映画「イエスタデイ」って面白いのかな?
という人のために劇場で映画「イエスタデイ」を観てきたブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この映画「イエスタデイ」の感想記事を読んでいただくと、自分の好みに合うのか面白いのかが分かります。
ですので、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりませんよ。
ひとこと感想&評価(5点満点)
ビートルズがすごいバンドだって知らない人や無関心な人、ライトなノリのラブコメディが嫌いな人にはオススメしません。
それでは映画「イエスタデイ」のあらすじやネタバレなし感想をどうぞ!
映画「イエスタデイ」あらすじ
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ジャック・マリックは売れないミュージシャンだった。
そんなジャックを幼馴染のエリーはいつも励まし支えていた。
あるとき全世界が停電した。
そのとき世界からビートルズの存在が消えたのだった。
ジャックは、あのビートルズが存在していない世界に来てしまったことに気づくと、誰も知らないビートルズの曲を歌えばミュージシャンとして注目されるのではと考え実行する。
そして瞬く間にジャックは大人気となるのだったが。
映画「イエスタデイ」キャスト(登場人物)
ジャック・マリック(ヒメーシュ・パテル)
売れないミュージシャン。誰もビートルズを知らない世界でビートルズの曲を歌い大人気となる。
エリー・アップルトン(リリー・ジェームズ)
ジャックの幼馴染。売れないミュージシャンだったときのジャックを励まし手伝っていた。
映画「イエスタデイ」ネタバレなし感想
大きなネタバレなしの感想です。
ビートルズファンなら面白くて感動できる映画
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映画「イエスタデイ」は世界からビートルズが消えたらという設定です。
ビートルズは有名曲がたくさんありますよね。
「Yesterday」「Hey Jude」「Here Comes The Sun」などなど。
映画「イエスタデイ」のなかで、こうしたビートルズの曲がたくさん流れます。
タイトルだけ見てもどんな曲か分からなくても、実際に曲を聞いたら「あ、なんか聞いたことある。」となることが多いと思います。
それだけビートルズの曲は世界的に有名なんですね。
ただビートルズを知らないとか好みの音楽じゃないという人が映画「イエスタデイ」を観ても、あんまり感動できないかなと思います。
以下で、その理由を書いていきます。
ビートルズファンじゃないと感動できない理由2つ
ビートルズゆかりの地名や場所が出ても感動がない。
映画「イエスタデイ」では、地名とか場所が大きいテキストで表示されます。
ビートルズファンなら、あのリバプールか!とか、あの曲の元になった場所は今はこんなふうになってるんだなとかっていう感動があると思うんです。
でも僕はビートルズファンでもなく、どうしてもビートルズの音楽が好きになれないのでビートルズ由来の地名とか場所が登場しても、なんの感動もないんですよね。
登場人物たちが、ものすごくいい曲と感動してても共感できない。
主人公のジャック・マリックがビートルズが消えた世界線でビートルズの曲を弾き語りをします。
すると聞いていた友達たちが感動するんですね。
「ワオ!いつのまにそんなすごい曲、作曲したの?」
という感じで。
あとエド・シーラン(実在の有名ミュージシャン)と作曲勝負をして「今まで生きてきて最高の曲を聞いた。完敗だ。」というようなことを言ったり。
ビートルズの曲は世界的に有名で歴史に残る名曲ばかりということは間違いないんだけれど、いかんせん僕の好みの曲じゃないので、ビートルズの曲を初めて聞いた友達やエド・シーランがものすごく感動してても「そうだよね!」とはならずに「そうなんだ。」ぐらいにしか思えないんです。
ビートルズファンの観客なら納得感がある。
これがビートルズファンなら、
友達の驚きが分かる!
そりゃビートルズの曲だったら、いくらエド・シーランでも敵わないよね。
という感じで納得してうれしい気持ちになれると思うんですよね。
ビートルズファンじゃないのになんで映画「イエスタデイ」を観たのか。
あんまり感動しないとか書いてますが、じゃあなんで映画「イエスタデイ」はビートルズを扱った映画って分かってるのに、ビートルズファンでもなんでもない僕は観に行ったのか?
