映画「フロリダプロジェクト」ネタバレあり感想。ウィレム・デフォーが素晴らしい。

フロリダの風景ヒューマンドラマ系ムービー
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「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」って面白いのかな?

という人のためにAmazonプライムビデオで「フロリダ・プロジェクト」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。

この「フロリダ・プロジェクト」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合う映画なのか面白いのかが分かります。

ですので、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりませんよ。

ひとこと感想&評価(5点満点)

映画「フロリダ・プロジェクト」オススメの人
  • ドキュメンタリー風の静かな映画が観たい人
  • 社会問題を扱った映画が観たい人
  • 自分が子どもの時どういう感情で生きていたか想いを馳せたい人

驚きのラストがある映画が観たい人や、ドキュメンタリーは苦手な人にはオススメしません。

それでは映画「フロリダ・プロジェクト」のあらすじやネタバレありレビューなどどうぞ!

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  1. 映画「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」あらすじ
  2. 映画「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」キャスト(登場人物)
  3. 映画「フロリダ・プロジェクト」ネタバレあり感想
    1. フロリダ、ディズニーワールドのすぐ近くの貧困シングルマザー家族を描いたドキュメンタリー風物語
    2. ムーニー(子どもの視点)から見た輝く世界が泣けてくる。
    3. 子どもたちがアイスクリーム食べてるのをウィレム・デフォー演じる支配人が見ているシーンが一番好き
    4. 支配人ボビーが子どもたちを守ってあげているとこがいい。
    5. ムーニーの母親ヘイリーとジャンシーの母親が本音を言い合って、いつの間にか打ち解けてるとこが爽快。
    6. ムーニーの子役ブルックリン・プリンスや母親役ヘイリーのブリア・ヴィネイトの演技がすごい。
    7. 母親ヘイリーの怠慢さのみが貧困の原因とは片づけられなさそう。
    8. 映画タイトル「フロリダ・プロジェクト」に込められた意味
    9. 【考察】ラストシーンはムーニーの想像の世界なんだという終わり方なのかもと解釈してみました。
    10. 【考察】「フロリダ・プロジェクト」でショーン・ベイカー監督が伝えたいこととは。
  4. 映画「フロリダ・プロジェクト」ネタバレあり感想まとめ
  5. フロリダ・プロジェクト真夏の魔法を実質無料で見る方法
  6. 「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」みたいな似てる映画を探すなら「まとめ記事」からどうぞ

映画「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」あらすじ


フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(Amazonプライムビデオへ)

アメリカのフロリダにあるディズニーワールド。

そのディズニーワールドの近くにある安モーテル「マジックキャッスル」に住む母親ヘイリーと娘のムーニーがいた。

ヘイリー、ムーニー母娘は貧困のなか安モーテルでなんとか暮らしていた。

ムーニーは日々モーテルの周りで友達と遊んだりモーテルの支配人ボビーにちょっかいを出したりして楽しく過ごしていた。

しかし、だんだんと経済的に追い詰められていくヘイリー、ムーニー母娘。

そして、その時が訪れるのだった。

映画「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」キャスト(登場人物)

ムーニー(ブルックリン・プリンス)
安モーテル「マジックキャッスル」で暮らすヘイリーの娘。明るい性格で他の子供とすぐに友達になる。

ヘイリー(ブリア・ヴィネイト)
ムーニーの母親。仕事が見つからず偽物の香水を観光客に売ったりして、なんとか食いつないでいる。娘のムーニーを大切にしている。

ボビー・ヒックス(ウィレム・デフォー)
安モーテルマジック・キャッスルの管理人。ムーニーら子どもたちのいたずらに振り回されているが、陰ながら子どもたちを見守っている心優しい人物。

