私はニコニコ動画をよく観るんですが、「けものフレンズ」っていうのが、なにかと話題になっていたので試しに観てみることにしました。
観てみるとびっくり。
大人が見ても面白い部分があるアニメだと思います。
SF的要素があることや、人間が生きることの根源に触れるような描写や、生き生きとしたキャラクターなどがあり、楽しめました。
第1話はニコニコなどで観ることができるので、なんとなく興味があるけれど、まだ観ていない人は、ぜひ見てみましょう。
それでは、けものフレンズ シーズン1のレビューをしていきます。視聴するかどうが参考にしてください。
けものフレンズは、こういう人におすすめ
- 会社・学校とかの社会生活で、人間関係などの悩みがある人
- なんだか自分の人生つまらないかもって思っている人
- 心がほんわかして休まる作品を観たい人
- 動物好きな人
- 子供のころ、毎日が楽しかった日々の気持ちを思い出したい人
主要キャラクター
サーバル
最初にかばんと遭遇したフレンズ(擬人化した動物)
かばん
自分がどういう動物なのか分かっていない。
ボス(ラッキービースト)
フレンズたちがいるエリアの管理人のような役割を担うロボット?
アライグマ
ある理由がありフェネックとともにかばんとサーバルを追いかける。
カワウソ
川の側でかばんやサーバルと会う。いつも遊んでいる。
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=5oyHDHq-A2c
あらすじ
サーバルがサバンナの木の上で休んでいると、何かが動く気配がした。サーバルは、その動く者と狩りごっこをしようと追いかけた。その後なんだかんだありサーバルは、かばんが何の動物なのか「図書館」に一緒に探しに行くことになるのだが…。
感想・評価
なるべくネタバレなし。
リアルの動物の習性とか特徴がキャラクターに反映されている
たとえばサーバルやアライグマ、フェネック、トキ、アルパカなどなど。
ツチノコなんて、たぶん想像上の生物まで擬人化して登場しています笑
擬人化するだけでなく、実際の動物の習性を反映した行動とかをキャラクターたちがするんですね。
これが面白いなって思いました。
たとえばアルパカはカフェを開いています。しかし、一人もお客が来ないことで悩んでいます。
そこにサーバルやかばんちゃん、トキが訪れるんですが、カフェが目的のお客じゃないと分かるとアルパカがある行為をします。
この行為には笑ってしまいました。
なんでこういうことするんだろうって思ったら、この行為はアルパカの習性なんですね。
アルパカの、この習性を知らない人が、このシーンを観たら「なんでそんなことするんだろ?」って、すごく不思議に思うでしょう。
こういった感じで、実際の動物の習性が演出に反映されているとこがいいなって思いました。
生きることの楽しさの根源に触れていて大人から子供まで楽しめる
けものフレンズを見ていると、この世界は興味深いものがたくさんあって楽しいものなんだということを教えてくれているように思えます。
フレンズ(擬人化した動物)たちは、目の前の世界を素直に見て楽しく過ごしているんです。
サーバルが、なんでもやってみようとしたり、カワウソがちょっとしたこたとでも遊びにしたり、アライグマがとことん全力だったりなとなどのシーンを見ていると心がほぐれてくる感じがします。
この現実世界で、鬱屈しているとか生きにくいと思ってしまっている人ほど、けものフレンズを見ると心の底に響くものがあるのではないでしょうか。
幸せの基準って、自分がどう思うかどうかだけって言われることがありますよね。
けものフレンズを見ると、自分の幸せの基準が少し明るいものに変わるかもしれないと思わせてくれるストーリーとなっています。
何が面白いかというと、かわいい雰囲気にSFがあるというギャップがあるところ
「けものフレンズ」は、かわいいとかほんわかするっていうストーリーだけでなく、舞台となっている「パーク」についての謎や「人」についての謎など、SF的な部分があります。
シーズン1では、このあたりの謎が提示されていくだけなんですが、それでも興味深く観ることができました。
すごいなって思ったのはミライさんという人が出てくるところ。
ボス(ラッキービースト)というロボットみたいなパークの案内役がいて、そのボスが、なんらかのきっかけがあって映像を投影するというシーンがあります。
