キャラクターや背景など絵がきれいな恋愛アニメ映画のオススメを、ランキングで紹介します。
青春のキュンキュンするような恋愛アニメ映画が見たい人に、オススメな作品をそろえました。
純愛で泣けるストーリーになっています。
恋するドキドキするようなアニメが見たいけれど、絵がきれいなのじゃないと嫌だっていう人向けの映画です。
6作品です。
7位「聲の形」
う~ん、ちょっと恋愛っていうのとは外れるんですが、どう考えても両想いな将也と硝子という2人の物語です。
なぜ恋愛からちょっと外れるのかっていうと、将也が人に恋するような精神状態ではないからなんですね。
告白シーンはあります。
私は「聲の形」が大好きでアニメとマンガを何回も繰り返し見ています。
製作会社は京都アニメーション。
アニメにくわしい人だと京都アニメーションご存じでしょう。
絵はもちろんきれいだし、光の演出やキャラクターの動き、すべてがハイクオリティに仕上がっています。
音楽もすばらしいです。
監督は山田尚子。
6位「雲のように風のように」
かなり昔のアニメ。
映画館で上映されたわけじゃなくてテレビドラマとして放映されました。
銀河という少女が、なんとなく皇帝の妃募集に応募して時代の波にのまれていくという波乱万丈なストーリーです。
銀河と皇帝が淡い恋にちょっとの間だけなります。
古代中国をモデルとした都の後宮が舞台ですが学園ものにもなってますね。
ラストシーンはすごく切なかったです。
キャラクターデザインと作画監督は近藤勝也。
近藤勝也はジブリ映画で有名な人ですね。
背景は新海誠作品ほどのクオリティはないですが、キャラクターの絵がシンプルでありながら魅力的なものになっています。
観る方法がブルーレイとかDVDを買うぐらいしかないのが残念なところです。
5位「この世界の片隅に」
「恋愛アニメ」というジャンルはおかしいと思われる人もいるかもしれませんが、「この世界の片隅に」はまぎれもなく主人公すずの青春恋愛物語でもあります。
戦争末期の社会状況に大きく影響されながらも健気に生きるすずさんが、とっても魅力的なんです。
戦争末期という時代ですから自由な恋愛というのはまだまだ少ないです。
すずさんは周作さんに嫁入りします。
恋愛をへて結婚ってわけじゃなくて、いきなり夫婦になるわけです。
そしてすずさんは周作さんのことが、だんだん好きになっていきます。
でもすずさんは子どものころから恋心を抱いていた相手がいたんですね。
「この世界の片隅に」は、ここらあたりの恋愛模様が切ない物語でもあるんです。
アニメーション製作はMAPPA。監督は片渕須直。
キャラクターのやわらかい動き、背景描写の細やかさ、あらゆるところで緻密な設定が活かされているアニメ映画です。
絵はもちろんきれい。
主人公のすずさんが絵を描くことが好きなので、そのことに関係した独創的な表現もあります。
史実に合わせた背景などを見ることもできます。
4位「天気の子」
絵がきれいなアニメランキングとなると、どうしても「秒速5センチメートル」より「天気の子」を下位にせざるをえないかなって思います。
3位「秒速5センチメートル」
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新海誠監督のアニメ映画です。
ウツ映画って言われてますが、まあ納得です。
ラストがああいうふうになりますから。
しかしこれもまた青春ってことなんでしょうか。
青春っていうか社会人になってるわけですが・・・。でもある意味青春してます。
そんなウツ映画と言われる秒速5センチメートルですが、切ない恋愛アニメでいえばこのページで紹介させていただいたなかでは一番でしょう。
前半の電車で会いに行くところなんかやけにリアルだし、ラストシーンもやりきれない切なさがあります。
セリフもいい。
私が一番印象深いシーンは、同じ道を子ども時代のときと大人になってから通るのとを重ねるシーン。
なにげなく昔を回想するシーンなんですが、この「子どものときによく通った道」を大人になってから通るって、すんごい切なさがあるんですよね。
私だけでしょうか。
明るく楽しい恋愛からはかけ離れた、切なさ100%の恋愛アニメ映画です。
反面教師的に観てもいいかも。
いつもでも思いを告げないまま、ずっと思いを引きずったままでいるなんてしないほうがいいってことですね。
さっさと思いを告げてダメだったらあきらめる。それかもう忘れる。
・・・でもそれができないのが秒速5センチメートルの良さってことなんでしょう。
