約束のネバーランド歴史考察3は「農園」システムができあがるまでから、ノーマンやエマ、レイの出現までを考えていきます。
1000年前にいきなりグレイスフィールドのような高級農園ができたのではなく、少しずつ今のような形になったのでしょう。
どういうふうに高級農園が作られるにいたったのか、その過程と理由について考察しています。
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「農園」食用児システムがはじまる
まずは「農園」のシステムが始まるまでの歴史を考察していきます。
最初は置いていかれた人間たちを閉じ込めていた
鬼と人間の約束が交わされたあと鬼の世界に置いていかれた人間がいました。
その置いていかれた人間が食用児たちの祖先となりました。
農園システムが出来上がるまでの過程を想像してみます。
最初は取り残された人間たちを鬼は閉じ込め、たまに食べるということをしていたのでしょう。
しかしその状態だと鬼にとってのごちそうである人間の数が少なくなってしまいます。
そこで養殖することにしました。
一定の範囲内なら行動自由という「牧場」を作った
1000年前となるとまだ体外受精の技術はなく、無理やりにでも子どもを生ませていたのかもしれません。
そのうちある一定の範囲内でなら自由に行動していいエリアを作った。
それが農園の原型になったのではないでしょうか。
まるで牧場のような形ですね。
ある一定の時期になると鬼が数人の人間をさらっていったのでしょう。
そう考えると最初に置いていかれた人間の数は100人とかではなく、もっといたのではないでしょうか。
そうじゃないとすぐに食用児の数が足りなくなってしまいますよね。
「牧場」で反乱が起こってしまう
ある一定のエリアで自由に行動できるようにしたところ、自然に人間の数は増えたが定期的に鬼にさらわれる状態に不満が出てきて、食用児たちは反乱を起こした。
鬼たちは食用児の反乱を抑えることはできたが、この先また反乱を起こされては面倒。
かといって牢獄のような場所に閉じ込めてしまうと味が落ちる。
しばらくの間は鬼たちは食用児たちへの監視を強めつつ、反乱がおこらないようにしていた。
人間の反乱をなくすために孤児院という嘘の設定を作り出す
時代が進み人間の科学技術が発達して、体外受精ができるようになった。
ラートリー家から体外受精の技術が鬼へ提供された。
妊娠可能な女性を確保しておけば子どもが生まれるようになる。
鬼にとってやっかいな食用児の反乱をなくすために「農園」を作り、孤児院で義理の”ママ”が育てるという嘘の設定を作り出す。
こうすれば農園で育つ子どもは、鬼のことを知らずにのびのびと育つ。
里親が見つかったことにして、孤児院から出るということにして食用児を収穫する。
まさに「農園システム」は鬼にとって最適の方法となった。
イザベラは食用児でしたが”ママ”として生き残る道を選んだということですね。
関連ページ 「約束のネバーランド」飼育監ママの秘密とは?イザベラの過去が泣ける。
「農園システム」のメリットは、
- 食用児の反乱なし
- のびのびと育つので味がいい
というのがある。
これで質のよい食用児を確保できるようになった鬼たちだったが、もっとうまい食用児を養殖したいという欲望が出てきた。
そこで農園で子どもに英才教育をほどこすことにした。
そうすればもっとうまい「脳」が出来上がるというわけだ。
しかし食用児の知能を上げることは鬼たちにとって危険なことでもあった。
そしてグレイスフィールド農園で、史上最強の天才ノーマンが誕生することになる。
関連ページ 「約束のネバーランド」ノーマンのここがかっこいい4選 知能が高いだけじゃない
人間の科学技術はさらにレベルがアップして、管理が簡単な「量産農園」が誕生する。
食用児を量産することで、鬼の人間を食べたいという欲望を満たすことができるようになった。
ところが一部の鬼は人間を狩って食べたいという欲望を持っていた。
そして密かにゴールディポンドに狩場が作られる。
気になるのは鬼の下等種に、レイやエマたちを食わせてはいけないと知性鬼たちが焦っていたこと。
これはおそらくレイやエマのような”ごちそう”が下等種に食べられるなんてもったいないということなんだろう。
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そして過去最高の知性を持つ食用児が誕生〜「約束のネバーランド」の物語が始まる
量産農園とグレイスフィールド農園をはじめとする高級農園からの収穫があれば、たいていの鬼たちは満足できていた。
人間を食べたいという欲望は量産農園で多くの鬼を満足させ、もっとうまい人間を食べたいという場合は高級農園から収穫すればいいというわけだ。
高級農園の周りは深い崖で囲まれ、食用児たちは孤児院でママに愛されて育っていて鬼の存在を知らない。
優秀なママ(飼育監)がいるので、”特上”の人間を食べることもできる。
まさに鬼にとって理想的な環境が出来ていた。
しかし鬼たちは食用児、人間をあなどっていた。
長年食用児の反乱もなく油断していたのだろう。
グレイスフィールド農園ではノーマンとエマが鬼の存在、”里親が見つかった”という言葉の裏に隠された真実に気づく。
鬼たちの食用児の頭脳を鍛えて”最高のごちそう”を作り出したいという欲望が、皮肉にも最強の食用児ノーマン・レイ・エマを作り出してしまったのだ。
関連ページ 約束のネバーランド脱獄篇が怖い理由4つ!ノーマンやレイがえぐい エマの表情変わりすぎ
ただ1つ疑問が残る。
高級農園での飼育監ママの愛情たっぷりの教育・高度なテスト、これだけでノーマンのような天才児が誕生するものなのかという疑問だ。
ノーマンのような”元から頭がいい”子どもには、なんらかの秘密がありそうだ。
ノーマンだけではない。
フィルはまだ4歳にもかかわらず、異様に頭がいい。
1つの可能性としてミネルヴァの意思を受け継ぐ食用児システムに反対する人間世界の組織が、農園に天才児を送り込んでいるかもしれない。
遺伝子操作などをして天才児を作り農園に送り込んでいるのだとしたら?
その目的は農園内部からの食用児システムの破壊だ。
年月はかかるが天才児が12歳まで生き残り、頭脳も体力もついて農園からの脱獄、もしくは反乱を起こしてくれることを、食用児に反対する人間世界の組織が期待しているのではないだろうか。
まとめ
以上3記事にわたって、約束のネバーランドの物語が始まるまでの鬼と人間の世界について、歴史と考察を書いてみました。
想像が多いですが楽しんでいただけたなら、うれしいです。
今後物語が進んでいけば、もっと設定上の事実が明らかになっていきます。
「やっぱりそうなんだ!」とか「想像とぜんぜん違った。」っていふうに楽しみたいなと思います。
約束のネバーランドの歴史って、こうなんじゃないかな~ってことがあればコメントで教えてくださいね。
約束のネバーランド歴史考察その1はこちらです。

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