「フリーダムライターズ」って面白いのかな。
という人のために「フリーダムライターズ」を観た「ツヅケル・ブログ」管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この「フリーダムライターズ」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、この感想記事を参考にしていただければ、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
教師ものが苦手な人や、実話ものは見ない人にはオススメしません。
それでは映画「フリーダムライターズ」のあらすじ、監督・キャスト、ネタバレの感想をどうぞ!
あらすじ
ロサンゼルスにある公立高校に1人の新人教師エリン・グルーウェルがやってきた。
エリンは荒れたクラスを担当することになる。
そのクラスは人種間で明確に線引きがされており、お互いがいがみあっていた。
そして生徒たちはギャングの抗争に怯えながら通学するという荒れた地区で暮らしていた。
そんな日々に生徒たちは自分の将来に希望など持てなくなり、人生をあきらめてい
しかし、エリンはそんな生徒たちを変えていく。
はじまりはノートからだった。
監督・キャスト
監督リチャード・ラグラヴェネーズ
エリン・グルーウェル(ヒラリー・スワンク)
治安の悪い地域の学校に着任した教師。生徒たちを変えようと本気で教育を始めるが最初は生徒たちに相手にされなかった。
ネタバレなし感想
なるべくネタバレなしのレビューです。
生徒たちのその後については書いています。
諦めきったかに見える生徒たちを導く先生に涙
学校の外に出れば、危険な目に会うこともあるっていう環境で暮らしているっていうのが、まず日本ではほぼ考えられないことですよね。
環境が違いすぎて、想像できない日常としか正直言えないです。
そんな環境だと家に閉じこもってしまいそうですが、生徒たちはちゃんと学校に来てるんですね。
家にいるより、学校にいるほうが安全だからっていうのもあったのかも。
生徒の中には、家じゃなくてストリートで暮らしていたりっていう人もいるっていうのが、なんともいえない感じです。
そういう生徒たちを教師がどんどんと変えていく様が、観ていて目頭が熱くなるのを抑えられなかったですね。
将来をあきらめた生徒たちでも、心の中には伝えたいことがある
生徒たちは最初、冷めきった態度になっています。
自分たちの住む環境から争いや憎しみはなくならないと諦めているんです。
そして自分の将来に対してもあきらめてしまっている。
そんな生徒たちでも、心の中では伝えたいことや分かってほしいこと分かち合いたいことがあるんですよね。
そんな生徒たちの心の中のことをグルーウェル先生が少しずつ引き出していくのが見どころです。
先生が本気だったことが生徒の心を動かした
グルーウェル先生は他の先生が仕方がないとあきらめていた生徒たちに対して、真剣に本気で向き合い、めげずに生徒たちを導いていくんです。
こんなふうに本気で生徒のことを考えバックアップしていくことは、なかなかできないことでしょう。
もし自分が通っていた学校に、グルーウェル先生みたいな人がいたら映画と同じように最初はうざがられるでしょうけれど、だんだんとすごく慕われる先生になりそうですね。
学校の先生といえども一つの職業であり仕事です。
仕事と割り切って働いていてもいいわけです。
主人公のグルーウェルみたいな先生になろうとすると、かなりの根性がいりそうですね。
学校の先生に憧れる人って、フリーダムライターズみたいな映画やドラマに出てくる先生みたいになりたいっていうケースがあるでしょう。
しかし、そうして先生になったとしても、日本の先生ってものすごく忙しいらしく、とてもグルーウェル先生みたいなことをする余裕がないっぽいですね。
日本以外の国の学校の先生って、日本の学校の先生とは仕事の内容がだいぶ違ったりするのでしょうか。
生徒たちが書いた日記が本として出版されている
フリーダム・ライターズ (日本語) 単行本(Amazonへ)
映画の中でグルーウェル先生が生徒たちに日記を書かせるというのがあります。
なんでも書いていいという日記なんですね。
この日記によって生徒とグルーウェル先生の心がつながっていきました。
