マネーモンスター感想。面白い!社会批判多め・見応えあるジョディフォスター監督映画

サスペンス
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「マネーモンスター」って面白いのかな?

という人のためにAmazonプライムビデオで「マネーモンスター」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。

この「マネーモンスター」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。

ですので、「マネーモンスター」を観るかどうかこの記事を参考にしていただければ、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。

ひとこと感想&評価(5点満点)

「マネーモンスター」おすすめの人
  • ジョディ・フォスター監督映画好きな人
  • 社会批判がこめられている考察しがいのある作品が見たい人
  • ジョージ・クルーニーやジュリア・ロバーツのファンの人

ただただエンターテインメントななにも考えずに楽しめる映画を探している人や、風刺みたいなストーリー展開は苦手な人にはオススメしません。

それでは「マネーモンスター」の予告編動画・あらすじ、監督・キャスト、ネタバレなしの感想をどうぞ!

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予告編動画・あらすじ

映画 『マネーモンスター』 予告

リー・ゲイツはマネー情報番組「マネーモンスター」の司会者。

今日も調子よく番組司会をこなしていた。

しかし番組放映中、背後にあやしい男が近づいてきていた。

そしてその怪しい男は銃を取り出しリーを脅し爆弾を装着させ「俺の話を放送しろ」と迫るのだった。

リーを人質にとられた番組スタッフは、男の話を放送しはじめるのだが…。

監督・キャスト

監督ジョディ・フォスター

リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)
マネー番組「マネーモンスター」の司会者

パティ・フェン(ジュリア・ロバーツ)
番組ディレクター。番組がのっとられるという非常事態でも冷静に対処する

カイル・バドウェル(ジャック・オコンネル)
番組をのっとった犯人。番組で推奨されたアイビス銘柄を大金で買い大損した。

感想(ネタバレなし)

ストーリー部分には、ほぼ触れないようにレビューしています。

見ごたえあり。映画の雰囲気があっさりしてるのは狙ってやってそう


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日本のワイドショーみたいなのの金融情報を報道する番組に、突然銃を持った男が入り込み番組をのっとる

という派手な事件を描いた映画「マネー・モンスター」

しかし映画の雰囲気は全体的にあっさりとしています。

あっさりしてるなら面白くない?

と思われるかもしれませんが、そんなことはないんですね。

僕は「マネーモンスター」面白いほうの映画だと思いました

銃持った犯人がテレビ番組をのっとるなんて事件を描いているのに、なぜ映画の雰囲気があっさりしたものになっているのか。

監督のジョディー・フォスターの力量不足かというと、そんなことはないと思うんですよね。

映画の雰囲気があっさりしている理由は2つ。

  • 犯人が事件を起こすまでの過去の過程のシーンがない
  • 事件のライブ放送が終わったときのテレビを見ていた人々のその後の行動

この2つがあるので、映画の雰囲気がちょっと薄くてあっさりしているんだと思います。

犯人の動機が分かりにくい(過去を描かない)のは共感できる部分を増やすため


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普通は犯人が事件を起こすにいたった経緯を描けば、観客は犯人に同情したりして納得感が高まります。

しかし「マネーモンスター」は犯人の過去のシーンを一切入れてないんですね。

これはおそらく描かれる犯人と「マネーモンスター」を見ている観客自身と重なる部分を多くして、少しでも犯人のことと観客自身に同じ部分があることを感じてほしかったからではないでしょうか。

もし犯人の過去のシーンを多く入れると、共感するかもしれないけれどそれはあくまで”映画に登場するキャラクター”に共感していて、しょせんは自分とは別の存在と心の奥底では感じるんじゃないかなって思います。

あえて犯人の過去シーンを入れないことで、想像の余地を残し「もしかしたら、自分もああなる部分はあるかも…」という余韻を残し、映画鑑賞後になんともいえない気持ちになるのでしょう。

こういう手法は「天気の子」の新海監督も意図的に用いていましたね。

くわしくは天気の子面白くない・つまらない理由7つ。主人公帆高嫌い広告がうざい。にて解説しています。

大衆は”事件”を消費して日常に戻っていくとこを描いたから


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「マネーモンスター」で印象的だったのが大衆の冷たさ

のっとられた番組を、バーなどいろいろな場所で多くの人々が見ているシーンがたくさん出てきます。

テレビ画面には司会者が犯人に銃で撃たれるかもしれない、命がかかっている状況なのに、みんなどこか他人事な反応なんですよね。

まるで”番組のっとりショー”を見ているかのような反応。

画面の向こうで展開されるエンタメショーとして見ているような状況だったのが、すごく印象に残りました。

「自分はああなるはずはない」と心のどこかでみんな思いつつも、いつか自分が犯人みたいなドツボにはまるかもしれないという恐怖。

そのようなうっすらとした恐怖があるから、人々は画面の向こうで展開される”リアル”から目を背け、あくまで”ショー”として楽しむ心理状況になっているのかもしれません。

