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レヴェナント蘇えりし者感想・評価 面白い?サバイバルはすごいです。

バッファローと冬景色 実話もの

(※本ページはプロモーションが含まれています)

「レヴェナント: 蘇えりし者」って面白いのかな?

っていう人のために僕が観た感想とか評価を書いています。

感想「面白くない」
評価 40点/100点満点中

「レヴェナント: 蘇えりし者」がオススメな人

レオナルド・ディカプリオのファン
アメリカの西部開拓時代に興味がある
大自然の映像美を楽しめる

「レヴェナント: 蘇えりし者」をオススメしない人

見応えのあるストーリーを味わいたい人
痛いのが苦手な人
重く暗い雰囲気の映画が苦手な人

「レヴェナント: 蘇えりし者」は、ストーリーとかがすごいわけではなくて、売りはレオナルド・ディカプリオの過酷なサバイバルシーンと大自然の映像美ですね。

ネタバレあり。

「レヴェナント: 蘇えりし者」を動画配信サービスで観る

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※この記事で紹介している配信情報はハンバーグ時点のものです。配信終了、配信状況が変更されている場合がございます。最新の配信状況については各サービスにてご確認ください。

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過酷なサバイバルは見応えあるけど、それだけという印象でつまらない。

レオナルド・ディカプリオ演じる主人公のヒュー・グラスが子連れのクマ(グリズリー)に襲われて大けがします。そこからグラスの過酷なサバイバルが展開されるというストーリー。

熊に襲われたり馬に乗ったまま崖から転落したり、馬の腹の中に入って寒さをやり過ごしたりなど、これでもかと過酷なサバイバルシーンがあります。

たしかにサバイバルシーンは壮絶ですごいんだけれど、それだけという印象の映画でした。ストーリーは息子の仇討ちをするというだけなんです。

ひたすらレオナルド・ディカプリオがのたうち回って、それで終わりって感じでした。最後まで観ることはできましたが、アカデミー賞の受賞歴があるわりにはつまらない映画でした。

大自然の綺麗さが見どころかな。ストーリーを楽しむ映画ではなくて、映像美や過酷なサバイバルのすごさを楽しむ映画ですね。

レオナルド・ディカプリオの壮絶なサバイバルがすごい

主人公だから当然なんですが最初から最後までレオナルド・ディカプリオの演技を観続ける状態になります。スタントなしですごいシーンをこなしたりしてるみたいです。

アカデミー賞の主演男優賞を受賞しています。

たしかに「レヴェナント: 蘇えりし者」のレオナルド・ディカプリオすごい演技だけれど、僕は同じレオナルド・ディカプリオ主演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のほうが断然面白いと思います。

ウルフオブウォールストリート感想。面白い。 見どころは、ぶっとびぶりです笑 コメディです。
【あらすじ】 ジョーダン・ベルフォートは、証券会社で働きはじめた。しかし、すぐに「ブラックマンデー」...

レオナルド・ディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォートのぶっとびぶりが面白くて仕方なかったですね。

「レヴェナント: 蘇えりし者」でのレオナルド・ディカプリオは、ただただ過酷なだけという感じ。

いいところは、全身傷だらけで瀕死の状態なのに、極寒のなか生き抜くレオナルド・ディカプリオを見て、

俺もがんばるぞ!こんな過酷なサバイバルよりも、(俺の今の状況のほうが)ずっとましだ。

と勇気をもらえるところでしょうか。

とにかく寒くて痛い

もういろいろと痛いです。レオナルド・ディカプリオは熊に切り裂かれるし、ナイフで刺したり刺されたりするし。そしてその様子の映像とか音がリアルというか真に迫るものがあるんですよね。

ナイフで刺されたときの音なんか、ほんとに体を刺されたときの音ってこんな感じなんだろうな~って思うような音で怖いです。

そして極寒の地なので、とにかく寒いという描写が多いです。

熊に襲われる様子がリアル。どうやって撮影したのか。

映画「レヴェナント: 蘇えりし者」で一番迫力あるのが序盤でレオナルド・ディカプリオ演じるヒュー・グラスが熊に襲われるシーン。このシーンは迫力ありました。

本物としか思えない熊がグラスを淡々と切り裂いていく様子は、すごくリアルさがあってすごかったですね。

調べてみるとCGが使われたそうです。こちらのブログで熊のシーンの撮影方法が解説されてました。

「自分に負けないラボラトリー」映画「レヴェナント」の疑問点を解説します

最初は本物の熊を使おうとしてたって書かれてますね・・・。すごくさらっと書かれてますが、本物の熊を使うなんていくら役者魂のあるレオナルド・ディカプリオでもヤバすぎると思います。

