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スーパーサイズミー2ホーリーチキン感想。面白い。モーガンスパーロックの方法が斬新

ドキュメンタリー映画

(※本ページはプロモーションが含まれています)

「スーパーサイズミー2ホーリーチキン」って面白いのかな。

という人のためにAmazonプライムビデオで映画「スーパーサイズミー2ホーリーチキン」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。

この「スーパーサイズミー2ホーリーチキン」の感想記事を読んでいただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。

ですので、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。

ひとこと感想&評価(5点満点)

「スーパーサイズミー2ホーリーチキン」おすすめの人
  • 健康的な食事に興味がある人
  • 業界の闇を暴く系ドキュメンタリーが好きな人
  • 前作の「スーパーサイズミー」が面白かった人

ドキュメンタリーが苦手な人や、鶏の解剖シーンなどグロテスクな映像は見たくない人にはオススメしません。

それでは、映画「スーパーサイズミー2ホーリーチキン」のあらすじ、キャスト、ネタバレなし感想をどうぞ!

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あらすじ


スーパーサイズ・ミー:ホーリーチキン!(Amazonプライムビデオへ)

モーガン・スパーロックは今度は自らファーストフード店を開業することにした。

調査をするなか健康的なイメージを出すために、鶏も自分で育てることにする。

養鶏場を探しファーストフード店の開業準備をするなか、さまざまな闇が見えてくるのだった。

監督・キャスト

監督・出演モーガン・スパーロック

養鶏家の男性
モーガン・スパーロックに養鶏場の件で協力するのだが、鶏肉業界大手会社からある仕打ちを受けてしまう。

モーガン・スパーロックのファーストフード店開業を手伝う人々
「健康ハロー効果」「ストーリー」などイメージ戦略を提供するが、そのことが皮肉になっていく。

感想(ネタバレあり)

ラストで明かされる、モーガン・スパーロックがどんなファーストフード店を開業したのかについては書いていません。

ファーストフード店を自ら開業することで、業界の闇を暴く斬新な手法がすごい

ファーストフード店

前作「スーパーサイズ・ミー」で、ファーストフード店のハンバーガーやポテトを食べ続けることで、健康に支障をきたすことを実践したモーガン・スパーロック。

そんなモーガン・スパーロックが、今度は自ら鶏肉を使ったファーストフード店を開く過程で業界の闇を暴いていきます。

  • 鶏肉業界
  • 養鶏家
  • 「健康」をキーワードにした言葉

これらの闇を暴いていくんですね。

取材ではなく開業なのが斬新

鶏肉を扱う会社や養鶏家に取材するというジャーナリストの手法ではなく、自らファーストフード店を開くために行動することで、業界の闇を暴いていくという手法が斬新です。

マクドナルドとかバーガーキングなど大手チェーン店で働くとかではなく、自分の店を開くとなれば、さまざまな準備をしないといけないですよね。

そのさまざまな準備の過程で、業界の様々な「事情」を体験できるわけです。

様々な分野の専門家に依頼して、皮肉さを提示していくとこが面白い

オーガニック

モーガン・スパーロック、自分のファーストフード店を開業するために多くの業界の専門家の意見を聞き、また仕事を依頼しています。

自分で考えてやるんじゃなくて、こうして専門家に任せていくなんてなかなか本格的だな~なんて思いながら観てたんですが、これってもしかして…

専門家たちの実態も暴いていくためなんじゃ…

と思い始めました。

飲食業界に関わる専門家たちの実態を暴いている?

  • 飲食業の商品開発をする会社
  • マーケティング会社
  • 養鶏家たち

これらの専門家たちに仕事をしてもらうことで、いろいろと「ん?そういうことでいいのかな?」という疑問に感じるシーンが、どんどんと出てくるんですね。

  • 健康ハロー効果
  • ストーリー
  • 成長速度が早すぎる鶏

などなど、いろいろと「こんなことになっているのか。」という実態が登場します。

「焼き目」をつけるエピソードが皮肉たっぷり

とくに鶏肉に「焼き目」をつけるエピソードが面白かったです。

どうやらアメリカでは肉に焼き目があることが、健康的なイメージにつながるみたい。

その焼き目をつけるわけですが、その付け方とかお店に来るお客さんへの提示の仕方が面白かったですね。

むっちゃ皮肉が効いています。

養鶏場の鶏の実態が分かる。疑問が次々と出てくるが…

にわとり

モーガン・スパーロックは店を開業するだけでなく、鶏も自分で育てることにします。

そしてある養鶏家に協力してもらうんですね。

養鶏家が実際にどういうふうに鶏を育てているかということが「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」を観ると分かるようになっています。

では、どんな事実が分かるのかというと、

仕入れたヒナを養鶏場に入れるときに放り投げる

地面に落ちた衝撃でヒナが強化される(らしい)

雛を誤って踏んで殺してしまう

養鶏場に雛がギュウギュウ詰めでいるので、数羽ぐらい踏んで殺してしまっても仕方がない

成長が早すぎる弊害で死ぬ鶏がいる

何羽が死んでいれば鶏が健康に育っている証拠

など、普段養鶏に関わっていない人からすれば不思議に思えてしまう事実と考え方が撮影されてるんですね。

仕入れたヒナを養鶏場に入れるときに放り投げる理由

養鶏場に雛をはなすときに、養鶏家が雛をそっとはなすのではなくて地面に向かって放り投げるんですね。

一応地面には木くずみたいなのが敷き詰められているんですが、なにも放り投げなくてもと思ってしまいます。

でも、雛を放り投げることで地面にぶつかる衝撃で丈夫になるとかなんとかいうセリフがあり、「そうなの?」と疑問に思ってしまいました。

雛を誤って踏んで殺してしまう

養鶏場には雛が所狭しといます。

なので注意しないと雛を踏みつけてしまうんですね。

それで実際に養鶏家は雛を誤って踏んでしまってるんです。

いやたしかに、小さい雛が狭い場所に大量にいたら踏んでしまいそうですが、でも養鶏場への雛のはなしかたを、もうちょっと工夫すれば雛を踏まずに済みそうなんて思ってしまうんですよね。

