「500ページの夢の束」って面白いのかな。
という人のためにAmazonプライムビデオで映画「500ページの夢の束」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この「500ページの夢の束」の感想記事を読んでいただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
泣ける感動する映画が観たい人や、ロードームービー的な没入感を期待している人にはオススメしません。
それでは「500ページの夢の束」のあらすじ、監督・キャスト、ネタバレなしの感想をどうぞ!
あらすじ
500ページの夢の束(字幕版)(Amazonプライムビデオへ)
ウェンディはスタートレックが大好きなアスペルガー。
あるときスタートレックの脚本コンテストが開催されることを知る。
脚本コンテストの応募期限までに郵送で送っては間に合わなくなったウェンディは、グループホームを抜け出しハリウッドへと1人向かうのだった。
監督・キャスト
監督ベン・リューイン
ウェンディ(ダコタ・ファニング)
スタートレックが好きな女性。自閉症。スタートレックの脚本を書いて応募することにする。
スコッティ(トニ・コレット)
ウェンディがいるグループホームで働く女性。ウェンディの才能を認めている。
オードリー(アリス・イヴ)
ウェンディの姉。妹に振り回される暮らしを送ってきたが、妹のことを愛している。
アリス・イヴは「スター・トレック イントゥ・ダークネス」などに出演しています。
感想(ネタバレなし)
ストーリー部分には触れていません。
もうちょっと面白いのかと期待があったが、それほどでもなかったのが残念
「500ページの夢の束」の予告かなにか観たとき「これは面白そう。」と思って楽しみにしてた映画でした。
しかし、あれよあれよとそこまでの盛り上がりがなくエンド。
映画全体があっさり風味の描かれ方のように思え、あんまり見どころもなく観終わってしまったという印象です。
一応、いろんな出来事があるんですがなんか淡々としてて、そこまで見応えがないんですよね。
う~ん、演出とかそのあたりの影響なんでしょうか。
もし「500ページの夢の束」が実話ベースなら、また違った印象になるのかもしれませんが、どうやらフィクションっぽいです。
ハリウッドへのウェンディの旅路が意外とあっさりした描かれ方
「500ページの夢の束」はスタートレックの脚本コンテストに応募するために、自閉症のウェンディがハリウッドへ1人で遠い旅路に出るというストーリー。
なので、そのハリウッドへの旅路でいろんな出来事が起こって、ようやくハリウッドに到着して、その旅路であった出来事でなにか感動するものが浮かび上がってくるのかと思ってたんですが…。
あんまりそんな感慨深いものもなく、あっさりとストーリーが進んだだけという印象でした。
街の人たちが冷たいけど、まあ現実はそんなもんなのかな
ウェンディがハリウッドへ向かう途中、何人かの人々と出会うんですがみんな冷たいんですよね。
唯一親身になってくれた人と行動を共にするエピソードがあるんですが、あんなことになってしまって、いまいち存在感がないままフェードアウト。
自閉症の方の自立がテーマだから手助けする人を登場させなかった?