スタントマンとCGでもリアルすぎるほど迫力がありました。

熊が人間の頭を押さえつけ体を切り裂き、どこかにいったと思ったら戻ってきて、また人間を襲う様子がすごくリアルでしたね。主人公のヒュー・グラスは実在の人物で、熊に襲われたのは事実だそうです。おそらく原作となった小説に熊に襲われたときの様子がくわしく書かれているのではないでしょうか。

馬の腹の中に入って寒さをやり過ごす

熊の次にすごいなと思ったのがレオナルド・ディカプリオ演じるヒュー・グラスが馬の腹を切り裂いて内臓を取り出し、馬の腹の中に入って寒さをやり過ごすシーン。

馬の内臓がでかいし、なによりも馬の腹の中に入るという発想がすごいです。たしかにこれなら寒さをやり過ごせそう。「馬の中に入って寒さをやり過ごす。」なんて想像できなかったので、そのことに驚いたシーンでした。

動物の腹の中に入るというのはサバイバル術でリアルにあるみたいです。サバイバル術で有名な人が、馬じゃないけど動物の腹の中に入るというのをやってたとのこと。そのことが書かれたブログを次に紹介します。

実話ベースの映画。実話との違いが多くて残念でした。原作は小説。

「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、映画「レヴェナント: 蘇えりし者」はそうではないようです。

映画と実話を比較したブログがあったので紹介します。
映画「レヴェナント」:実話との比較検証 / ザウルスでござる

すごく丁寧に映画と実話との違いが解説されていて面白かったです。けっこういろいろと違いがあるんだな~というのが第一印象ですね。

「レヴェナント: 蘇えりし者」は実話をベースとした映画と聞いてから観た人は、ものすごい過酷なサバイバルの数々のシーンに驚くってことになりそうです。

でもどうやら脚色が多いようで、なんだ事実じゃない部分多いんだなと残念な気持ちになりました。

あくまで「実話をベースとした映画」ですから脚色があるんだろうなって思っていましたが、ちょっと脚色多いなという印象ですね。

原作は「小説」なのでノンフィクションというわけではないですよね。

 

一気に観たい映画だった。大自然に圧倒されると思う。

僕は映画をnetflixとかAmazonプライムビデオで観るんですが、空いた時間に細切れに映画を観る習慣があります。それで「レヴェナント: 蘇えりし者」も細切れに観てたんですが、「これは最初から最後まで一気に観たほうが良かったかな。」と思いました。

理由は世界観に浸る映画だから。

「レヴェナント: 蘇えりし者」はストーリーを楽しむんじゃなくて大自然の映像に酔いしれて、その雰囲気を楽しむ映画でもあります。ですので細切れに観ると没入感が得られにくいです。

2時間30分と長時間の映画ですが序盤を観ていて、その世界観に没入感を感じるなら最後まで一気い観たほうがいいですね。「すごく面白かった!」とはなりにくいかもしれませんが、「大自然の存在感に圧倒された!」ってなるんじゃないでしょうか。

厳しくも綺麗な大自然の冬の風景は見応えあった。

「レヴェナント: 蘇えりし者」はずっと真冬で雪が降ったり湖が凍ってたりします。登場人物たちは、みんなすごく寒そうです。

日本にいても夜の間に雪が降り積もった次の日の朝の風景って、しんと静まり返っていてどこか美しさがありますよね。「レヴェナント: 蘇えりし者」の映像にも、そんな美しい雰囲気があります。

できたら高画質で観たほうがいいでしょう。

 

