
アニメの氷菓って面白いのかな?
という人のために僕がアニメ氷菓を観た感想を書いていきます。観るかどうか参考にしてください。
感想を読んでいただくとアニメ「氷菓」は自分の好みに合う作品なのかどうかが分かりますよ。
ひとこと感想「日常生活を題材にここまで見応えある推理もの作品になってることが驚き。面白い!」
それではアニメ「氷菓」の感想どうぞ。ネタバレなしです。
キャラクターのしぐさや表情とか細かい描写が心地いい。
キャラクターのちょっとした心の動きを、表情が一瞬変わったりすることで表現していて、すごく細やかな演出がされていてすごいなと思いました。
千反田えるが興味を示そうとするのを察知した奉太郎の変わり方とか面白いですね。
千反田えるとか女子の動きがかわいい。

キャラクターの動きがいいです。とくに女の子の動きがかわいいですね。
ヒロインの千反田えるの動きがとくに、可愛らしかったです。
人によってはぶりっ子とかウザいとか感じるかもしれないですが、少なくとも千反田えるはわざとらしく可愛く振舞っているわけではないのでいいと思います。
千反田えるは良家の娘で生粋のお嬢さまなので、可愛らしい動きをしていても嫌味がないんですね。
千反田えるの「気になります!」がクセになってくる。

「氷菓」のヒロイン千反田えるは好奇心旺盛です。
気になることがあると、なぜそうなのか追及しないけ気が済まない性格なんですね。
それで千反田えるは気になることがあると折木奉太郎に向かって「わたし、気になります!」と言いながら顔を寄せてきます。
その千反田えるの口癖「わたし、気になります!」、最初なんだこれ?と思ってたんですが、何回も聞いているうちにクセになってきました。
さあ千反田の「わたし、気になります!」がくるぞと期待するようになってくるんですね。
「わたし、気になります!」という決めゼリフから折木 奉太郎の推理が始まる流れが面白くなってきます。
愚者のエンドロールのエピソードが1番面白かった。
アニメ氷菓のなかで僕が一番面白かったと思ったのが「愚者のエンドロール」のストーリーです。第8話から11話までのエピソードですね。
2年生が自主制作映画を折木や千反田たちに見せて、脚本家がどういうラストにしたのか考えてほしいと依頼したエピソードです。
「愚者のエンドロール」エピソードは見ていてすごく面白かったですね。
密室での出来事といういかにもミステリーな話なんですが、ただの推理ものではなく脚本家がどういう結末にしようとしたのか考える、さらにそのことに裏の意図もあるという構造になっていてすごく見応えありました。
派手さはなくても日常生活のなかの細やかな推理が面白かった。

「氷菓」の口コミで、
推理が高校生の日常の範囲で行われるので、ほかのミステリー作品のように派手さがないから面白くない
と考える人はいるだろうというのがありました。
たしかに氷菓は派手さやダイナミックな展開があるかと聞かれると、そういった部分は不足していると答えざるをえないかと思います。
しかし、そんな不足を補って余りあるほど繊細な筋書きや心理的な動きがあるので、充分に見応えがあって面白いんですよね。
アニメ版の最初のエピソード「氷菓」は、1人の人物の人生に大きな影響を与える出来事だったわけであり、考えてみれば「日常」を超えることでした。
殺人事件とか起こらなくても十分に面白いミステリー。

殺人事件を描かなくても(「愚者のエンドロール」は芝居の中で殺人が描かれるが)こんなにも見応えあるミステリーものの物語を作ることができることに驚きます。
原作者の米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)はすごいなと思います。
ミステリーというと「殺人事件発生→犯人探し」という筋書きが王道ですよね。
殺人を犯したのだから悪であり、悪を退治するためという必然的な動機によって推理することになります。
ところが「氷菓」は殺人は起こらないので折木が推理する動機から描かないといけません。ストーリーを考える作者からしたら推理する動機から考えないといけないので手間がかかりますよね。
しかも折木は省エネ主義なので作者からしたらやっかいです(笑)
殺人事件を起こしてしまったほうが作者からしたら作るのが楽なのではないでしょうか。それに殺人事件があるほうがストーリーが盛り上がりやすいです。
「氷菓」は”殺人事件”を使わずにここまでミステリーを面白くできるんだという、すごくいい見本になっているのではないでしょうか。
視聴者も予想して推理してみる楽しみがある

ミステリー作品には視聴者や読者が犯人を当てるという楽しみがあります。
アニメ氷菓にもストーリーや犯人を視聴者が予想する楽しみがあります。それもかなり考えがいがあります。
さらにこの人が怪しいと分かっても動機が予想しにくいので、さらに考察しがいがあります。
なぜ動機が予想しにくいかというと、殺人事件が起こるミステリーのように定型的な動機が「氷菓」の場合は見えにくいからです。
殺人事件が起こるミステリーだと犯人の動機はある程度決まった型がありますよね。
氷菓の場合は日常生活を題材にしているので、日常生活にからむ様々な動機が考えられることになり推理が難しくなるのではないでしょうか。
それだけに殺人事件が起こるミステリーものとはまた違った良さがあります。
アニメ氷菓の感想まとめ
ということでアニメ「氷菓」の感想でした。
まとめると、
- キャラクターの細かいしぐさや表情の変化がいい。
- 千反田えるなど、女性キャラクターの動きがかわいい。
- 千反田えるの「わたし、気になります!」がクセになってくる。
- 愚者のエンドロールのエピソードが一番面白かった。
- 派手さはなくても日常生活のなかの推理が面白い。
- 殺人事件が起こらなくても十分に見応えある。
- 視聴者が展開を推理してみる楽しみがある。
といったところです。
観る前は、こんなにも面白いアニメだとは思いませんでした。
高校生の日常生活を、ここまで面白いミステリー物語にできるなんて驚きです。
2期が制作されるといいなと思っています。
アニメ氷菓の愚者のエンドロールエピソードの考察記事も書いています。
ネタバレありなのでアニメ氷菓を観終わって、愚者のエンドロールエピソード(自主制作映画のエピソードです)のストーリーが理解できなくて悩んでいる人は、この考察記事を読んでいただくと100%とはいかないですがスッキリしていだけます。
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