面と向かっては言えないような事とか独り言みたいなことでも、文章として書くことで先生が読んでくれるといううれしさがあるし、自分のことや環境を客観的に考えるきっかけにもなりますよね。
実話を元にした映画ですから、実際にグルーウェル先生のリアルの生徒は日記を書いていました。
生徒たちが書いた日記が本として出版されています。
映画を見て感動したという人はフリーダムライターズの本を読むと、より生徒たちの置かれた環境とか変化などを知ることができて励まされるのではないでしょうか。
映画を観た人は、だいたいの人は原作本読んでみたいと思うんですがamazonではほとんど中古本ばかりになっていますね。
文庫化されていたりするのかなと思ったんですが、どうやらされていないみたいです。
日本では、そこまで原作本には関心が集まらなかったのかな。
他の先生による生徒はただの不良という決めつけが悲しい
最後のほうのシーンで新人教師とベテランの教師が、教育界のえらい人の前で話すっていうのがあります。
なんでそうなったかは映画を観ていただくとして、印象的だったのがベテラン教師はああいう段階になってまで、 グルーウェル先生が受け持っていた生徒たちは学校の外に出れば、ただの不良だと決めつけていたことですね。
ベテラン教師も、荒れた生徒たちを最初はなんとかしようとしたのかもしれません。
でも、あきらめたっていうことなんでしょう。
とりあえず、教室でなにかしら教えるっていうことをしておけば、生徒たちが変わろうが変わるまいが、先生には給料が出て自分は暮らしていけるのでしょうから。
昔、先生が聖職って言われることがあったのは、この映画みたいに生徒たちの人生に大きく関わる可能性があるからなんでしょうね。
そつなくカリキュラムをこなしていけば、先生自身は安泰。
生徒は自分で頑張ればいいっていうスタンスでいるほうが楽そうではあります。
日本でもたまにテレビとかで特集される先生は、そういう一線を越えた人たちなんでしょうね。
もちろん、普通に勉強を教えることが大事で、さらに生徒たちの人生に大きく関わっていくかどうかはその先生しだいといったところなのだと思います。
先生や生徒たちのその後はどうなった?
実話を元にした映画やドラマだと気になるのが、その後の登場人物たちがどうなったかなどのことです。
グルーウェル先生の生徒たちは大学に進学して、教育の仕事などをしている人が多いそうです。
グルーウェル先生みたいな人に出会って教育を受けたら、生徒は先生など教育関係の仕事をしたいって思うようになるのってすごくよく分かります。
グルーウェル先生と教え子たちはフリーダムライターズ基金を作りました。
フリーダムライターズ基金は、教育を改革していく活動をしているようです。
2018年1月現在、「Freedom Writers Foundation」で検索してみたらホームページがありました。
映画であったような出来事が本当にあって、そして多くの生徒たちが絶望していた生活から大学進学などの希望のある道へ進んでいくというふうに変わっていったことって、ほんとすごいことです。
「フリーダムライターズ」ネタバレなし感想まとめ
ということで映画「フリーダムライターズ」のネタバレなしの感想でした。
まとめると、
といったところです。
「フリーダムライターズ」名作ですね。
やたらと感動させる演出がなく、実話を丁寧に描いているという印象でした。
とっても見応えがある映画ですよ。
フリーダムライターズを見る方法
フリーダムライターズを見る方法があります。
もちろん違法な視聴方法ではなく、ちゃんと正しく安全安心に視聴することが可能。
以下のサブスク動画配信サービスで観れますよ(2020年2月27日時点)
(配信状況が変わっていることがあります。最新の情報は各サービスにてご確認ください。)
ブルーレイ・DVDソフトを購入すれば、ずっといつでも繰り返し観れる
動画配信サイト(VOD)で配信されている映画やドラマなどは配信終了することもあります。
もう一度観ようと思っていたのに配信終了していたら悲しいですよね。
何度も繰り返し観たい作品の場合は、ブルーレイかDVDソフトを購入しておけば、ずっといつでもお気に入りの映画やドラマを観返すことができて安心です。
「フリーダムライターズ」のブルーレイソフトは発売されてないようです。
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