映画「フロリダ・プロジェクト」ネタバレあり感想

ラストシーンもネタバレありです。

フロリダ、ディズニーワールドのすぐ近くの貧困シングルマザー家族を描いたドキュメンタリー風物語

フロリダの風景

「フロリダ・プロジェクト」は、安モーテル暮らしをする母と娘の様子を描いています。

ドキュメンタリー風ですがフィクションです。

舞台となったのはフロリダのディズニーワールド近くのマジック・キャッスルという安モーテルです。

このマジック・キャッスル本当にあるモーテルなんだそう。

ドキュメンタリー風で、いわゆる普通の映画ではないんですが途中で飽きることなく最後まで観ることができます。

子どもたちがイタズラをしたり、そんな子どもたちを見守るように働く支配人がいたり、母親ヘイリーが悪態をついたりなどなど…

ドキュメンタリー風なんだけれど、いろいろあって飽きないようになっていますね。

ムーニー(子どもの視点)から見た輝く世界が泣けてくる。

フロリダの道路

安モーテル「マジック・キャッスル」を中心にムーニーら子どもたちが夏空の下、一生懸命になって遊んでいる様子がすごく輝いて見える映画になっています。

ムーニーは人見知りしない明るくて元気な女の子。

すぐに他の子どもたちと友達になるんですね。

汚い言葉を使ったりするけれど、とっても陽気な性格をしているのは母親ヘイリーの影響かなって思ったりします。

そんなムーニーと友達のスクーティ、ジャンシーらとともにモーテルをうろうろしたり、ときにはちょっと遠くに行ってみたりして毎日遊び周っています。

もう戻れない子どものころを思い出すから泣ける

ムーニーら子どもたちが遊び周ってるシーンを観ていると、なんだか不思議と涙が出てきました。

子どものころ世界は興味深いことばかりで、好奇心に満ちていたんだろうってことを思いだしたからかなって思います。

そんな自分が子どものころのことを思うと、なにが大切なのかふと分かるような気がしてくるんです。

たぶん多くの大人が失ってしまったものを「フロリダ・プロジェクト」の子どもたちによって思い出すから泣けてくるのかな。

子どものころ世界はもっと広かった

僕は子どものころ、歩けば1時間もかからない場所へ引っ越ししたことがあります。

車だと10分もかからない場所ですね。

そんな近い距離だったとしても、子どものころはすごく遠い場所だと感じていました。

子どものころって、自分の周りの世界がすごく広く感じられるんですよね。

「フロリダ・プロジェクト」を観ていて、そんなことも思い出しました。

子どもたちがアイスクリーム食べてるのをウィレム・デフォー演じる支配人が見ているシーンが一番好き

アイスクリーム

「フロリダ・プロジェクト」で僕が一番好きなシーンが、ウィリアム・デフォー演じる支配人ボビーが、子どもたちがアイスクリームを食べているところを「仕方ないな…。」という様子で見ているところ。

youtubeの「フロリダ・プロジェクト」の予告で、このシーンが使われてるので、ぜひ観てみてください。
5/12(土)公開『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』本予告

これどういう状況かっていうと、外が暑いので涼しいモーテルの管理事務所のソファーでムーニーがアイスクリームを食べてるんだと思うんです。

支配人ボビーはムーニーたちが事務所内にいると騒がしかったりして仕事にならないので、早く出て行ってほしいってことなんでしょう。

それでボビーはムーニーと「アイスクリームを床に落としたら出て行く」ということを約束したんだと思います。

それでムーニーがポタっとアイスクリームを落としたら「あ、落としちゃった。」って感じでムーニーがボビーを見るんですね(このときの表情がかわいすぎ)

それでボビーは約束だから事務所から出て行ってくれってなります。

そしたらムーニーが「カモ〜ン」って言って、いつものごとくボビーを困らすわけですが、ボビーはちょっと微笑みつつも「約束は約束だ。」という感じでムーニーらを事務所から追い出します。