ウェンディがハリウッドに行く途中で、何人かの人に助けられてなんとかたどりつくというストーリーにすれば、もっとハートフルな感動ものになったと思うんですが、そうはしなかった。
これはやはり自閉症の方の自立というテーマとも関係してくるからなのかと思ったりしました。
脚本を届けるときも誰も一緒にいかなかったですし。
そうしてウェンディが自分1人で成し遂げることができたので、姉との関係も変わったということなのかもしれません。
映画後半の警官のとこでスタートレックネタがうまく使われてて、そこは面白かった
「500ページの夢の束」はスタートレックが大好きなウェンディが主人公。
映画後半で警官が登場して、スタートレックネタがうまく使われています。
この警官とウェンディとのやりとりのシーンが面白かった。
どんなシーンかは映画を観てみてくださいね。
ウェンディはハリウッドの行くために、グループホームを抜け出しています。
なので、捜索願が出されているんですね。
それでウェンディは警官に見つかり追い詰められるんですが、そのときに警官がとったある行動が良かった。
たしかにこの方法であればウェンディに信頼してもらいやすい、というか心を許してもらいやすい。
全体的にはほっこり心温まるハートフルヒューマンドラマ
あんまり面白くなかったと書いてきましたが、秀作であることに変わりはありません。
すごい感動するとかではなく、ほんのりと心温まるドラマでした。
もし実話ベースだったら、現実に開催された過去のスタートレック脚本コンテストで、応募した人のなかに自閉症の方がいて注目されたエピソードを映画化となるのでしょう。
映画での脚本コンテストの応募結果をああいうふうにしたのは、やはり「500ページの夢の束」は自閉症の方の自立がメインテーマだからなんでしょうね。
そしてそんなウェンディの一歩ずつ進む様子を見てもらい、観客も自分の人生を一歩ずつでも歩ませていく大事さを伝えたかったのかなって思いました。
アスペルガーの人にとってはあるあるが多い共感できる映画とのこと
「500ページの夢の束」の主人公ウェンディはアスペルガーという設定。
いろいろと症状的なものが描かれるシーンがあるんですが、アスペルガーの人からすると、そのどのシーンも共感できるのだそうです。
じつは、これらの何気ない主人公の描写も、発達障害(自閉症)を抱える当事者の目線で見ていると”あるある”のオンパレードだ。
自閉症の少女が踏み出した、その一歩に「長寿と繁栄」を!
https://www.huffingtonpost.jp/kunizane-mayako/movie-20180908_a_23517403/
ハフポストより引用
という記事にあるとおり、「500ページの夢の束」ではアスペルガーについて、とても丁寧に描かれているそうです。
自分に課したルールを破ることは、すごく勇気がいること
ストーリーのなかで、ある道路を渡ってはいけないというルールを守るウェンディの様子が登場します。
それで、ハリウッドの行くためのバスに乗るには、その道路(通り)を渡らないといけないんですね。
道路を渡るぐらい、なんてないことだと思ってしまいます。
しかし、アスペルガーの人からすれば、そうした自分に課したルールを破ることは、ものすごく勇気がいることなんだそう。
具体的には、上記で紹介したハフポストの記事を読んでいただくと分かります。
ウェンディは、その道路を渡るためにものすごく勇気を振り絞ったってことなんですね。
それほどスタートレックの脚本に応募することに情熱を持っていたってことなんでしょう。
ERのローラ・イネスとかベターコールソウルでおなじみのシナボンとか登場
「あ!この人は!」
となった登場人物がいました。
バスのチケット売り場の店員役の1人が、あの名作海外ドラマ「ER」のケリー・ウィーバー役ローラ・イネスでしたね。
あと登場人物じゃなくてウェンディが働いているシナボン、ベターコールソウルでも登場してました。
シナボンってアメリカでは有名なチェーン店なんでしょう。
ローラ・イネスちょっとだけしか登場シーンはなく、それほど目立ってなかったかな。
ER、一時期ハマったんなですがいつの間にか観なくなってましたね。
もう一度途中から見直そうかな。
「500ページの夢の束」ネタバレなし感想まとめ
ということで、「500ページの夢の束」のネタバレなしのレビューでした。
まとめると、
といったところです。
「500ページの夢の束」正直なところ、期待していたほど面白くなかったですね。
しかし、つまらないわけではないので「なにか心温まる映画観たいな」というときに軽く観るのがオススメです。
「500ページの夢の束」を見る方法
「500ページの夢の束」を見る方法があります。
もちろん違法な視聴方法ではなく、ちゃんと正しく安全安心に視聴することが可能。
以下のサブスク動画配信サービスで観れますよ(2020年5月6日時点)
(配信状況が変わっていることがあります。最新の情報は各サービスにてご確認ください。)
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