
映画「完全なるチェックメイト」って面白いのかな?
という人のためにAmazonプライムビデオで映画「完全なるチェックメイト」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この映画「完全なるチェックメイト」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、映画「完全なるチェックメイト」を観るかどうかこの記事を参考にしていただければ、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
ヒューマンドラマ的な感動を期待している人や、ボビー・フィッシャーやチェスを知らない人にはオススメしません。
それでは映画「完全なるチェックメイト」の予告編動画・あらすじ、監督・キャスト、ネタバレなしの感想をどうぞ!
予告編動画・あらすじ
ボビー・フィッシャーは幼少のころからチェスが強かった。
世界最高レベルのチェスプレイヤーとなったボビー・フィッシャーだが、しだいに精神を病み始めていた。
世界チャンピョンボリス・スパスキーとの対決。
第2戦、ボビー・フィッシャーは姿を現さず不戦敗となってしまうのだが。
監督・キャスト
監督エドワード・ズウィック
ボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)
チェスの天才。しだいに精神を病んでいく。
ボリス・スパスキー(リーヴ・シュレイバー)
チェスの世界チャンピョン。ソ連の人間。
感想(ネタバレなし)
ストーリー部分には触れないようにレビューしています。
ボビー・フィッシャーフィーバーや、チェスにくわしい人なら面白い映画
完全なるチェックメイト(字幕版)(Amazonプライムビデオへ)
ボビー・フィッシャー、なんとなく名前は聞いたことがありましたが、どんな人かまったく知らずに「完全なるチェックメイト」見てみました。
感想は「まあまあかな」という感じ。
終盤のチェスの大試合のとこは、静かな緊張感のなか見入ってしまってました。
ただ僕がチェスを知らないので、

これはすごい手だ!
と感嘆の声をあげている登場人物がいても、

へぇー、そうなんだ
というぐらいしか思えなくて、いまいち映画に乗り切れなかったかなって思います。
チェスにくわしい、プレイしてるっていう人が見ると「すごい!」と思えてすごい見応えある映画になるのかもしれません。
チェスについての解説や、どこらへんがすごいのかはあまり描いてない

ちょっとした盤面の解説シーンはありますが、チェスについて知らない人が見るとぜんぜんわからないと思います。
映画ではチェスそのものについての解説みたいなシーンは極力省いて、ボビー・フィッシャーがどういう人だったのかをメインに描いていますね。
何か劇的な展開があるのかというとそうでもなく、ずっとボビー・フィッシャーの精神が崩れていくところを描いていた感じでした。
なので「こういう人がいたんだな」という感想止まりで、あまり心動かされるものは正直なかったです。
ボビー・フィッシャーをよく知っている人とか、ボビー・フィッシャーが有名になったころをよく覚えている人だと、

こういう人だったのか
というちょっとした驚きみたいなものはあるのかもしれません。
アメリカとソ連の冷戦という時代背景を知っておいたほうがよさそう
映画の舞台となった時代は、アメリカとソ連の冷戦時代。
2020年現在は、アメリカと中国の2大大国となってますが、昔はアメリカとソ連だったんですね。
ソ連は今は崩壊してロシアになっています。
アメリカとソ連の冷戦時代は、2国間でいろんな競争みたいなのをしてました。
たとえば宇宙開発なんかはそうですね。
アメリカはソ連よりも早く月に人類を立たせるために、国をあげて挑戦してたとかそういうやつです。
チェスゲームが、アメリカVSソ連となっていった
映画「完全なるチェックメイト」では、世界チャンピョンがソ連の人間。
そしてボビー・フィッシャーはアメリカの人間。
つまりチェスの試合なんだけど、アメリカVSソ連の代理戦争みたいなことになっていたんです。
冷戦の時代がどういう時代だったのかを知っていると、映画「完全なるチェックメイト」をより深く知ることができるでしょう。
もし冷戦時代でなければ、ボビー・フィッシャーはチェス界では有名になっただろうけれど世界的に話題になったりはしなかったんではないでしょうか。
あと国家の威信をかけた試合みたいになってしまって重圧がかかり、そのせいでボビー・フィッシャーの精神がさらにひどいことになってしまったということなのかもしれないですね。
藤井 聡太など将棋の天才棋士に関心がある人は楽しめそう
チェスとか将棋といったゲームって天才が出現しますよね。
日本だと最近は藤井聡太が有名で羽生善治は長年活躍されています。
アニメとかドラマ、映画でも将棋の天才を扱った作品は、けっこうあるんじゃないでしょうか。
そうした天才を扱った作品が好きな人は、「完全なるチェックメイト」見るとなにかしら心動かされるものがあるのかもしれません。
ボビー・フィッシャーがどういう人なのかWikipedia読んでから見たほうがいい
ボビー・フィッシャーをまったく知らない状態で映画「完全なるチェックメイト」を見てしまうと、

まあつまらなくはないけど普通の映画かな
という感想になってしまいやすくなるでしょう。
やはりボビー・フィッシャーがどういう人だったのかや、当時の時代背景を知っておいてから見たほうが、まだ面白さがあるかと思います。
そうじゃないと、チェスってのめりこみすぎると人間の精神を壊してしまうゲームなのかと思ってしまいそう。
僕も映画見てるときは、チェスって人間の精神に悪影響を及ぼすゲームなの?と思ってしまうぐらいでした。
これは当時の時代背景の影響が大きいんでしょうね。
国・政府からものすごい圧力かけられてたら、たしかに精神がまいってしまいやすくなるのかもしれません。
映画「完全なるチェックメイト」ネタバレなしの感想まとめ
ということで「完全なるチェックメイト」のレビューでした。
まとめると、
といったところです。
つまらなくはなくて、そこそこ面白かったかなという感じでした。
同じ自伝でも「モリーズ・ゲーム」みたいな普遍的なテーマを扱った映画だと感動するんだけど、「完全なるチェックメイト」はボビー・フィッシャーがどんな人だったかを描くとこまでの映画だったかなという印象です。
そういえば「ボビーフィッシャーを探して」という映画もありますね。
こちらは親子関係とか描いているみたいで感動したりするのかも。
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