まあ養鶏家の方は、ちょっとぐらい雛を踏んでも気にならないほど慣れているってことなんでしょう。

あとその雛、モーガン・スパーロックが購入したものなんだろうから、踏んづけて死なせてしまったらダメなんじゃ・・・と思ったんですが、そのへんは養鶏業界では気にしないことなのかもしれないですね。

成長が早すぎる弊害で死ぬ鶏がいる

養鶏のニワトリは成長がものすごく早いそうです。

くわしくは映画で語られていますが、どんどんと成長の早い鶏になっているとのこと。

最初は品種改良によって改善されてきたんだなと、普通に感心してました。

成長が早すぎることが原因で死ぬ鶏がいる

しかし、そのあまりに早い成長の弊害で死んでしまう鶏がいるという状況が分かると「養鶏って、そういうものなのかな。。。」と思ってしまいます。

そして驚きなのが、そうした死ぬ鶏が数羽いることが養鶏場の鶏たちが健康に育っている証だみたいな養鶏家の言葉があったことですね。

数羽死んでいるのに健康に育っている?

と不思議に思うんですが、通常の養鶏家の感覚だとそうなるってことなんでしょう。

つまり、数羽は死んでしまうほどの成長速度なので、期限までに十分に大きく育っている。

このことを「健康に育っている」と表現しているのだと思います。

でもだからこそ私たちの便利な生活があることに思いが及ぶ

スーパーに行けば、いつでもパッケージされた肉が販売されている。

こういう便利さは養鶏家のおかげではあります。

もし本当に自然な環境で育った鶏のみにしようとしたら、スーパーに鶏肉が大量に並ばなくなるだろうし値段は高くなるんでしょう。

なので鶏が工場のように製造されて出荷されている現状は、今の私たちの生活を保つなら受け入れないといけない現実と言えそう。

そのことを理解したうえで観ないといけないですよね。

養鶏家の抑えられない涙が印象的だった

こらえきれない涙を流す人

アメリカの鶏肉業界は5社が独占していて、養鶏家たちを搾取している構図になってしまっているとのこと。

鶏肉を卸している会社ってことなんでしょう。

そしてある方法で養鶏家たちを逃れられないようにして搾取していることが、ドキュメンタリーで分かります。

あくまで養鶏家の視点から見た事なので、大手5社からすれば別の意見があるのかもしれません。

しかし、ある養鶏家にモーガン・スパーロックがインタビューしていると、こらえきれずにその養鶏家が涙を流してしまう様子があり、相当追い詰められて働いているんだと感じました。

直前まで普通にインタビューに答えていたのに、こらえきれずに涙を流す様子はリアルでしたね。

そもそもファーストフードは食べ過ぎなければいいと思うけれど。

ファーストフード

前作の「スーパーサイズ・ミー」を観たときにも思いましたが、ファーストフード関係は食べ過ぎないようにすればいいと思うんですが、そういうことではないのでしょうか。

日本だとハンバーガーなどのファーストフードは、そこまで安くは感じないですよね。

牛丼チェーンとかあるからなのかもしれません。

アメリカは、驚くほどサイズが大きいらしいし、もしかしたら外食のなかではファーストフードは低価格っていう位置づけなのかな。

量があって安いので、ファーストフードを毎日食べている人が多いってことなんでしょうか。

「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」でも、とにかくファーストフードは健康に良くないの一辺倒なので、できれば別の視点もあると良かったかななんて思います。

1週間に2日ほどファーストフードを食べるぐらいなら、健康への悪影響はあんまりないとか、そういう視点からの研究がされてるとか、そういう視点ですね。

「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」ネタバレあり感想まとめ

ということで「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」のネタバレありの感想でした。

まとめると、

  • ファーストフード店を自ら開業することで業界の闇を暴く斬新な手法がすごい
  • 様々な分野の専門家に依頼して、皮肉さを提示していくとこが面白い
  • 養鶏場の鶏の実態が分かる
  • 養鶏家の抑えられない涙が印象的
  • 別の視点からの意見もあると良かったかな

といったところです。

「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」観てると、なんとなく気軽に外食しているその食材には、様々な思惑があるんだなってことが分かりますね。

現代の都市生活はお金さえあれば、あとは全部おまかせで快適に暮らせますが、表面的な言葉のふんわりとした空気だけで「健康的だ」と思ったりはしないようにしたいものです。

たとえばオーガニックって健康的なイメージだけど、その「オーガニック」の言葉の定義はなんなのかなど自分で調べてみる努力をすることが大切なのかな。

「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」観ると、ちょっとかしこい消費者になれそうです。

「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」を見る方法

「スーパーサイズ・ミー2:ホーリーチキン」を見る方法があります。

もちろん違法な視聴方法ではなく、ちゃんと正しく安全安心に視聴することが可能。

以下のサブスク動画配信サービスで観れますよ(2020年5月5日時点)

(配信状況が変わっていることがあります。最新の情報は各サービスにてご確認ください。)

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