理由は音楽映画が好きだから。
ジョン・カーニー監督の「はじまりのうた」「シングストリート」といった音楽映画が好きなので、もしかしたらビートルズファンじゃなくても映画「イエスタデイ」面白いかな?と思ったからですね。
でもどうやら僕はジョン・カーニー監督の作る音楽映画がもしかしたら好きなのかもしれないと思い始めました。
同じ音楽映画の評判の良かったと思う「ボヘミアンラプソディー」も観たんですが、口コミで言われてるほど面白いとは思えなかったんです。
そのミュージシャンやバンドに思い入れがないと面白くないのかなと思ったんですがジョン・カーニー監督の「シングストリート」は実在のミュージシャンたちの曲を扱ってるし…
と、いろいろ考えてみると僕はどうやらジョン・カーニー監督の音楽映画が好きみたいです。
たからなに?という話しですが、多くの人がTwitterとかで絶賛してるけど「そこまで面白いかな…」ということがあったので、自分の映画の好みについて考えてみたしだいです。
「シングストリート」あんまり好みの音楽じゃないけど面白かった。
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映画シングストリートは80年代の曲を扱っています。
僕は80年代のMTV全盛期のころの音楽は好みでないことが多いし聴くことも少ないです。
それでも映画は面白かった。
ストーリーが良かったし好みの作りの映画だったんだと思います。
やっぱり「はじまりのうた」のほうが面白い。
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僕は映画「イエスタデイ」より「はじまりのうた」のほうが面白かったです。
「はじまりのうた」は、ほとんどがこの映画のために作曲された曲だっと思います。
「はじまりのうた」で流れる音楽が僕の好みの音楽というのも大きいですね。
やはり映画も音楽も結局は自分の好みに合うかどうかで評価が決まってくるのでしょう。
「シングストリート」「はじまりのうた」以外のジョン・カーニー監督作品を「ジョン・カーニー監督作品(映画・ドラマ)まとめ。名作。音楽好きなら必見の面白さ。」にて書いています。
主人公がとぼけた表情してるので、そこが自分の才能じゃない感が出てて良い。
主人公ジャック・マリック演じるヒメーシュ・パテルが、すごいとぼけた表情の演技してました。
さあジャック・マリックのアルバムを売り出すぞっていうときジャケットのジャック・マリックの写真が、すごいボ〜っとした表情になってましたね。
こういうボ〜っとした表情にすることで、こんなに人気になっているのはジャック・マリックの才能じゃなくてビートルズの曲だからということを表現しているのでしょう。
口コミでこういう主人公だと、いくらビートルズの曲でも大人気になるとは思えないっていうのがありました。
監督はあえて狙って主人公にとぼけた表情をさせるようにしたんじゃないかなって思います。
ビートルズの音楽はどうしても好きになれないけど、映画はラブコメディっぽくて普通な感じでした。
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自分でもよく分からないんですが、ビートルズの曲って嫌いじゃないんだけれど好きになれないんですね。
名曲なんだろうけれど、なんか繰り返し聴きたいなとはなりません。
ビートルズと同じ60年代~70年代に活躍したザ・バンド、ボブ・ディラン、ピンクフロイド・はっぴいえんどなどは好みに合うなと思うんですが不思議とビートルズの曲はそうは思わないです。
ザ・バンドとかがどういう曲があるのか、一応載せときます。試聴できるので良かったら聞いてみてください。
そういう僕なので映画「イエスタデイ」の本当の面白さが分からないんだと思います。
あ、ただビートルズのメンバーだったジョージ・ハリスンのアルバム「Brainwashed」のAny Roadっていう曲は大好きです。
サブスク定額音楽配信サービスは、こうして気になる曲があるときにすぐにフルで聴けることが多いので便利ですね。
プレイリストに追加しておけば、好きなときにスマホでどこでも繰り返し聴けます。
有料で登録すれば広告が出ないので快適に曲を聴けるのもメリット。
僕はapple musicを利用しています。
apple musicがどんなサブスクなのかは、
「【apple musicは良い】聴き放題の定額音楽配信サービスは聴きたい曲をどんどん増やしたい人に超オススメ。」
のページで僕がapple musicを利用している経験を元に、くわしく解説しているので興味がある人は読んでみてくださいね。
分かり切っていることではありますが、ビートルズの曲を全人類が好きになるわけではないですよね。
それはどんなミュージシャンの曲でも同じことです。
ラブコメは、これぞ王道って感じでした。
こういう流れのラブロマンスが好きだと感動できるストーリーですね。
音楽で儲ける(商業主義)が悪として描かれてるのは、あんまり共感できない。
映画「イエスタデイ」はレコード会社のデブラが悪役になっています。
全体的には音楽で儲けることを悪として描いている傾向がありますね。
そこらへんはあんまり共感できないかなと思ったりしました。
プロのミュージシャンは音楽で稼ぐことができているわけですから、あんまり儲けるのは悪としすぎると新たな才能が出てこなくなるかも。
趣味で音楽やってるならいいですけどね。
ただ商業主義すぎると権利でガチガチになってしまって音楽を趣味とする人が減っていき、音楽業界そのものが縮小してしまう可能性がありそうです。
映画「イエスタデイ」はジャンルとしてはラブコメディだと思うので、音楽業界がどうのこうのとは深く考えなくてもいいのかなと思ったりはします。
商業主義が行きすぎると音楽の良さが失われるのだろうし、このあたりのバランスは難しいところなんでしょう。
主人公が違う世界線に行く異世界ものストーリー。なろう系
映画「イエスタデイ」は主人公が異世界に行って元いた世界の知識を使って活躍する「なろう系」って言われています。
「なろう系」っていうのライトノベルで言われているジャンルの1つだと思います。
言われてみれば映画イエスタデイ、異世界で活躍するなろう系物語っぽいですね。
ライトノベル系のアニメって観る人は学生が多いと思いますが、社会人の人が観ても十分面白い作品がけっこうあります。
