
パンズラビリンスのラストシーンって、結局どういうことなの?
という人のために考察記事を書いてみました。
パンズラビリンスを観たんですが、つまらなかったです。期待したほどではなかった映画でした。しかし考察しがいのある映画かなと思ったので、そのことについて書いてみます。
ラストシーンは夢オチ説と精神だけ残った説の2通りあると考察できる。
ラストシーンの意味を考察すると2通り考えられます。
パンズラビリンスの世界は本当に存在していて、亡くなったオフェリアは精神だけの存在になった。
ラストシーンの解釈は、だいたいこの2通りに分けることができます。
パンはオフェリアにしか見えてなかったので、やはりラストシーンはオフェリアの夢みたいなものだったとなりそうですが、オフェリアの母親のベッドの下に置いた奇妙な木の根は大人にも見えてました。
なのでパンは姿を隠すことができ、さらに特定の人物にだけ自分を見せることができる能力があると考えたほうが良さそうです。
もしそうならラストシーンで登場したパンズラビリンスの世界は本当にあるという設定なんだろうなと思います。
ラストシーンが悲しい。後味が悪いと思った人がいるのは納得。
ラストシーン、オフェリアは亡くなってしまいました。でも精神だけは輝く王宮みたいな世界に行ってました。
ラストシーンは幻想的できれいだけれど悲しいですね。
オフェリアはスペイン内戦に巻き込まれた悲惨な内戦という現実世界よりも、幻想の夢のなかで幸せになったという解釈ができるでしょう。
後味が悪いと思った人は、映画「パンズラビリンス」が想像してたのと違ったストーリーだったからというのが原因ではないでしょうか。
主人公の女の子オフェリアがファンタジーな異世界を大冒険する映画かと思っていたら、まったくそんなことなくてすごくダークな雰囲気でしたからね。
スペイン内戦の悲惨さのなか、せめて幸せな夢を…という映画なのかな。
映画パンズラビリンスは、主人公の女の子オフェリアがスペイン内戦に巻き込まれるというのがメインストーリーです。
ファンタジー部分は、そのスペイン内戦のストーリーのえげつなさを際立たせる役目があるのでしょう。
悲惨な戦争のなか主人公の女の子オフェリアが、束の間の夢や冒険をする事で希望を失わないようにしていたということなのかなと思います。
そんな束の間の夢の中でも1番幸せな場面がラストシーンでした。
全体的にちょっと意味不明だった。
戦争の悲惨さとパンズラビリンスの幻想的な雰囲気両方描くことで、より戦争の悲しさを際立たせて表現したということなのかなというのが、映画「パンズラビリンス」を見終えた僕の評価です。
ただファンタジー部分は、結局なんだかよく分からないままでした。意味不明かな〜という感じです。
大ガエルや手の目のクリーチャーとか、なにか意味があるのだと思うんですがそこまで考えようとはなりませんでした。
なにかファンタジー系の映画観たいなと思って探してみると、この「パンズラビリンス」がいろんなブログとかでオススメされてたので観てみたんですが、面白くなかったです。
アカデミー賞の撮影賞・美術賞など色々と受賞してるみたいですから、いろんなブログとかで紹介されているとでしょう。
いつオフェリアはラビリンスに入るんだろうと思ってたら、ラストシーンで精神だけ幻想世界に行きましたみたいになってしまって、ちょっと期待はずれでした。
スペイン内戦の歴史を知っていれば傑作と思った?
パンズラビリンスはエンタメというより文芸色の濃い映画です。ロードオブ・ザ・リングみたいなエンタメ性はないですよね。
スペイン内戦ってピカソが「ゲルニカ」という作品を描くなど世界的にはよく知られた歴史なのでしょう。
スペイン内戦の歴史に詳しい人ならパンズラビリンスについてより考察できて見応えある映画となるのではないでしょうか。
パンズラビリンスの考察まとめ
ということでパンズラビリンスの考察をしてみました。ラストシーンは意見が分かれるところですよね。
僕としてはパンズラビリンスの世界は実在していて、主人公の女の子オフェリアは精神だけの存在になってパンズラビリンスで姫として幸せに暮らすことができたという説を支持したいです。
映画で登場したパンがいた場所は降りる階段があって、そこから地下に行ける穴が開くと思ってたんですが、どうやらそうではないってことなんでしょう。
映画の始めでは姫が地上に上がっていくっていうシーンがあったんですが、すっかりそのシーンに騙されてたってことですね。
パンズラビリンスは精神だけの存在になって初めていける場所ってことなんだろうなって思います。
パンズラビリンスを観た感想についても書いています。

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