こんな感じで「マネーモンスター」という映画は、ただ派手な事件を描くだけのエンタメなのではなく、登場する人々の反応を見て多くのことを考えさせられる優れた映画なんじゃないかなって思ったりしました。

考察好きな人は「マネーモンスター」かなり楽しめると思います。

マスコミ批判もある(さんざん煽って知らんぷり)

多くの情報に困惑する人

アメリカのワイドショーみたいなのって、やっぱり演出が日本よりも過激みたいですね。

映画「マネーモンスター」は株など金融関係のワイドショー的番組のタイトルでもあります。

番組名が「マネーモンスター」なんですね。

  • 番組がはじまると司会者とダンサー2人が踊って登場
  • むちゃくちゃテンポよく進む
  • いろいろ仕掛けがしてある

などなど、金融の番組とは思えないほどエンタメ化されているのがわかります。

そして映画「マネーモンスター」では、こうしたテレビ番組への批判も多く入れられていますね。

派手な演出とテンポの良さで、もうどんどんと煽るわけです。

あ~だこ~だと司会者が言うわけですが、番組で放映したことについての検証とかはないのでしょう。

言ったら言いっぱなしなんですね。

そのことに対する批判も映画のなかで登場しています。

なけなしの大金を全額株に突っ込んでしまう犯人に同情しにくいが…やりきれなさもある

暴落で青ざめている人

映画「マネーモンスター」を見ていると犯人が番組の言うことをうのみにして、犯人にとっては貴重な全財産とも言える大金を”番組おすすめの推奨銘柄”に投資してしまいます。

犯人は、ほぼなにも考えずに大金を株に突っ込んでしまったという状況。

こういう設定だと犯人に同情しにくいですよね。

同情しにくいということは、映画に感情移入しにくくなってしまいます。

映画後半のある人物の登場で深みが生まれる

ところが映画後半である人物が登場することで、犯人への見方に深みが生まれるんですね。

前半は「株に全財産突っ込むなんてバカだ」という気持ちから、あんまり同情できないと思ってしまう人が多いと思います。

しかし、後半のこの人物の登場で犯人がなぜ番組のっとるなんてことをするにいたったのか、ちょっと理解が深まるんですね。

犯人は株で大損したことだけが原因で、番組乗っ取りなんてことをするにいたったわけではなさそうなことが分かるわけです。

単純でないモヤモヤとした動機がたまりにたまっていたことが見て取れる、この過程を描く脚本よくできてるななんて思いました。

ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツなど豪華俳優陣出演してます

有名俳優の撮影風景

映画「マネーモンスター」にはメインキャストのジョージ・クルーニージュリア・ロバーツ以外にも、

「なにかの映画かドラマで見たな。」

という人がたくさん出演してるみたいです。

かなりの豪華キャストではないでしょうか。

  • ドラマ「アウトランダー」の主役カトリーナ・バルフ
  • ブレイキングバッドのガス役ジャンカルロ・エスポジート

が海外ドラマ見ている人にはおなじみの役者かな。

ベターソウルコールで見かけた人も出演してましたね。

好きな役者がいたら「マネーモンスター」チェックしてみてもいいかと思います。

ラストシーンもいい

映画が終わったことを告げる画面

ラストシーンよかったですね。

大事件を描いていたのに、あのラストですから拍子抜けした人多そう。

ネタバレになるのでくわしくは書きませんが、少なくとも劇的なラストシーンではありません。

観終わったあとに、

  • この2人はどう感じていたのだろう
  • 監督はこのラストシーンでなにを伝えたかったのだろう

と考えたくなるいい余韻を残したラストシーンでした

描かれたのは”大衆の無関心さ”

無関心な人

映画「マネーモンスター」に最初から最後まで流れているテーマは”大衆の無関心さ”だと思います。

今のネットにある”炎上”のような、刹那的な一瞬の娯楽にはみんな熱中する欲望を満たすための”関心”はあるんですね。

しかし映画でもあったように”事件”、”炎上”が終われば何事もなかったかのように多くの人々は日常に戻っていきます。

  • そうした意味での無関心さは、どうなんだろう
  • ただ自分の快楽を満たすだけで終わっていいのだろうか

といったことを映画「マネーモンスター」では一つのテーマとして描いているのではないでしょうか。

映画「マネーモンスター」ネタバレなしの感想まとめ

ということで「マネーモンスター」のネタバレなしのレビューでした。

まとめると、

  • 見ごたえあり。映画の雰囲気があっさりしてるのは狙ってやってそう
  • マスコミ批判もある
  • 犯人に同情しにくいが…やりきれなさもある
  • 豪華俳優陣出演
  • ラストシーンもいい
  • 描かれたのは”大衆の無関心さ”

といったところです。

「マネーモンスター」ジョディー・フォスターが監督ということで、ちょっと”いい映画だと思いたい”思いが入ってしまったかもしれません(笑)

ジョディー・フォスター好きなほうなので。

  • ただのエンターテインメント作品
  • 見てて楽しいだけの映画

とはちょっと違う考察しながら見れるような映画を見たい気分の人に「マネーモンスター」オススメです。

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