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「ブレッチリー・サークル」シーズン1感想。気軽に楽しめる連続殺人事件サスペンス物ドラマです。

調査 サスペンス系ドラマ

(※本ページはプロモーションが含まれています)

戦時中に暗号解読の仕事をしていた女性たちが、戦後、連続殺人鬼を捕まえるために暗号解読の技術を使うというストーリーが面白そうと思って観てみました。

シーズン1の話数は短くて全3話。

壮大な物語のドラマというわけではなくて、コンパクトにまとまったストーリーになっています。

今、観たいドラマがなくて短めで軽く楽しめるのを観たいなっていうときに最適なドラマでしょう。

暗号の仕事で培ったスキルを利用して犯人を追い詰めていく様子が面白かったです。

ただ、もうちょっと暗号部分の解説っぽいのがあると、もっと興味深く観ることができたかななんて思いました。

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こんな人におすすめ

  • 大作ドラマは休憩して面白いミニドラマをさらっと観たい人
  • netflixで埋もれている良質ドラマを観たい。
  • 女性が活躍するドラマを観たい人
  • データ分析とか暗号技術に興味がある人
  • 探偵物が好きな人

あらすじ

戦争中、ドイツ軍の動向を探るためにイギリスの女性たちが暗号解読の仕事をしていた。戦後、暗号解読の仕事をしていたスーザンは結婚して普通の生活を送っていたが、連続殺人事件が発生し、その犯人の行動をパターン解析するうちに、自分の能力を活かして犯人を見つけることができるのではないかと行動に出るのだった。

主要キャスト

スーザン(アンナ・マックスウェル・マーティン)
主人公。パターン解析を得意とする。連続殺人事件を調べている。

ミリー(レイチェル・スターリング)
スーザンと仲が良かった。連続殺人事件を調べることがきっかけとなりスーザンと久しぶりに再会することになった。

ジーン(ジュリー・グラハム)
戦時中、暗号解読の組織を仕切っていた人物。スーザンの上司だった。戦後になっても、政府関係などにコネを持っている。

ルーシー(ソフィー・ランドル)
優れた記憶力の持ち主。ルーシーは資料を完璧に覚えておくことができるので頼りにされている。

感想

なるべくネタバレなし。

普通の女性が事件を解決していく王道探偵ものサスペンスドラマ

探偵
ブレッチリー・サークルでメインになっている女性たちは、戦時中に暗号技術を使って優秀な働きをしていたので「普通」というと違和感がありますが、刑事でもない社会生活を送っている女性たちが、事件を解決していくっていうストーリーは、昔からよくある設定ですよね。

「素人探偵物」っていうジャンルになるみたいです。有名どころだと「ジェシカおばさんの事件簿」とかでしょうか。

暗号解読のスキルを持つ素人探偵たちが活躍します。

ドラマでは警察が捜査するわけですが、ドラマの中の時代は、たぶん第二次世界大戦が終わった戦後の時期のせいか、警察がみんな頼りないんです笑

科学捜査の技術は発展していなかったでしょうし、家探しして証拠物件を見つけることぐらいが決定打になるっていう時代なんでしょうね。

シーズン1で登場する連続殺人犯は頭がいいので、こういう警察の捜査手法では簡単に逃れることができてしまうというわけです。

そこで女性たちが警察には任せておけないと、暗号技術を駆使して犯人を追い詰めていくのが爽快なドラマになっています。

コンピュータが普及していない時代だからこその面白さ

アナログ
ブレッチリー・サークルの時代設定は第二次世界大戦後っぽいので、今みたいにコンピュータが普及していません。

そのために、暗号技術を使って調査するスーザンたちは、途方もないような作業もみんな手作業でします。

それで集めたデータを元に主人公であるスーザンがパターン解析をします。

調査のシーンは、だいたいがこんな感じなんですが、ここで重要なのがルーシーという登場人物。

ルーシーの才能っていうのが、たぶん「完全記憶」っていう能力をもつ人なんですね。

まるでコンピュータに保存して、いつでも取り出せるみたいにルーシーは抜群の記憶力を持っているっていうことになっています。

ドラマの中で、みんながルーシーに、これはどうだった?と聞くと、さっと答えるんです。

これが凄すぎ。

実際にこうした人はいるんだと思います。

もしメンバーの中にルーシーがいなかったら、どれだけスーザンのパターン解析能力がすぐれていたとしても、なかなか犯人まではたどり着かなかったんじゃないかと思います。

コンピュータが普及していなかった時代は紙に記録して整理することが重要だったと思いますが、もしかしたらルーシーみたいな完全記憶を持つ人が重宝されていたのかもしれませんね。

暗号解読がどういうものなのか、さりげない説明シーンが欲しかった。

難しい数学
ドラマの中で、スーザンが数学書を参考に、なにやら難しい計算をするっていうシーンがあります。

暗号解読のスペシャリストともなると、数学が得意じゃないといけないのでしょう。

数学に秀でている視聴者なら、「ああ、あれか」みたいに分かるのかもしれませんが、私は「なにか凄そうなことしているな。」ぐらいしか分からなかったです。

もうちょっと、このあたりのスーザンのパターン解析の過程なんかを分かりやすく説明してもらえるさりげないシーンなんかがあると、暗号技術って、こうなってるんだ~とかって楽しめたかなと思います。

暗号って奥が深いですよね。

暗号についてだけの内容で一冊の本が書けるぐらいですから。

こんなのとか

現代のインターネット技術にも暗号は様々なところで活かされているみたいです。

海外ドラマ「ブレッチリー・サークル」で登場する女性たちは昔、暗号解析の仕事をしていたということです。

おそらくブレッチリー・パークというところで働いていたのではないでしょうか。

ブレッチリー・パークはエニグマという解読不可能と言われていた暗号を解読したアラン・チューリングが働いていた場所。

アラン・チューリングの半生を描いた映画も良かったですね。

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危険と分かっていても、自分の技術を活かしたいという思い

家事をする女性
主人公のスーザンは、パターン解析に自信があって戦時中も、自分のその能力を役立てています。

こうした女性が家庭のなかに収まって、毎日子供の相手とか料理作ってるだけってなると、だんだんと、もっと自分の能力を活かしたことがしたいって思うようになってくるものなんでしょう。

スーザンは、昔パターン解析にのめり込んでいたので、そういうことをしなくてもよくなっても、どうしてもいろんな事象をパターン解析してしまうんだと思います。

こういう気持ちって分かります。

それで、女性たちが次々に殺害されるという事件のニュースを聞くたびに、スーザンはパターン解析していったのでしょう。

こういう自分の能力を活かしたことをしたいっていう思いって、女性に限らず誰もが持っている気持ちではないでしょうか。

スーザンが、どうしてもパターン解析してしまうっていう一連のシーンは、スーザンの気持ちがよく表れていてよかったです。

第二次世界大戦が終わったころというと、おそらく優れたスキルを持っている女性であっても、その能力を活かすことをしなかったっていう女性が大勢いたのでしょうね。

まとめ

映画
ブレッチリー・サークル、シーズン1は、全部で3話だけだし気軽に楽しむことができました。

連続殺人鬼もののドラマを気軽に楽しむっていうのも、なんだか変ですが、まあドラマってそういうものですよね笑

ドラマとか映画で連続殺人鬼がよく題材になるのは、推理することの面白さとかサスペンス的な怖さなんかの要素があって制作しやすいのかもしれないからなのかも。

シーズン2もあるので、今度は暗号解読の技術が、もっと掘り下げられているといいなって思います。

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