一緒になった気分になってきます。

ただの日常風景を描いているだけなのに見入ってしまう

散歩中のおじいさん

主人公ラッキーは、朝起きてから毎日することのルーティーンがあるんです。

運動していつものミルクみたいなの飲んで、出かけて喫茶店みたいなとこでクロスワードパズルをやって、商店でミルクを1つ買い…

というような日常シーンがあるだけ。

ちょっと奇妙だったり主人公の意味ありげなセリフだったりというアクセントはありますが、すごく淡々とした映画なんですね。

そんな淡々とした映画なのに、じっと見入ってしまう魅力があります

ただ”死ぬまで生きるだけ”という開き直りというか明るい気持ちにさせてくれる映画

元気なおじいさん

倒れて死が迫っていることを自覚してからの心の変化を追うストーリー。

そして映画終盤、主人公はある境地に達します。

べつに悟りを開いたとかではなく死を受け入れる心境になれたというか、そんな感じなんですね

個人的には、映画「ラッキー」が伝えたかったのは、

ただ死ぬまで生きるだけ

という気持ちでいればいいよということなのかなと思いました。

  • あと数センチぐらい自分がいる位置がずれていたらトラックにひかれていた男の話
  • 戦争のとき敵国側の女性が死を前にして、すごく澄んだ笑顔になっていた話

これらのエピソードが語られます。

主人公は90歳で健康なんだけど老衰により死を意識し始めるんですね。

先の2つのエピソードは、人間いつ死ぬかなんてたとえ若くても分からないということを暗示してるのでしょう。

若くして亡くなる人がいるなか、90歳まで生きてきた主人公ラッキーは、まさにラッキーだと考えることもできます

しかもラッキーは戦争に従軍しているのでリアルな死を多く体験してたはず。

自分の身に死が訪れつつあると自覚して暗い気持ちになったラッキーだけれど、映画終盤では受容して明るい気持ちになれたのかなと思います。

泣ける感動もの映画などは、死を悲しさを描くために利用するが映画「ラッキー」は正面から死と向き合う物語

笑顔のおじいさん

泣ける感動もの映画やドラマなど物語でよく使われる設定が、

  • 幼いころに両親を亡くした主人公
  • 病を抱える余命短い主人公

といった設定です。

そうした死に関わる運命を登場人物に設定して悲しみを演出する手法って多いですよね。

実話ものだと、「こういうことが本当にあったんだ」という重みがあります。

しかしフィクション(想像の産物)の場合、よく映画など見る人は「またか…」となってしまい素直に感動しなくなってきますよね

映画「ラッキー」が扱う”死”はリアル

映画「ラッキー」も死を扱う物語。

しかし、「ラッキー」は死の設定を利用して観客を感動させようとする安易さはありません

静かな映画だけれど、すごく死というものをリアルに描き出しているのではないかと思います。

世界中のどんな人にも、いつかは訪れる死。

普段は死を自分のこととして考えることはあんまりないと思いますが、実際に自分がもうすぐ死ぬんだという実感が出てきたときに、人はどうなるのか。

そこのところを突き付けてくる現実。

主人公はどう受容していったのか。

映画「ラッキー」は、そうした死の受容をテーマとしているのかもしれません。

そして映画タイトル「ラッキー」が、その受容の答えとなっていそうですね。

主演ハリー・ディーン・スタントンそのままの映画

調理師

映画「ラッキー」の主人公ラッキーは、主演のハリー・ディーン・スタントンそのものみたいです。

ハリー・ディーン・スタントンと主人公のラッキーの設定が、ほとんど同じみたいなんですね。

  • 90歳
  • 従軍している
  • 海軍で調理師してた

などなどが同じ。

なので劇中で主人公ラッキーが話していることって、ほぼ実体験からきていることなんでしょう。

ほとんど素で演じてたのかもしれません。

映画「ラッキー」はハリー・ディーン・スタントンその人を撮影するための映画だったと言えるのかも。

さらにハリー・ディーン・スタントン、映画「ラッキー」が公開された2017年に亡くなっていて遺作となっているんですね。

そう思うと、ますます映画「ラッキー」で描かれる死がリアルなものと感じられてきます。

映画「ラッキー」感想まとめ

ということで映画「ラッキー」の感想でした。

まとめると、

  • 「死」と向き合うリアルな主人公の心情が胸にせまる
  • ただの日常風景を描いているだけなのに見入ってしまう
  • ただ”死ぬまで生きるだけ”という開き直りというか明るい気持ちにさせてくれる映画
  • 主演ハリー・ディーン・スタントンそのままの映画

といったところです。

ハリー・ディーン・スタントン、90歳なんだけどものすごくシャキシャキと歩いているんですよね。

亡くなられたのも、おそらく老衰だったのかな。

高齢になっても、これぐらい元気でいたいものです。

よい映画でした

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