ウインドリバー最後のあたりの迫力あるシーン見応えありました。
映画全体としては問題提起するみたいなことがテーマになっています。
サスペンス映画ですが犯人を探し当ててスッキリした〜っていうような映画ではありません。
ウインドリバーを観て人間社会やアメリカのネイティブアメリカンの問題について考えるきっかけになってほしいというようなストーリーでした。
それではウインドリバーの感想を書いていくので観るかどうか参考にしてください。
「ウインドリバー」は、こういう人におすすめ
- 西部劇が好きな人
- 社会派映画が好きな人
- ネイティブアメリカンの居留地の雰囲気がどんななのか知りたい人
予告編
予告編はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=NLTio_G4yg4
あらすじ
コリーは猛獣を駆除する仕事などをしていた。ある時雪原で女性の死体を発見する。FBIのジェーンがウインドリバーに派遣され調査が開始されるが、事態は壮絶なものとなっていくのだった。
監督・キャスト(登場人物)
監督 テイラー・シェリダン
コリー・ランバート(ジェレミー・レナー)
猛獣駆除などを行う合衆国魚類野生生物局の職員。捜査に協力する。
ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)
ウインドリバーに派遣されてきたFBI捜査官。
感想・評価
なるべくネタバレなし
事実をもとにしたストーリー
映画を見終わってからだと、こんな無法状態が現代アメリカにあるのかと、ちょっとゾッとしました。
脚本は実際にネイティブアメリカンの居留地で起こった事件などをもとにストーリーを組み立てたのでしょう。
アメリカはあまりに広大すぎて自然環境がきびしいエリアだと、もう法の効力が届きにくくなり闇に葬られる出来事が多いのだと思います。
現代アメリカの辺境で法が及ばない地域のむごさ
映画ウインドリバーを観て思ったのは、犯人側がなぜあんな無茶をするのかということです。
都会であれば様々な目撃者や監視カメラがあるわけですが、舞台となった辺境の地はそもそも人が少なく監視カメラも少ないでしょう。
そして関係した者たちが口裏を合わせれば事件になるような事でも隠してしまうことができる。
だからこそ犯人は無茶なことができて、まるで西部劇のような展開になったのだと思います。
おそらくリアルでもあんな凄惨な現場になったのかも。
そう考えると辺境の地での捜査も命がけです。
犯人はおそらく同じようなことを繰り返していたという設定なんでしょうね。
まるで西部劇のガンマンのような登場人物たち
前半は居留地の厳しい自然環境や、どこか元気のない人物たちの悲しみのシーンなどが続きますが、ちょっとずつアクションシーンが多くなってきますね。
狩猟やヒツジを襲う獣を退治する仕事をしているコリーが物語が進むにつれて凄腕の射撃手みたいになっていきます。
コリーは獣や自然に対する知識があるし推理力もピカイチ。
まさにザ・主人公という感じで最初から最後までカッコよかったです。
そして敵側のあの装備。
どうやってそろえたんだろうという状態。
明らかに応戦しようと計画していたとしか思えないですね。
最後のあたりは音に「ビクッ」って何回もなってしまいました(笑)
映画館だと音響がいいから音に反応してしまいますね。
登場人物たちをアメリカの西部開拓時代の服装にしても違和感なさそうです。
事件捜査もの映画だが犯人探しはメインテーマではない
サスペンスというと犯人探しが主なテーマになることが多いですよね。
でもウインドリバーは犯人探しよりも、西部劇みたいなところや現代アメリカが抱える闇みたいなものがメインテーマです。
ウインドリバーという法の効力が届きにくい土地で、人間の醜い部分が濃縮されたようになった悲しさを描くことがメインテーマでしょう。
まとめ
まとめると、
- 事実をもとにしたストーリー
- 法の効力が効きにくい土地での物語
- 現代の西部劇
- 犯人探しではなく人間の醜い部分を描くことがメインテーマ
といったところです。
観て衝撃を受けたとかそういうサスペンススリラーではないです。
ウインドリバーは人間社会の闇について問題提起するみたいなことがメインテーマの映画でしょう。
ネタバレありで映画ウインドリバーの考察記事を書きました。ウインドリバー観た人は読んでみてください。
ネタバレ有ですので、ウインドリバーまだ観ていない人は読まないようにしてください。

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