その投影される映像には、ミライというおそらく過去のパークの人間のガイドみたいな人がいろいろと話す様子が映っています。
この映像に、あるフレンズも映っていることがあるんですが、この演出には鳥肌が立ちました。
ぜひ、このあたりのシーンを観てほしいななんて思います。
このときにサーバルが、ああいうふうになるところなんて、すごくSFらしい泣けてしまうシーンです。
シーズン2(第2期)が、はたしてどういうふうになるのか未定(2017年11がつ現在)ですが制作されないっていうことはなさそうですからSF的な展開も期待したいですね。
キャラクターが、すごくかわいい
アニメ好きな人だけでなく女性や子どもにも人気がでそうって思うようなキャラクターデザインになっています。
キャラクターデザインは、吉崎観音という方がされています。
コミックもあります。
このデザインを元にしてアニメの3Dキャラクターが作られたっていうことなんでしょう。
サーバルとかフェネックの大きい耳が動くとこなんか、かわいらしいです。
フレンズが着ている服の色使いがきれい。
あとデザインでいいなって思ったのは、キャラクターの服などの色使いです。
アライグマの服のあの青と紫の中間みたいな色、すごくいい色だなって思います。
薄紫色っていうみたいです。
トキの赤色が薄くなっているような色合いもいいなって思います。
アニメのなかでもラッキービーストが解説してますが、トキ色というのだそうです。
フレンズの話し方が面白くて楽しめた。
セリフの話し方がいいなっていうキャラクターが、ちらほらいます。
アルパカとトキとサーバルの話し方が、特に良かったです。
アルパカは、田舎のなまりのある話し方みたいになっています。
なまりがあって素朴なんですよね。
そんなアルパカが、かばんがあることをして空の上から喜ぶというシーンがあります。
そのときのアルパカの喜び方が、なんともいえず心の底から喜んでいる感じなんです。
声優の演技力がすごいのでしょう。
観ているこちらまでうれしくなるような、それでいてホロリとするような、そんな感動がありました。
こういったシーンで、ニコニコ動画で「尊い」というコメントが流れたりします。
ほんと「尊い(とうとい)」っていう言葉がぴったりです。
サーバルの話し方もいいなって思います。
なんでも興味をもってやってみるとこもいいですね。
サーバルに元気をもらえるような気がする。そんな雰囲気を持ってるキャラクターではないでしょうか。
他にも、いろんなキャラクターが出てきて飽きないですね。
私の場合、スナネコがお気に入りです。
スナネコの、あのきょとんとした雰囲気がいいなって思います。
BGMの入るタイミングがいい
いろんなBGMが使われていますが、その使われ方のタイミングが、すごくいいです。
けものフレンズは、「かわいい」「たのしい」だけでなくSF的な謎もあります。
そのSFっぽいシーンに入るときに、すっと不穏さを感じさせる曲が流れるんです。
直前まで楽しい雰囲気だったのが、なにやら謎めいたシーンに切り替わっていきます。
そのときのギャップが、なんともいえない不思議さを、さらに引き立てています。
デフォルメされたかわいいキャラクターたちが、わいわいやっているところに、す~っと忍び寄るようにSF的要素が差し込まれるっていう演出がすごいです。
このときに流れる曲と流れるタイミングが、この不思議な雰囲気を作り出すことに大きく貢献しています。
普段アニメを観ない人でも楽しめる面白さがある魅力的な作品
アニメを普段見ているわけではないんだけれど、けものフレンズにはハマったっていう人、けっこう多そうです。
お笑い芸人とか脳科学者が「けものフレンズ」に言及してたりしてて、気になってた人が試しに見てみて、なんだかよく分からないけれど妙に気になってしまう・・・そして、いつの間にか楽しいなってなっているのではないでしょうか。
どこかのレビューで50代の人が「けものフレンズ」にハマったっていうのがありましたね。
なぜこうなるのかっていうと、やはり、けものフレンズのキャラクターたちの尊さが格別だからではないでしょうか。
忘れていた心の声のことを思い出させてくれるとか、子どものころの感覚がふとよみがえるとか、そういう心の奥深くに触れるものがあります。
だからこそ大人でも心動かされる部分があるのでしょう。