ラストシーン(結末)の終わり方がカメラ目線の謎。なぜ?考察してみる。

なんかよく分かりませんが、ラストシーンでレオナルド・ディカプリオがカメラ目線になります。なにか意味があってカメラ目線にしたのでしょう。

僕なりに考えてみると、

「息子の復讐」に囚われていた自分の空虚さに気付いて「俺はいったいなにをしてるんだ…」と自問自答する様子をカメラ目線で表現していた。

ってことなのかななんて思いました。

最後にレオナルド・ディカプリオ演じるグラスとジョン・フィッツジェラルドが戦っているときに、ジョンがグラスに「俺を殺しても息子は還ってこない。」と言うんですね。

それを聞いたグラスは、ちょっと呆然とした表情になっています。たぶんむなしさを感じたのではないでしょうか。ジョンを亡き者にしても息子は還ってこないんだ…というむさしさですね。息子が全てだったとグラスは言ってましたから。

それでジョンにとどめをさすことをしなくて、偶然やってきたインディアンたちにジョンを差し出したのでしょう。好きにしてくれと。

 

アカデミー賞を受賞してるけど、それほど面白くない映画。

「レヴェナント: 蘇えりし者」の受賞歴は、

アカデミー賞主演男優賞
アカデミー監督賞
アカデミー撮影賞

です。

 

主演男優賞、撮影賞は納得です。レオナルド・ディカプリオすごいがんばってたし、映像美がありましたから。

でもアカデミー監督賞はどうなんでしょうね。「レヴェナント: 蘇えりし者」の撮影ってかなり過酷だったみたいですから、そんな過酷な作品づくりをやり遂げたという評価も含まれているのでしょうか。

3つも受賞しているから面白いのかなと思って観ると期待外れとなってしまうかも。

 

カメラワーク(撮影方法)が独特でした。スカイリムみたい。

「レヴェナント: 蘇えりし者」観てて思ったのが、なんだかゲームの画面を観てるみたいだなってことでした。すごく特徴的なカメラワークで、カメラがやたらと登場人物に近づいて撮影するんです。たぶんそうすると緊迫感が出るのかな。

あとちょっと魚眼レンズっぽい効果も使ってるのかなって思いました。登場人物を中心にして周りの風景が曲がってることがあったように思います。

ワンカットで長回しするので、余計ゲームの画面っぽく感じたのかも。「スカイリム」っていうゲームみたい思う人が多いです。言われてみれば、たしかに似てます。

 

撮影監督はエマニュエル・ルベツキ。「ニュー・ワールド」「ツリー・オブ・ライフ」「トゥ・ザ・ワンダー」「ゼロ・グラビティ」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」といった映画の撮影をしています。

「ゼロ・グラビティ」観たことあるんですが、たしかに映像すごかったですね。宇宙船の中から外が見える映像とかラストシーンの地球の大地の場面とか、すごく美しい映像だったなっていうのが印象に残る映画です。

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自然光のみで撮影。静謐な自然の雰囲気が良かった。

「レヴェナント: 蘇えりし者」はかなりこだわりをもって作られた映画です。極寒のなか撮影したりグラスとジョンが争うシーンは本当に殴り合ったみたい。

そんなこだわりの多い「レヴェナント: 蘇えりし者」ですが、ライトとか使わずに自然光のみで撮影されたそう。なので一日で撮影できる時間が少なかったとのこと。

自然の光だけで撮影されているから、あんなにも印象的な光の表現とか美しいと思える自然の風景を味わうことができたんだろうなって思います。

サバイバルシーンは過酷で激しいけれど周りの自然はずっと静かで「ただそこにある」っていう感じなんですよね。静謐という表現がピッタリな自然の映像でした。

 

先住民インディアン同士でも争っていたのが新鮮。

アメリカの開拓時代の歴史を知っている人からすれば常識なんだろうけれど、インディアンの部族間でも争っていたのが意外でした。そういうものだったんですね。

ケビン・コスナー主演のダンス・ウィズ・ウルブズっていう同じくインディアンが登場する映画観てて感動したことがあるんですが、インディアンは善良で争いをあまり好まないふうに思えたんですが、部族によって性質が違うのかもしれないですね。

 

「レヴェナント: 蘇えりし者」の感想まとめ

ということで「レヴェナント: 蘇えりし者」の感想でした。

総合的な評価としては僕は「面白くない」でした。すごくつまらないっていうわけではないんだけれど、面白いからたくさんの人に観てほしいっていう映画ではないです。

サバイバルシーンとか大自然とかの映像はすごいんだけれど、それだけという印象なんですね。

レオナルド・ディカプリオのファンなら、最初から最後までたっぷりとかっこいい姿を観ることができるので満足できるんじゃないでしょうか。

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