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映画スポットライト世紀のスクープ 感想・評価 記者の実話物で面白い

新聞 実話もの

(※本ページはプロモーションが含まれています)

「スポットライト」って面白いのかな?

という人のために僕が観た感想・評価を書いています。

感想「まあまあ面白かった。」
評価 60点/100点満点中

[recommended rtitle=’「スポットライト」オススメな人’ rp1=’正義を追及する記者が活躍する映画が好きな人’ rp2=’社会派ドキュメンタリー風な映画が好きな人’ rp3=’キリスト教や教会に関心がある人’]

[recommended rtitle=’「スポットライト」オススメしない人’ rp1=’社会派の地味な映画が苦手な人’ rp2=’笑って楽しめる映画が好きな人’ rp3=’キリスト教や教会・宗教にまったく興味がない人’]

映画「スポットライト」は社会派で硬派な作品が好きな人向けの映画ですね。笑って楽しく映画を観たいっていう人にはオススメできないですが、じっくりと社会問題に思いを巡らせながら観たい人にはオススメです。静かな興奮を味わうことができますよ。

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ネタバレあり

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記者が活躍する本格的社会派ドラマ。派手さはないけど見応えあります。

社会

派手な演出はないけど見応えあって面白いです。ドキュメンタリー風な映画です。

教会の神父が子どもにいたずらなどの虐待をしているという不祥事がありました。しかし教会は世間からその不祥事を隠すために、もみ消すことを繰り返し行ってきたんです。

そんな実態をボストン・グローブ紙の記者たちが暴きます。

とくに大きく盛り上がる場面はないんですが、教会の不祥事を粘り強く暴いていく過程が丁寧に描かれていて好感が持てました。

 

根性ある記者魂を観れます。

ガッツある人々

追い返されても平然として次の人に話しを聞きに行くとこがすごい。

ボストン・グローブの記者たちは子供のころ神父の被害にあった人や子どもにいたずらをした神父に話しを聞きに行きます。

被害者や加害者の神父で「ぜひ話しを聞いてくれ。」っていう人は少ないですから話しを聞きに行った記者はたいてい追い返されたり、機嫌悪く対応されたりしてしまいます。

でも記事たちは平然としてるんですね。話しを聞きにくい人たちに取材することが多いでしょうから断られることに慣れているってことですよね。そんなシーンを見ていて記者ってガッツある人が多いんだろうな〜って思いました。

記者が被害者の弁護をしている弁護士に会いにいっても、最初のころは追い返されていましたが、だんだんと協力しあうようになってました。記者の粘り勝ちでしたね。

女性記者役レイチェル・マクアダムスがすごい美人

美人な女性

ボストン・グローブにはスクープ記事コーナーみたいなのがあって、そのコーナーを担当する専属のチームがあります。

そのチームの一員の女性サーシャを演じるレイチェル・マクアダムスが、ものすごい美人でした!「スポットライト」観てる間ずーっと「美人だな〜」と見惚れていました(笑)

レイチェル・マクアダムスは「君に読む物語」「ドクター・ストレンジ」「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

などに出演している女優です。かなり有名なんだと思います。

「スポットライト」を観ると記者になりたくなってきますよ。

「スポットライト」観ていて思ったのが記者ってすごくやりがいありそうな仕事だな〜ってことでした。とくに映画の題材になった教会の闇を暴くみたいな仕事だとそうですよね。

一日中仕事してるみたいになっても充実した日々になりそうだななんて思います。「スポットライト」を観た人のなかには記者になりたいと思った人がいるんじゃないでしょうか。

記者って話しを聞きに言っても追い返されたりして、たいへんな仕事なんだと思いますが「スポットライト」のような記者の仕事であればやりがいがあって充実した日々になりそうです。

まあもちろんそんなに面白くないテーマで取材をしないといけないみたいなこともあるんでしょう。

バロン編集長役のリーヴ・シュレイバーの物静かだが力強い演技が良かった。

ボストン・グローブのバロン編集長は新任です。でも赴任してきてすぐに教会の不祥事について追求することをスポットライトチームに要請します。

バロン編集長常に物静かで低姿勢なんですが力強いんですよね。こいうい人がトップだと部下は思いっきり仕事に打ち込めるんたろうなって思います。

そんなバロン編集長役のリーヴ・シュレイバーの演技が良かったです。物静かだけど内に秘めた闘志があることが感じられました。

リーヴ・シュレイバーは「スフィア」「ニューヨークの恋人」「犬ヶ島」などに出演しています。

 