子どもたちが「ドケチ!」って捨てゼリフ残すとこも面白いですね。

ほんとこのシーン観てたら、どうしても笑顔になってしまいます。

youtubeの「フロリダ・プロジェクト」の予告観て気に入った人は、ぜひ「フロリダ・プロジェクト」観てください。

こういう思わず笑顔になってしまうシーンがたくさんありますよ。

支配人ボビーが子どもたちを守ってあげているとこがいい。

遊ぶ子どもたち

支配人ボビーは仕事としてモーテルにいます。

本来は子どもたちを見守る必要はないわけです。

保護者でも親でもないですからね。

でもボビーは仕事をしつつも遊んでいる子どもたちを見守っているんですね。

ときには子どもたちを守るために強い行動に出たりします。

さらに支配人と住人の関係ですから家賃が払えないなら追い出すことになるわけですが、ボビーはある方法で猶予期間を設けたりするんですね。

ボビーは支配人という仕事の枠を超えてモーテル「マジック・キャッスル」の住人たちの世話人みたいなことも、たまにはしているわけです。

ウィリアム・デフォー演じるボビーがいるおかげで「フロリダ・プロジェクト」はすごい面白い映画になっていますね。

ムーニーの母親ヘイリーとジャンシーの母親が本音を言い合って、いつの間にか打ち解けてるとこが爽快。

本音のぶつかり合い

映画冒頭ムーニーとスクーティは、近くのモーテルの住人の車に2階からツバを吐くという遊びをします。

もちろんその車の持ち主の住人(ジャンシーの母親)は怒ります。

そしてムーニーの母親ヘイリーに文句を言って、ムーニーとスクーティに唾まみれになった車のフロントガラスを掃除させるんですね。

その様子をジャンシーの母親とヘイリーが眺めているんですが、二人とも遠慮なしにお互いに言い合うんですが、そのうち打ち解けあったりしてるんです。

そしてムーニーたちはキャッキャ言いながら掃除も遊びみたいになってて楽しんでるんです。

なんかヘイリーとジャンシーの母親がお互い本音を言い合って打ち解け合うみたいな雰囲気になるとこを観てたら爽快な気持ちになってきました。

私たちはリアルでは他人と本音というか言いたいことを言って、相手と会話するなんてことないですよね。

たいていは、いろいろと考えて自分の言いたいことは置いといて会話したりします。

だからヘイリーが言いたいことを言って、なんだかんだで相手と打ち解け合ってる様子を見てると爽快感があるんでしょう。

自分を押し殺すこともなしに譲歩なんか一歩もせずに会話するなんて親友同士でないと無理じゃないかと思うんですが、ヘイリーは他人であるジャンシーの母親にズバズバと言いたいことを言って、なんだかんだでお互い良い雰囲気で話してるなんてことになってるんですね。

