
天気の子の原作小説と映画との違いってあるのかな?おすすめポイントがあれば教えてほしい。
という人のために劇場で天気の子を観てきて原作小説も読んだ僕が映画と小説の違い、原作小説本のおすすめポイント2つを紹介します。
この原作小説の映画との違いやおすすめポイントについての記事を読んでいただくと、原作小説買ったほうがいいのかが分かります。
それでは原作小説「天気の子」の映画との違いとおすすめポイントについて、どうぞ!
天気の子原作小説版と映画版の内容の違いは、そんなにない。

ストーリーや設定に大きな違いはありません。
それでもやはり映画版とは違うところもあるので、いくつかあげておきます。
- 帆高が警察署から逃げたと聞いた須賀が泣いた理由が分かる
- 夏美の心の声が分かる。
- ラストのセリフが違う。
といった違いがありました。もっとあるんだと思いますが僕が印象に残った違いは、これらの部分ですね。
もっとたくさんの心の声とかストーリーの違いがあるのかなと思ったんですが、そうでもなかったですね。
天気の子の小説を読んでいると映画のシーンが次々とよみがえってきました。
そういう部分は良かったです。
なぜ僕はもっと天気の子の小説は登場人物の内面が描かれてると期待していたのかというと、言の葉の庭の小説が映画版と違ってかなり登場人物の内面の心の声を書いていたからですね。
天気の子の小説も登場人物の内面をたくさん書いているのかなと思ってしまったわけです。
言の葉の庭の小説の感想記事も書いています。
「言の葉の庭」の映画を観たことがあって、まだ原作小説を読んでいない人は、この言の葉の庭の感想記事を見ていただくと、ぜひ読みたくなってくると思います。
言の葉の庭の場合は映画版より原作小説のほうが、かなり深いところまで書かれているんです。
君の名は。の場合はAnother Side:Earthboundというのがスニーカー文庫から出てたりコミック化されたりしています。
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
君の名は。Another Side:Earthbound 01 (MFコミックス アライブシリーズ)
天気の子も、もっと物語を掘り下げる映画とは別バージョンの描き方をしている小説とか漫画が発売されたりするといいですね。
映画版と小説版ではラストのセリフが違うように思う。ストーリーの結末は同じです。

ちゃんと映画版と小説版の帆高のラストのセリフを比べたわけではないんですが、あれ?と思ったのでセリフが違う部分があるはずです。
映画版では「きっと大丈夫」となってたんですが、小説版では「きっと」がなくて「大丈夫」だけになっていました。
ラストシーンの帆高の心の中の声のセリフはすごく重要だと思います。
このラストの帆高のセリフの違いは注目してみたいです。
新海監督が映画版での帆高のラストのセリフになぜ「きっと」をつけたのか、どういう意図があるのか知りたいですね。
須賀がなぜ泣いたのか理由が分かる。

映画版では突然須賀が涙を流しますが理由がはっきりとはわかりません。
注意深い人は刑事の視線とか柱のこととかで気づいたかもしれないですが。
小説版は須賀が泣いた理由がよりハッキリと分かるように書かれています。
明確に○○だから須賀は泣いた。
と書かれていないんですが、明らかに帆高が警察署から逃げたことが引き金となっての理由だなと分かるように書かれているんですね。
須賀が泣いた理由が映画観たときよりも理解できたので、僕は小説版を読んで良かったと思いました。
【おすすめポイントその1】新海監督の「あとがき」は読み応えあり

天気の子の小説版には新海監督のあとがきがあります。
制作にあたってどういう思いがあったか、なかなか完成しなかったラストシーンが完成したきっかけなど、興味深いことが書かれています。
天気の子、新海監督ファンの人はぜひ小説を購入してあとがきをじっくりと読んでほしいです。
創作ってこういうふうにしてるんだなっていう面でも面白く興味深く読めると思います。
【おすすめポイントその2】RADWIMPSの野田洋次郎さんの「解説」あり。

天気の子の小説版には音楽を担当したRADWIMPSの野田洋次郎さんの「解説」があります。
「あ〜やっぱりそうなんだ。」と思ったのが野田洋次郎から見た新海誠監督の人となりについて。
見た目通りなんだなって思ったんですが、見た目どおりだけの人ではない部分もあるそうで、さすが多くの名作を生み出してきた新海誠監督だなって思いました。
新海監督の制作現場って、すごい空気良さそうです。
角川つばさ文庫版には挿絵がある
天気の子 (角川つばさ文庫)
天気の子の原作小説は2019年9月現在2種類発売されています。
角川文庫版と角川つばさ文庫版です。
角川つばさ文庫版天気の子は児童書ですね。
漢字にはフリガナがふってあり挿絵もあります。
挿絵は「ちーこ」という方が描かれています。
どんな絵柄の挿絵なのかは、角川つばさ文庫の公式ホームページの「ためし読み」のところですぐに見れるようになってますよ。
大人でも挿絵が見たいっていう人は角川つばさ文庫版の天気の子を買うといいですね。
原作小説天気の子の映画との違いまとめ
ということで天気の子の原作小説と映画との違いについてでした。
まとめると、
- ストーリーに大きな違いはない。
- ラストの帆高のセリフが違う。
- 須賀が泣いた理由が分かる。
- 新海監督の「あとがき」は読み応えあり。
- RADWIMPSの野田洋次郎の「解説」で新海監督の人となりが分かる。
といったところです。
原作小説で少し須賀や夏美、帆高らの内面が分かるので、そうした内面を少しでも知りたい人は原作小説は買いです。
「あとがき」と「解説」は必見ですので原作小説を購入したら必ず読んでほしいです。
天気の子の原作小説を買うべき人と買わなくてもいい人についての記事も書いています。
この記事を読んでいただくと、自分は天気の子の原作小説を読んだほうがいいのか読まなくてもいいのか分かるようになっています。
当ブログの「天気の子」関連の記事を「新海誠監督アニメ映画天気の子ブログ管理人の感想・考察・曲・小説・話題・批判まとめ」にてまとめています。読んでいただくと、より「天気の子」の世界を楽しむことができるようになりますよ。
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