「君の名は。」とは正反対の映画です。
キャラクターデザインは「君の名は。」と比べるとクオリティが低く見えますが、背景はものすごいことになってます。
海と夜空のシーンなんかは強烈に幻想的でした。
2位「君の名は。」
大ヒットした新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」
絵はきれいだしキャラクターデザインはしっかりしてるし、総合的にすごいレベルのアニメ映画でした。
ストーリーは普通の現実世界の恋愛とは違って不思議系設定です。
とにかくテンポがよくてRADWIMPSの曲とすごく合ってました。
彗星のシーンは鳥肌ものです。
「秒速5センチメートル」が新海誠監督作品の恋愛の陰の部分を強調したものとすれば「君の名は。」は思いっきり陽の面を強調した恋愛になってます。
ただ明るい雰囲気だけじゃなく切なさもあるし、謎ときっぽいのもあったりしてエンターテイメント的な楽しさも合わせもっている映画です。
1位「言の葉の庭」
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1位は「君の名は。」かなって思ったんですが、絵がきれいでさらに恋愛ってなると、やはり「言の葉の庭」かなと思い直してこの映画を1位にしました。
「言の葉の庭」は年上の女性と年下の男の恋愛物語。
「君の名は。」が楽しさなどのエンターテインメント性を取り入れたとすれば「言の葉の庭」は恋愛を中心にすえた映画。
文学の香りがするアニメとなっています。
雪野という女性と孝雄という男が主人公です。
「君の名は。」のようにファンタジー色はなく現実よりの恋愛となっています。
雪野は27歳。孝雄は15歳です。
年の差のある恋愛ですね。
恋愛といっても、あるきっかけがあり二人が東屋で会うようになり孝雄が雪野に惚れて・・・っていうストーリーです。
雪野は・・・まあこれは映画を観てもらったほうがいいと思います。
ラストシーンよりちょっと手前の階段のシーン、もう観てて恥ずかしくなるほど良かったです。
そして差し込む陽の光のきれいさがよかった。
そのシーンからの秦基博の歌う「rain」への流れがすばらしいです。
絵のきれいさだと、とにかく雨の描写が細やか。
しとしとと降る雨から激しく降りつける雨まで、多様な表現で雨が描かれています。
新宿御苑が登場しますが、リアルの新宿御苑の写真よりアニメのほうがきれいです。
雪野のきれいさも見とれるぐらいよかった。
アニメ作品なんだけれど、ファッションにもいろいろと工夫がされていました。
アニメっていうと、登場人物がいつも同じ服を着てたりしますが「言の葉の庭」の雪野は、いろんなスタイルで観客を魅了しています。
素敵な女性という雰囲気がすごくよく出ていました。
年の差恋愛ものっていうとテレビドラマアニメで「恋は雨上がりのように」っていうのもありましたね。
「言の葉の庭」は「恋は雨上がりのように」よりも重い雰囲気です。
新海監督は「君の名は。」で明るく切ない恋愛を描きましたが、本来は「秒速5センチメートル」とか「言の葉の庭」みたいな重い雰囲気のほうが好みなのかもしれません。
「君の名は。」より過去の作品は、だいたい重い雰囲気の映画ばっかりでしたから。
まとめ
「絵がきれいな切ない・泣ける青春恋愛アニメ映画おすすめランキング」でした。
まだまだ多くの絵がきれいな恋愛アニメ映画があるでしょう。
この記事で掲載していない作品でオススメがあればコメントで教えていただけると、うれしいです。
もう一度ランキングをまとめておきます。
- 6位「聲の形」
- 5位「雲のように風のように」
- 4位「この世界の片隅に」
- 3位「秒速5センチメートル」
- 2位「君の名は。」
- 1位「言の葉の庭」
新海誠監督の映画が多くなりました。
新海監督の映画はやはり圧倒的に背景がきれいなんですよね。
それに絵がきれいなだけでなく表現方法が魅力的です。
「秒速5センチメートル」での桜や夜空の幻想的表現、「君の名は。」での彗星のシーンでの画面の動き、「言の葉の庭」での光と雨の細やかな動きなどなど、うっとりするほど見応え十分な舞台になってます。
新海監督作品をまだ見たことがない人は、ぜひ見てください。
最初は「君の名は。」を見るのがいいんじゃないでしょうか。
「君の名は。」は明るい雰囲気なので観やすいです。
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