
アニメの「ペンギンハイウェイ」って面白いのかな?
という人のためにAmazonプライムビデオで「ペンギンハイウェイ」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この「ペンギンハイウェイ」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、「ペンギンハイウェイ」を観るかどうかこの記事を参考にしていただければ、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
謎があいまいなまま終わる物語は観たくない人や、ファンタジー系作品は今はいいかなという人にはオススメしません。
それではアニメ「ペンギンハイウェイ」の予告編動画・あらすじ、監督・制作スタジオ・登場キャラクター(声優)、ネタバレなしの感想をどうぞ!
予告編動画・あらすじ
小学4年生のアオヤマは、知的好奇心が強い少年。
興味を持ったことを科学的視点で”研究”することに夢中になっていた。
歯科で働いている”おねいさん”もアオヤマの研究対象になっているのだった。
そんなある日、街にペンギンが出現し始める。
ペンギン出現の謎を解くためにアオヤマは研究に取り組むのだったが…
監督・制作スタジオ・登場キャラクター(声優)
監督石田 祐康
制作スタジオコロリド
アオヤマ君(北香那)
小学4年生男子。好奇心旺盛。科学的視点で冷静に興味を持ったことを研究することに没頭している。
お姉さん(蒼井優)
アオヤマに好かれている歯科で働くだいぶ年上の女性。
ウチダ君(釘宮理恵)
アオヤマと仲のいい友だち
ハマモトさん(潘めぐみ)
アオヤマの同級生。アオヤマと同じく科学的思考を好む女の子。
感想(ネタバレなし)
ストーリー部分にほぼ触れずにレビューしています。
不思議系解決はしないけど、淡い感情呼び起こす物語
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など「ペンギンハイウェイ」はいろいろと謎なことが出てきます。
シリアス系の一部のSF作品などでは、こうした謎現象の秘密が少しずつ明かされていくとこが見どころになりますよね。
「ペンギンハイウェイ」はそういった少しずつ謎が明かされる物語ではなく、謎は謎のまま。
そこらへんの謎現象の秘密を明かしていくのを見る醍醐味がないとこが、そこまで面白くない原因かなと思います。
しかし、「ペンギンハイウェイ」はSF的謎の秘密がメインテーマではありません。
「ペンギンハイウェイ」のメインテーマは、
少年・少女の好奇心
ですね。
大学生ぐらいから上の年代の人が観ると、

ああ子どものころって、なんかこういう好奇心あったな…
と切なくなってくる良さがあります。
意味不明(でもファンタジー作品なので)
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「ペンギンハイウェイ」最後まで観ましたが、たしかにずっと意味不明です。
描かれている現象の仕組み的なことは分かりますが、私たちの現実世界との接点はほぼない描かれ方なので、あんまりつかみどころがないんですね。
なのであくまで科学っぽさをまとった不思議ファンタジー物語として観ることをオススメします。
世界は不思議に満ちていることを思い出させてくれる物語
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「ペンギンハイウェイ」で描かれた世界は、あくまでファンタジー。
しかし、私たちが生きるこの世界の不思議に興味を持ってみる良さが分かります。
SFや科学に関心ある人なら、
などなど、この世界にはまだまだ解明されていない謎が盛りだくさんですよね。
「ペンギンハイウェイ」ではペンギンやらクジラやら”海”など、かなりファンタジーで抽象的に描かれています。
それでも私たちが存在するこの世界の不思議さの一部を表現してると言えるんじゃないでしょうか。
理解できなくても分からなくてもいい
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ストーリーが進むごとにペンギンやら謎の生物、謎の現象とか出てきて、わけがわからない状況になっていきます。
でもそれはそれとして、少年の一夏の冒険を楽しむのが「ペンギンハイウェイ」の楽しみ方なんでしょう。
というふうになる人が「ペンギンハイウェイ」面白かったってなる人だと思います。
ドラえもんの映画を思い出す「日常」→「異世界」へ入り込む子どもたち
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自分たちが暮らすすぐ近くの森で不思議なことが起こっていた。
その不思議な謎に冒険(研究)に出かける。
こういうストーリー観てると、思い出したのがドラえもんの映画ですね。
ドラえもんの映画は、たいていはいつもの日常に不思議な現象が忍び込んできて、ドラえもんやのび太たちが冒険に向かうという筋書きだと思います。
「ペンギンハイウェイ」も日常に不思議な現象(ペンギンが出現など)が発生して、少年たちがその不思議に立ち向かうという内容です。
ドラえもんみたいに未来の道具が出てきたりしないけど、物語の構造は同じような感じではないでしょうか。
ドラえもんの映画のあの不思議な雰囲気が好きという人は「ペンギンハイウェイ」そこそこ楽しめると思います。
主人公の父親が一番すごいと思う

主人公の少年アオヤマの父親が、ペンギンハイウェイの登場人物のなかで印象に残りました。
などなど、なんだかすごい理想的な父親でしたね。
こういう父親だからこそ主人公の少年アオヤマは、自分の興味に全力で科学的な思考で取り組むようになっていったんでしょう。
「ペンギンハイウェイ」観るときは、主人公の少年の父親にも注目してみてください。
きっと、

このお父さんすごいな…
と思うはずです。
お父さん、きっと大学教授とか科学者なんでしょうね。
こんなお母さんだったら良かったな…

母親も良かったです。
主人公の少年アオヤマが”研究”に夢中になりすぎるのを、あくまでそんな息子を否定しすぎずやんわりと軌道修正するところとか。
そんな母親と父親2人の子育てが、うまく噛みあっています。
母親も父親も、息子をしっかりと見守っているんですよね。

なんて理想的な両親なんだろう…
と思ったりしました。
そんなに面白くないけど、見どころは子どもの時の好奇心を思い出させてくれるところ
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「ペンギンハイウェイ」全体的な感想は、
そんなに面白くない
にどうしてもなってしまうんですよね。
子どもが観た場合だと、かわいいペンギンとかちょっとした謎とか出てきて、それだけで面白いと思うんですが。
「ペンギンハイウェイ」どちらかというと児童向け映画なのかもしれません。
ドラえもんの映画なんかだと、はっきりと児童向けなんですが「ペンギンハイウェイ」みたいな作品となると微妙なところかも。
大人が観る場合は、子どものころ持ってい自分の周りへの好奇心
を思い出して切なくなったり懐かしくなったりして楽しむアニメ映画なんでしょう。
「ペンギンハイウェイ」ネタバレなし感想まとめ
ということで「ペンギンハイウェイ」ネタバレなしのレビューでした。
まとめると、
といったところです。
というふうに楽しめるアニメ映画かなって思います。
突き抜けた面白さがある作品ではなかったですが、良質な映像でした。
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