
「名もなきアフリカの地で」って面白いのかな。
という人のためにAmazonプライムビデオで「名もなきアフリカの地で」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この「名もなきアフリカの地で」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、「名もなきアフリカの地で」を観るかどうかこの記事を参考にしていただければ、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
大きな盛り上がりがある映画が観たい人や、泣ける映画が観たい人にはオススメしません。
それでは「名もなきアフリカの地で」のあらすじ、監督・キャスト、ネタバレなしの感想をどうぞ!
あらすじ
名もなきアフリカの地で(字幕版)(Amazonプライムビデオへ)
第二次世界大戦の時代、レドリッヒ一家はナチスからの迫害を逃れるため南アフリカへと移住した。
まだ幼い娘レギーナは、すぐにアフリカの暮らしに慣れていったが母親のイエッテルはなかなか慣れずにいた。
レギーナはレドリッヒ一家のところで働いている料理人オウアと仲良くなる。
やがて戦争が終結。
レドリッヒ一家はヨーロッパへ帰ることになるのだった。
監督・キャスト
監督カロリーヌ・リンク
イエッテル・レドリッヒ(ユリアーネ・ケーラー)
レギーナの母親。アフリカに移住したものの、そこでの暮らしになかなか慣れない。
ヴァルター・レドリッヒ(メラーブ・ニニッゼ)
イエッテルやレギーナより先に南アフリカに移住していた。アフリカでの暮らしに慣れている。
レギーナ(幼少時代/レア・クルカ 10代/カロリーネ・エケルツ)
幼いときからアフリカで暮らし、すっかりアフリカでの生活に慣れ人々とも活発に交流するようになる。
オウア(シデーデ・オンユーロ)
レドリッヒ家で料理人として働く現地の人。レギーナがなつくようになる。
感想(ネタバレなし)
ストーリーについては、あまり触れないようにレビューしています。
つまらなくないけど面白くもない静かな映画

「名もなきアフリカの地で」つまらなくはないです!
でも、なんだろ「面白い?」と聞かれたら「面白いよ」とは答えられない…そんな映画。
「つまらなくはないんだけど…」のあと言葉が続かないんですね。
全体的に静かな作りになっていて、これといった盛り上がりもなく映画は終了します。
潔く淡々としてるとこは、無駄な演出わざとらしい演出を省いていて「これぞ名作」という雰囲気をまとっているんですが、僕に教養がないせいかそこまで奥深いものを感じることができませんでした。
でも全体的にさわやかな雰囲気があって、そこはいいですね。
「この映画観てほしい」とオススメしたくはならない
「なんか面白い映画ある?」と聞かれたとき、頭の中に「そういえば、この前名もなきアフリカの地で観たけど…」と考えるけど、実際おすすめはしない感じ。
たくさん映画観ている人になら「名もなきアフリカの地で」について話題にしても良さそうだけれど、そうでない人には観てほしいとは言えない雰囲気のある映画ですね。
ナチスやユダヤ人あたりの歴史にくわしいなど、教養ある人だと感慨深いのかも

「名もなきアフリカの地で」は、第二次世界大戦時ヒトラーのナチが台頭するなか、ドイツからアフリカに逃れたユダヤ人一家とアフリカの人々との暮らしを描いています。
ドイツ国籍でユダヤ人となっていると、いろいろとややこしかったらしく、立場が苦しかったみたいですね。
という状態で居場所がないわけです。
このあたりの第二次世界大戦の欧州事情やヒトラー、ナチス、ドイツ国籍のユダヤ人などの知識があれば、思うところのある見応えある映画になっているのでしょう。
僕の場合は第二次世界大戦やナチス、ユダヤ人についての歴史を、くわしくは知らないので「名もなきアフリカの地で」はひたすら静かな映画という印象でした。
料理人オウアがかっこいい

第二次世界大戦やナチス、ユダヤ人については知らない僕ですが、ドイツから逃れてきたユダヤ人一家とアフリカ在住の料理人オウアとの交流を描いてるとこはほっこりしながら観ることができました。
オウアは、
という優れた人物なんですね。
ドイツから逃れてきた少女レギーナがオウアに懐いていたのは納得です。
レギーナはすごくかしこい子となっていきます。
3カ国語を幼くしてマスターするんですね。
そして学校の成績も優秀。
ドイツから逃れてきて環境がまったく違うアフリカの地で、こんなにもかしこく成長したのは、オウアの影響が大きいんだろうな〜と思わせられます。
レギーナとオウアの関係性は「名もなきアフリカの地で」の見どころの一つですね。
原作はシュテファニー・ツヴァイクの自伝的小説なので、実話ものと言えそう
「名もなきアフリカの地で」は原作小説があります。
シュテファニー・ツヴァイクの自伝的小説とのことで、ほぼ実話もの映画と言っても良さそうですね。
創作部分もあるのだろうけれど、
あたりは本当にあったことなんでしょうね。
とくにオウアみたいな人は実在してたと思いたいですね。
ドイツから、はるか遠い環境がまったく違うアフリカで暮らすって、すごい体験です。
アフリカの広大な大地や素朴な子供たちなど、観てて爽やかな気持ちになれる

「名もなきアフリカの地で」に登場するアフリカの人々は、みな素朴で優しげに見えます。
オウアのモデルになった人がいるのなら、きっと本当に映画で描かれたようなかしこくかっこいい人物だったのでしょう。
そんなアフリカの広大な大地や人々を観ていると、心が洗われるような気持ちになれますね。
ただアフリカの人々はみんな素朴で優しげに見えるというのは、一部は幻想なんだろうななんて思ったりもします。
アフリカの人々がみんな素朴で純真って思うのは、おそらく違いますよね。
アフリカにもいろんな人がいるのでしょう。
「名もなきアフリカの地で」は自伝だけれど、あくまで「小説」なので映画ではアフリカについて、ただただ良きところとして描いたのかもしれません。
一部は幻想かもしれないけど、そう思って観ていても「名もなきアフリカの地で」で描かれるアフリカを観ていると爽やかな気持ちになれるんですよね。
「名もなきアフリカの地で」ネタバレなし感想まとめ
ということで「名もなきアフリカの地で」ネタバレなしのレビューでした。
まとめると、
といったところです。
「名もなきアフリカの地で」第75回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞してます。
アカデミー賞受賞してるけど、そんなに面白いわけでもないのが正直なところですね。
「名もなきアフリカの地で」を見る方法
「名もなきアフリカの地で」を見る方法があります。
もちろん違法な視聴方法ではなく、ちゃんと正しく安全安心に視聴することが可能。
以下のサブスク動画配信サービスで観れますよ(2020年7月19日時点)
(配信状況が変わっていることがあります。最新の情報は各サービスにてご確認ください。)
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