あとは、かわいいアニメーションなのにSFな舞台設定があるっていうギャップ感も、面白さにつながっているでしょう。
ニコニコ動画で観るのが圧倒的に楽しい
けものフレンズシーズン1はいろんなところで配信されています。
私が視聴をオススメしたいのはニコニコ動画です。
ニコニコ動画は画面にコメントが横に流れるシステムになっています。
このコメントを見ながらの視聴だと、けものフレンズが、さらに楽しくなります。
さらに、ただ言葉が流れるだけでなく職人と呼ばれる人たちがコメントの特殊機能みたいなのを使って、たとえば壁にヒビを入れてみたり、キャラクターに帽子をかぶせてみたりなんてこともあります。
もしコメントを観たくなければオフにすることができます。
第一話はすから興味を持たれた方は、ちょっと見てみてもいいんじゃないでしょうか。
面白くない、つまらないってなる人もいるでしょうし、なんだか面白いぞってなる人もいるでしょう。
まとめ
ということで「けものフレンズ」シーズン1(第一期)を観てみたら思ってた以上に面白かったです。
子供から大人まで楽しめるアニメでしょう。
子供は、サーバルとかばんが旅をして、かわいらしい動物たちと出会い、いろいろな出来事があるのを観ているだけでも楽しいって思うでしょう。
けものフレンズって、かばんとサーバルのロードムービーになっていますよね。
大人は、謎な部分に興味が湧くでしょうし、フレンズたちの尊さに心動かされることがあるでしょう。
親が見て子供にも見せたら、子どももハマったとかっていうことがあるようです。
各キャラクターのことを、まだまだ書こうかと思いましたが字数が多くなってきたので、このあたりにしておきます。
博士と助手のフクロウコンビとかキタキツネとギンキツネのコンビとか、まだまだ擬人化した動物(フレンズ)が、たくさんいます。
たつき監督がどうなるかとか、シーズン2(第二期)がどうなるのかとか、今の時点(2017年11月)では、はっきりとしたことが分からない状況ですが期待はしてみたいですね。
「けものフレンズRPG」っていうゲームが完成するのが、すごく楽しみです。
あと、ニコニコ動画のランキングで「けものフレンズRPG」っていうのが入ってくることがあります。
個人の方が制作されているんですが、そのクオリティの高さにびっくりです。すごいです。
アニメのキャラクターが、そのまま3Dのゲーム画面に出てくる感じになっています。
制作途中の動画なんですが、ランキングに入ってると必ず観ています。
この前見たのでアライさんが転ぶのが面白かったです。
この動画です。
このゲーム完成したら、すごい人気出そうですね。
冗談抜きですごいゲームになりそうな雰囲気があります。
音楽がいいし画面から伝わってくるキラキラとした雰囲気がいいです。
なんというか、子どものころテレビゲームに感じていたあの「わくわく感」がすごくあるんですよね。
けものフレンズって、ほんと不思議な魅力をもったコンテンツだと思います。
けものフレンズ2期に、たつき監督が関わらないことが確定したみたいですから、このゲームにより期待が集まるんじゃないでしょうか。
とんでもないことになりそうです。
ほんとほぼ一人でこれだけのクオリティでゲームを製作できる時代になっているっていうのが驚きです。unityっていのがあるみたいですね。
もちろん製作者の方のスキルが高レベルなんだと思います。
けものフレンズRPGにたつき監督は関係ないわけですが、ニコニコ動画のコメントを見ていると、1期を引き継ぐ継承者みたいになってきてますね笑
もちろん公式で製作される2期があるわけですが。
ところでけものフレンズRPGをプレイするため想定されているパソコンのスペックですがグラボっていうのがいるみたいです。
GTX970以上のグラフィックボード?だそうです。
グラボに詳しくないので、まったく分からないのですが、もしけものフレンズRPGが公開される日が来ればGTX970以上のグラフィックボードを購入してPCにつける挑戦をしてみたいです。
アニメ「けものフレンズ1期」を見る方法
アニメ「けものフレンズ1期」を実質見る方法があります。
もちろん違法視聴ではありません。
ちゃんと正しく安全安心に観れる方法です。
くわしくはアニメ「けものフレンズ1期」の動画を視聴で見る方法の記事にてどうぞ。
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