これもヘイリーの持前の陽気さがあるからなんだろうなって思います。

その陽気さが娘のムーニーにも受け継がれているってことですよね。

ヘイリーはどうしようもない部分も持つ人物だけれど、どこか憎めないとこもあるっていう人なんでしょう。

まあそんな言いたいことをそのまんま言うヘイリーなので、ときには険悪な雰囲気になったりしてるわけですが。

ムーニーの子役ブルックリン・プリンスや母親役ヘイリーのブリア・ヴィネイトの演技がすごい。

母娘

これほんとすごいなと思ったのはラストあたりのムーニー役ブルックリン・プリンスの演技。

まだほんの小さい子どもなのに、ここまで絶妙な感情表現を演技できるなんて天才子役と言われても納得できます。

このラストあたりのムーニー役ブルックリン・プリンスの演技は必見です。

あと、そのときにいたジャンシー役の子役ヴァレリア・コットの演技も良かったです。

抑えられない心の動きが良く分かる演技で、これまたすごいなと思いました。

「フロリダ・プロジェクト」で子役の演技指導をした人って、かなりすごい人なんじゃないでしょうか。

母親ヘイリーの怠慢さのみが貧困の原因とは片づけられなさそう。

経済

ムーニーの母親ヘイリーは職探しはしてるわけですが、なかなか見つからないというか紹介所みたいなとこで聞いても職がないというシーンがありますね。

香水を売りつけたりしてますが、そのとき子どものムーニーと一緒に売りにいっていることに観客のなかには反発を覚える人もいそうです。

子どもを使って同情を誘って売っているともとれますからね。

でもそういったことも含めて、アメリカ社会のリアルを描いているということなんだと思います。

アメリカでは安モーテルに住んでいる隠れホームレスと呼ばれる人が多くいるそうです。

背景にあるのはサブプライム住宅ローン危機とかリーマンショックによる貧困

なぜそうした人々が多くなっているかというと、サブプライム住宅ローン危機とかリーマンショックの影響で家を失った人がいるからみたいですね。

ヘイリー母娘の貧困は母親ヘイリーの怠慢のみが原因とは言えない部分があるのだろうと思います。

映画タイトル「フロリダ・プロジェクト」に込められた意味

アメリカの街の風景

「フロリダ・プロジェクト」という映画タイトルが意味することはなんなのでしょうか。

調べてみると、リアルサウンドさんにこういう文章がありました。

ウォルト・ディズニーによるフロリダでのテーマパーク開発計画を指すことばだ。また一方で「プロジェクト」とは、低所得者のための公営住宅をも意味する。

https://realsound.jp/movie/2018/05/post-195733.html
リアルサウンドより引用

なるほどそれでショーン・ベイカー監督は「フロリダ・プロジェクト」という映画タイトルにしたってことなんでしょうね。

ディズニーワールドという夢と幻想を楽しむ場所のすぐ近くに、ムーニーやヘイリー母娘のような安モーテルに住む隠れホームレスがいるという現実。

そしてディズニーワールドを訪れる人々のために建てられた安モーテルが「プロジェクト」の役割を意図せず果たしてしまったという状態。

「フロリダ・プロジェクト」というタイトルには、こういった複数の意味が込められてきるということなのだと思います。

夢と幻想の国のすぐ隣に、貧困のなかモーテルで暮らしている人々がいる。

この現実を「フロリダ・プロジェクト」という映画で多くの人に知ってもらうことも大事なことだとショーン・ベイカー監督は考えているのではないでしょうか。

そして今にも転落しそうな危うい暮らしのなかでもムーニーのような幼い子どもたちは、その眼前に広がる世界を、好奇心いっぱいに楽しみ精一杯生きているんだということが救いとなる人もいるのではないかと思ったりします。

【考察】ラストシーンはムーニーの想像の世界なんだという終わり方なのかもと解釈してみました。

想像

ラストシーンでムーニーはジャンシーに別れを告げに行きます。

するとジャンシーはムーニーの手を取ってディズニーワールドへと入っていくんですね。

このラストシーン、もしかしたらムーニーの想像なのかなと思いました。

夏の日々、ムーニーやジャンシー、スクーティら子どもたちは目の前に広がる輝く世界で懸命に遊び生きていました。

そんな日々が失われると思ったムーニーは、目の前にあるのに行くことがなかったディズニーワールドに行くという想像をすることで、悲しい自分の心を救おうとしたのかななんて考えたりしました。

支配人のボビーや母親のヘイリーに見守られながら、スクーティやジャンシーらと遊んだ日々はムーニーにとって永遠に続くかと思っていた楽しい日々だったのでしょう。

切ないですね。

【考察】「フロリダ・プロジェクト」でショーン・ベイカー監督が伝えたいこととは。

遊ぶ子どもたち

ショーン・ベイカー監督が伝えたいことは、アメリカでは安モーテルで暮らしているような貧困のなかにいる人々が少なからずいるのだという現実を知ってほしいということなんだと思います。

そんな貧困のなかでも日々精いっぱい生きている子どもたちがいるのだということを。

アメリカでも日本でも格差社会になっていると言われていますが、では私たちの暮らす社会はどうあるのが良いのか。

映画「フロリダ・プロジェクト」そういったことを考えるきっかけになるのではないでしょうか。

ムーニーのような子どもたちがいると知れば、自己責任だから見捨ててOKとはならないのかなと思ったりしました。

映画「フロリダ・プロジェクト」ネタバレあり感想まとめ

ということで映画「フロリダ・プロジェクト」のネタバレありの感想でした。

まとめると、

  • 貧困シングルマザー家族をドキュメンタリー風に描いた物語
  • ムーニー(子どもの視点)から見た世界が泣ける。
  • 子どもたちがアイスクリーム食べてるのを見てる支配人のシーンが一番好き
  • 支配人ボビーが子どもたちを守ってあげているとこがいい。
  • 本音を言い合って、いつの間にか打ち解けてるのが爽快
  • 演技がすごい。
  • 母親ヘイリーの怠慢さのみが貧困の原因とは片づけられなさそう。
  • 映画タイトル「フロリダ・プロジェクト」には複数の意味がある。
  • ラストシーンはムーニーの想像なのかも。
  • 監督は安モーテルに住む人々がいることを知ってほしい。

といったところです。

「フロリダ・プロジェクト」とってもいい映画でした。

娯楽大作映画といいですが、たまにはこういう社会派な物語もいいなって思います。

世界では様々なことがあって、いろんな人々がいる。

そうしたことを知ることができるのも映画の良さなんだと思います。

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「フロリダ・プロジェクト真夏の魔法」みたいな似てる映画を探すなら「まとめ記事」からどうぞ

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