
「天気の子」ラストシーンで陽菜が祈っていたのはなんで?東京があんなことになるのって現実にありえるの?
という疑問を持っている人のための考察記事となっています。
この考察記事を読んでいただくと、
ラストシーンで陽菜が祈っていた理由のヒント
東京があんなことになる可能性について
が分かって、さらに「天気の子」を楽しむことができますよ。
ここから先は「天気の子」の大きなネタバレありで書いているので、まだ「天気の子」を観てない人は絶対に読まないでください。
まだ「天気の子」観てない人用に僕が「天気の子」を実際に観てきた感想記事を書いています。この記事を読んでいただくと、面白いのか自分の好みに合いそうかどうか分かりますよ。
それではラストシーンで陽菜が祈っていた理由と、東京があんなことになる現実での可能性についての考察記事をどうぞ!(まだ観てない人用に本文下げているので下にスワイプしてください。)
陽菜が祈っていたのは世界の形を変えたことへの後悔から?

天気の子のラストシーンで陽菜は坂の上で祈りを捧げていました。
ラストシーンで陽菜は、なぜ祈っていたのか?
- 自分の選択はあれで良かったと考えている。
- でも東京を水没させてしまったことは後悔している。
- 晴れにする能力は失ったけれど、祈ることで少しでも晴れたらという願いがあった。
といったことがあって陽菜は祈っていたのではないでしょうか。
陽菜は空の世界から帆高によって救われたとき、晴れ女の能力を失ったということだと思います。
陽菜は空の世界から戻ってきてから、ずっと苦しかったでしょう。
自分のせいで東京が水没していくんですから。
でも帆高がいてくれたから耐えることができたんだと思います。
会わなかった3年間、陽菜はLINEみたいなので帆高とずっと連絡をとりあっていたのではないでしょうか。
ラストシーンで陽菜と再会するときの帆高のセリフについてなど「天気の子」の見どころ記事も書いています。見ていただくと感動できるシーンを思いだして楽しんでいただけます。
東京が水没する可能性はリアルにあるのか?そういった説あり。

「天気の子」では東京は雨が降り続けて、ついに多くのエリアが水没してしまいます。
東京が水没するなんて現実にありえるのか。
ただ賛否分かれる説となっているので、少なからず東京が水没する可能性は考えられるというぐらいの説と思っておいたほうが良さそう。
「元NASAの気候科学者ジェームズ・E・ハンセン氏が率いる研究チーム」が東京など沿岸部の都市が水没する可能性がある説を発表するほど、地球温暖化は着々と深刻化していっているのだと思い知らされました。
水害に弱い都市東京
さらに東京は水害に弱い都市とのこと。
東京は地震リスクがあるうえに、水害に弱い
https://news.livedoor.com/article/detail/13558345/
livedoor newsより引用
この記事を読んでいただくと、いかに東京が水害に弱いのかが分かります。
映画「天気の子」でも触れられていましたが、元々東京のエリアは湿地帯だったんですが江戸時代に埋め立てていったんです。
そのため東京が水害に弱い都市なのは宿命みたいなものなんでしょうね。
豪雨が日常になりつつある現実
地球温暖化よりも身近な問題が豪雨です。
近年、豪雨被害が当たり前のようにニュースで登場するようになっています。
従来の統計解析はもはや破綻、“〇年に1度の大雨”が多発する理由とは
https://www.jprime.jp/articles/-/10504
週刊女性PRIMEより引用
この記事を読んでいただくと分かりますが、豪雨被害は一時的なものではなく今後も続く可能性が非常に高いみたいです。
最近だと九州の印象が強いですが東京も例外ではないでしょう。
以上のような、これら現実での出来事を知れば知るほど「天気の子」で描かれた東京の大規模な水没が絶対ないとは言えないんだということが分かってきます。
3年後ぐらいとか数年後に東京が「天気の子」のように水没してしまうことはないでしょうけれど、今後数十年単位で見れば「天気の子」のように水没してしまう可能性が高くなっていきそうです。
このままであれば50年後ぐらいには地球温暖化による気候の変化、異常気象の日常化がハッキリと分かるようになってくるのかもしれません。
もしさらに異常気象が日常化するとか地球温暖化の影響で水没が始まったとしたら、多くの人が悪影響を受けることになり死者が出る可能性も出てきます。
それだけに物語のなかで帆高と陽菜した選択は、すごく重いものなんだということが分かります。
「帆高と陽菜の選択」とは、どういうものなのか。新海監督が帆高と陽菜の選択を通して伝えたいメッセージとはなんなのか。
それはまた別の記事で書きます。
まとめ
ということでラストシーンで陽菜が祈っていた理由や、東京がリアルに水没する可能性についての考察でした。
まとめると、
- 陽菜は東京を水没させた後悔があって祈っていた。
- 東京が水没することはありえる
という感じです。
物語では東京の水没を困難の訪れの予感として描いていたように思いました。
さらに帆高は「東京の水没について東京は昔は海だった、長い年月で見れば水没した東京は別におかしなことではない。僕たちの選択が世界を狂わした?いや元々世界は狂っていた。」っていうようなことを言ってました。
東京の街の風景とそこを行き交う人々を肯定的に描く新海監督が、その世界が元々狂っていたという矛盾したセリフをもってきたのが興味深いです。
狂った世界だったとしても愛すべきものという考えなのかもしれないですが。
東京に雨が降り続けることになっても帆高に救われることを選んだ陽菜が、3年経ってもまだ祈っている姿にも矛盾を抱えていることが見られるように思えます。
いやそもそも覚悟していただろう陽菜を結果的に帆高が無理やり連れ帰ったのかもしれず・・・
と、まだまだ「天気の子」についていろいろと考えてしまいます。
今後もちょくちょく「天気の子」考察記事を書いていきたいと思います。
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