元ネタは実話 最後の都市名が並ぶとこで驚きます。

都市

映画「スポットライト」は実際の事件を元ネタにしています。ストーリーが進む中、記者たちが考えていたより多くの加害者の神父や被害者たちがいることが分かってきます。

「神父が子どもにいたずらする虐待って多いんだな」って思いながら観終わったんですが、ラスト被害があったアメリカの都市名が出てきます。その都市名の数が多くてびっくりしました。

子どもにいたずらなどの虐待をした神父が他の地域に移されていたんですが、移動したとこでもまた子どもにいたずらしていて、そのせいで被害のあった都市名が増えてしまったという原因がありそうです。

しかし聖職者「神父」から受けるイメージからは想像しにくいほど、子どもにいたずらなどの虐待をしていた神父が多いのも事実。なぜここまで子どもに虐待をする神父が多いのか不思議です。

大げさな演出なしで淡々と描かれるとこがいい。

オフィス

映画「スポットライト」は、最初から最後まで派手な演出がありません。でも途中で飽きることはなかったです。ラストシーンは静かに幕を引きます。この静けさがいいです。

派手な演出がないので、事件の大きさがより強調されています。教会というタブーに切り込む記者たちの真剣さが感じられて画面に引き込まれました。

同じ記者ものの映画「ペンタゴンペーパーズ」

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と比べると「スポットライト」はかなり抑えた演出になっています。

「ペンタゴンペーパーズ」は演出が派手めですが前半は飽きそうになりました。

 

演出が「ペンタゴンペーパーズ」より静かな「スポットライト」のほうが最初から最後まで飽きずに観ることができたのって不思議ですね。

「スポットライト」は映画のなかにすごく入り込んで観ることができました。たぶんドキュメンタリー風なので、よりリアルさを感じることができたのかもしれません。

結末(ラストシーン)が静かでリアルさがある。

ラストシーン、たいていの映画だと感動してもらおうと派手さとかこれぞラストシーンみたいな演出にすることが多いと思います。でも「スポットライト」の結末(ラストシーン)は静かです。

そのラストシーンの静けさがリアルさがあって良かったです。

ラストシーンは、ボストン・グローブ紙で教会の不祥事の記事が掲載された日の当日の朝の社内の様子になってます。

出勤した社員が社内に入るとすごく静かで電話もなっていません。しかしスポットライト部署の部屋にはいったとたん、鳴り止まない電話を受け続ける社員たちがいたという幕引きになってます。

電話してきているのは神父にいたずらされた人々だったようです。過去に神父にいたずらせれたとか現在子どもがそういう状態になっているとかの内容なんでしょう。

教会や神父の権威によって泣き寝入りしていた人たちがボストン・グローブの記事を見て電話したんだと思います。

アカデミー賞受賞してる。教会と神父が身近な存在だからこそ。

教会の通路

「スポットライト」は作品賞と脚本書を受賞しています。それほど反響の大きかった映画だったのでしょう。

教会が身近にある国では映画「スポットライト」は、かなり関心を持って観られたのではないでしょうか。

日本だと教会と神父って、そんなになじみがないですよね。なので日本の観客は、たとえばアメリカの観客より衝撃度は低めだったと思います。

アカデミー賞って基本はアメリカの映画が対象みたいですから、アメリカの観客に大きな関心を持って観られたであろう「スポットライト」がアカデミー賞を受賞したことは、アメリカ国民は納得してる人が多かったのでしょう。

作品賞とか脚本賞って「スポットライト」みたいな硬派な映画が受賞しやすいのでしょうね。

まとめ

ということで映画「スポットライト」の感想でした。

とっても硬派な雰囲気になっていえ見応えありましたね。派手なエンタメ映画もいいですが、たまにはこういうドキュメンタリータッチな映画もいいものです。

「スポットライト」は新聞記者ものの映画が好き、硬派な作品を観たいという人にはオススメの映画です。

あらすじ

教会の神父が子どもにいたずらをする虐待事件が発生していたが、地域を管轄していた枢機卿は事が大きくならないように隠蔽工作をしていた。ボストン・グローブ紙に新編集長が赴任してきた。新編集長は特ダネを追うスポットライトチームに教会の神父の事件を深く追求するように部下に頼んだ。そしてスポットライトチームの記者たちは想像をはるかに超える事実に直面するのだった。

キャスト(登場人物)

マイク・レゼンデス – マーク・ラファロ
ウォルター・“ロビー”・ロビンソン – マイケル・キートン
サーシャ・ファイファー – レイチェル・マクアダムス
マーティ・バロン – リーヴ・シュレイバー

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