マインドハンター シーズン1は観たけれどシーズン2観ようかな、どうしようかな。
と思っている人のためにマインドハンター シーズン1、シーズン2と観てきた僕がシーズン2の感想と魅力を書いています。
このマインドハンター シーズン2の感想記事を読んでいただくと「これはシーズン2も観ておこう。」となっていただけるかと思います。
ひとこと感想「シーズン2もマインドハンターらしさたっぷりで見応えあり。」
【評価】70点/100点満点中
デヴィッド・フィンチャー作品は苦手という人やシリアルキラーものドラマは残虐なシーンがなくても観たくないっていう人にはオススメしません。
マインドハンター シーズン1の感想記事も書いているので、まだマインドハンター自体観たことないっていう人は、シーズン1の感想記事から読んでください。
「マインドハンター シーズン2」のあらすじ
アメリカ、アトランタ。黒人の少年が次々と犠牲になっている事件が起きていた。FBIがこの事件に協力することになりホールデンとビルが派遣されることになる。ホールデンはプロファイリングの結果、犯人像は20~30代の黒人男性としたが街の人々は黒人を憎む白人の組織の仕業だと考えているのだった。
「マインドハンター シーズン2」の感想
シーズン2も見応え十分。あくまで静かに進む会話劇に引き込まれる。
マインドハンター シーズン1独特の静かな雰囲気が良くて見応えありました。
シーズン2も、この静かな雰囲気は健在です。
マインドハンターは犯罪ものにありがちな残虐描写がなく(ちょっとだけ被害者の描写が写真などで出てくる)会話劇で魅せていくドラマです。
残虐描写など派手なシーンがないからといって退屈なドラマではありません。
それどころか静かに進む物語に、ものすごく引きまれてしまいます。
ちょっと10分ほど観ようかな~って観始めたら、つい1話50分ほど全部観てしまったなんてことになってしまうぐらい引き込まれます。
マインドハンター シーズン1観て面白かったって思った人はシーズン2もマインドハンターの良さは健在ですので安心して楽しめますよ。
ホールデンの話し方が常に冷静で魅力がある。
シーズン1の最後のケンパーとの面会であんなことになってしまったホールデン。
シーズン2でもちゃんと活躍してます。
ホールデンの捜査や理論に熱中するあまり周りのことが見えなくなって暴走する性格もあいかわらずです。
ドラマ マインドハンターはそんなホールデンの常に冷静な話し方も魅力の1つです。
このホールデンの冷静な話し方がいいんですよね。
ビルの熱がこもった話し方とは違います。
実際にあった事件を描いている。そのためラストはモヤモヤな感じ。
マインドハンター シーズン2は、ドラマとしては消化不良と感じる人は多そう。
マインドハンター シーズン1は刑務所で服役しているシリアルキラー、ケンパーの不気味な迫力がすごかったです。
ケンパーとホールデンの静かな対峙が見どころでした。
シーズン2はアメリカで実際にあった事件を、おそらくかなり忠実に再現してドラマにしているみたいです。
その実際にあった事件は犯人は捕まっているんですが、一部の罪によって服役しているだけで事件全体についての罪を問われているわけではないんですね。
決定的な証拠がないってことで罪に問えない部分も残ったという事件だったようです。
ドラマでは、その実際にあった事件をなるべく忠実に再現しているためか、終わり方があいまいな雰囲気になっています。
実際の事件が全て解決したっていうわけではないので、ドラマもスッキリすべて解決という終わり方にならないのは仕方がありません。
シーズン2観終わったとき「あ、これで終わりなのか。なんだかモヤモヤしたまんまだな。」となってしまいました。
ドラマとしての爽快感みたいなものはなかったんですが、実際の事件もこういう雰囲気で終わったということを再現していると思えば納得できます。
それにしてもホールデンのプロファイリングはすごいですね。
おそらく実際の事件でもホールデンのモデルとなった捜査官がプロファイリングで犯人像を特定してて、ほぼ正解だったのでしょう。
ケンパーは最初のあたりで、ちょっと出てくるだけ。
シーズン1で圧倒的に不気味だったケンパーは、シーズン2では最初のあたりにちょっと出てくるくらいです。
ケンパー、ちょっと出てくるぐらいなんですが、あいかわらず不気味な存在感を醸し出してました。
ケンパーを演じている役者はすごい演技力高そうです。
エド・ケンパーのキャストはキャメロン・ブリットン。
キャメロン・ブリットン、これからいろんな映画とかドラマで見かけることになりそうですね。
マインドハンター、今のところシーズン5までの構想があるそうですが、エド・ケンパーは主要な登場人物としてずっと登場し続けるのではないでしょうか。
チャールズ・マンソンが登場
マインドハンター シーズン2にはチャールズ・マンソンが登場します。
僕はチャールズ・マンソンという名前は聞いたことがありましたが、こういう人だったんですね。
アメリカではかなり有名な人物で日本でも話題になることがあるようです。
カルト組織を作っていたそうで、おそらく人を操る術を生来持っていたとかそういうことなんでしょう。
マインドハンターでは、背の小さい男であることが強調されていてビルの心を乱すことに成功しています。
FBI捜査官ですから相手のペースに乗ってはいけないんですが、ビルはチャールズ・マンソンにしてやられたというわけです。
このあたりがチャールズ・マンソンのおそろしい部分ってことなんでしょう。
マインドハンター シーズン2の感想まとめ
ということでマインドハンター シーズン2の感想でした。
まとめると、
- シーズン2も見応え十分
- ホールデンの話し方に引き込まれる
- ラストはモヤモヤな雰囲気
- ケンパーはちょっと出てくるだけだが存在感十分
- チャールズ・マンソンが登場
といったところです。
マインドハンターは1話50分ほどがあっという間に過ぎるほど、その雰囲気に引き込まれるドラマです。
楽しいとか面白いっていうよりは「興味深い」ので、ついついずっと観てしまう。そんなドラマだと思います。
シーズン3も楽しみです。
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