実写の邦画、洋画、海外ドラマしか観ないという人だとライトノベル系のアニメは最初はとまどうことがあるでしょう。
たとえば男子学生が喜びそうな、ちょっとエロい描写とか、主人公の男がやたらと女性にモテてハーレム状態になってる描写とか。「なにこれ?」と引くと思います。
でもだんだんライトノベル系ならではのことに慣れてくれば「これって、かなり面白いコメディアニメだな。」と思えるようになってくる人もいるでしょう。
ライトノベル系のコメディアニメでおすすめは、
- 「この素晴らしい世界に祝福を」
- 「慎重勇者」
コメディ以外だと、
- 「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
- 「盾の勇者の成り上がり」
などが最初は見やすくてオススメです。
というか僕はそこまでライトノベルにくわしいわけじゃないので、もっと初心者向けの作品があるかもしれませんのでご了承を。
この素晴らしい世界に祝福を
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「この素晴らしい世界に祝福を」は、
- 一日一発しか魔法を使えない魔法使い
- あと最低な性格をしている主人公と、その主人公を異世界に導いた女神との漫才みたいな会話
が面白いです。
慎重勇者
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「慎重勇者」は慎重すぎる性格なので敵と戦う前に、ひたすら準備してからでないと戦わない勇者という設定が面白いです。
RPGゲームで、ゲームのストーリーを進めるのではなく、ひたすらレベル上げの戦闘を繰り返してた人は共感できるコメディアニメだと思います。
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
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「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」はエルフとか魔法とかある世界と現実世界の日本がある日門を通してつながってしまって、その異世界に自衛隊が行くとどうなるかっていうストーリーですね。
昔の邦画「戦国自衛隊」が元ネタだと思います。
戦国自衛隊(Amazonプライムビデオへ)
異世界で圧倒的な戦闘力を見せる自衛隊の活躍が面白いです。
盾の勇者の成り上がり
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「盾の勇者の成り上がり」は異世界に召喚されてしまった男が、防御装備の盾しか使えない状態で、どうやって生き抜くのかを描いています。
映画イエスタデイが「なろう系」って言われてて、「なろう系」っなに?と興味を持った人はライトノベル系のアニメでコメディっぽいのを観てみると意外と面白く思えるかもしれませんよ。
エド・シーラン演技うまい?
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映画イエスタディで実在の有名ミュージシャンのエド・シーランが本人役で出演していました。
たぶん役者としては素人だと思うんですが、まったく違和感なかったですね。
本人役だから演技もなにも普段のままでいいってことなのかもしれないですが。
しかし、たとえば即興の作曲勝負でビートルズが作った曲にエド・シーランが感動する様子なんかは、いかにもアーティストっぽくて良かったですね。
映画「イエスタデイ」のサントラCD発売されてます。サブスクでも配信中。
イエスタデイ (オリジナル・サウンドトラック)(Amazonへ)
映画「イエスタディ」公開間もないですが、サントラCD発売されています。
あとAmazon Music UnlimitedやApple musicなどサブスクでも配信中です(2019年10月20日時点)
そしてなんとレコード盤も発売されています。
ビートルズが活躍した時代はレコードが主流の時代だったからってことでのレコード盤発売なのかな。
映画「イエスタデイ」のサントラはビートルズの原曲が収録されているのではなくて、映画で主役を演じたヒメーシュ・パテルが歌ったビートルズの曲が収録されています。
あとはダニエル・ペンバートンが作った劇伴(映画で流れるBGMみたいなの)ですね。
映画「イエスタデイ」でビートルズに興味を持った人は、まずはこのサントラでいつでも劇中のビートルズの曲を聴けるようにして、さらに気に入ったら原曲を聞くといいのかなって思います。
映画「イエスタデイ」のジャケット写真はビートルズのアルバム「アビイ・ロード」のジャケットと同じ場所ですね。
映画「イエスタデイ」感想まとめ
ということで映画「イエスタデイ」の感想でした。
まとめると、
- ビートルズファンなら面白くて感動できる映画
- ビートルズゆかりの地名や場所が出ても感動がない。
- 登場人物たちが、ものすごくいい曲と感動してても共感できない。
- 普通のラブコメディっぽい。
- 音楽で儲けることが悪として強調されすぎてる感じがして好きになれない。
- エド・シーラン演技がうまい。
といったところです。
僕は残念ながら口コミで絶賛されているほど映画「イエスタデイ」面白いとは思えませんでした。
つまらないことはなかったけれど、すごく感動したとかっていうのはなかったですね。
でも劇場の音響でビートルズの曲が聞けたのは良かったなって思いました。
映画「イエスダデイ」が面白い・感動したってなるためには、
- ビートルズの曲が好みに合う。
- リチャード・カーティス脚本のラブコメディが好き。
この2つの条件をクリアしていないといけないと思います。
映画「イエスタデイ」がつまらないと思う人の理由についての記事も書いています。
「イエスタデイ」を見る方法
「イエスタデイ」を見る方法があります。
もちろん違法な視聴方法ではなく、ちゃんと正しく安全安心に視聴することが可能。
以下のサブスク動画配信サービスで観れますよ(2020年5月7日時点)
(配信状況が変わっていることがあります。最新の情報は各サービスにてご確認ください。)
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