スカーレット・ヨハンソン主演の「私がクマにキレた理由(わけ) 」見てみました。
普通の面白いコメディーでした。
タイトルの「私がクマにキレた理由(わけ) 」となっている理由は映画を観ると分かります。
なぜクマにキレたのかよく分かりますね(笑)
笑えて観終わると心が温かくなるような、そんな素敵な映画を観たい人に「私がクマにキレた理由(わけ) 」をオススメします。
それでは「私がクマにキレた理由(わけ) 」の感想や評価をレビューしていくので見るかどうか参考にしてください。
私がクマにキレた理由(わけ) は、こういう人におすすめ
- 子ども好き
- 母親
- アクション以外を演じるスカーレット・ヨハンソンが見たい人
あらすじ(だいたいのストーリー)
私がクマにキレた理由(わけ) の内容はこんな感じです。
アニーは大学で人類学を専攻していた。
卒業後大企業に面接を受けるがダメだった。
母親にはそのことを隠してナニー(子守り)の仕事を始める。
富裕層の子どもの子守りをすることになったアニーだったが、その子どもグレイヤーはなかなか自分の言うことを聞いてくれないなど困ることが多かった。
そんなとき富裕層と同じマンションに住むハーバード大学の男子学生がアニーの前に表れて助けるのだった。
監督・キャスト(登場人物)
監督
シャリ・スプリンガー・バーマン& ロバート・プルチーニ
役名(俳優)
アニー(スカーレット・ヨハンソン)
ナニー(子守り)の仕事をとりあえず始める女性。最初はグレイヤーとうまくいかない。
グレイヤー(ニコラス・アート)
富裕層の子ども。アニーが子守りをする。
感想・評価
なるべくネタバレなし
評価 ★★★★★★☆☆☆☆ 6/10
ハートフルコメディです。ほっこりします。
コメディ映画で後半ほろりとさせてくれる王道ストーリー。
「私がクマにキレた理由(わけ) 」ではマンハッタン、アッパー・イーストサイドという金持ちたちが住む地域の様子が描かれます。
いわゆる「奥様」という言葉が似合うような人たちがいる場所ですね。
夫は仕事が忙しくて、たいていは家にいなくて母親と子どもがいるだけ。
それで妻はだいたいは仕事は持っていなくて、なんとかの会などで忙しいという暮らしをしています。
主人公のアニーはナニー(子守り)として、そんな上流社会で働くわけです。
子どもは母親よりもナニーといる時間のほうが長いという状況です。
最初は子守りをするグレイヤーや母親の無理難題に振り回されるアニーの様子がコメディタッチで描かれています。
またイケメンのハーバード大学に通う男性が同じ建物に住んでいてスカーレット・ヨハンソン演じるアニーと恋に落ちるみたいな展開もあります。
アニーとグレイヤーの関係が変化していくところがいい
「私がクマにキレた理由(わけ) 」のメインテーマはアニーとグレイヤーの関係の変化ですね。
アニーはいつまでもナニー(子守り)を続けるつもりはないけれど、だんだんとグレイヤーと離れがたくなっていく2人の関係が良かったです。
母親は社交界での自分の立ち位置とか夫をつなぎとめようとすることばかりに意識が向きがちで、子育てはほぼ子守りに任せっぱなし。
そんな状態なのでグレイヤーはだんだんと子守りのアニーに懐くようになってきます。
アッパー・イーストサイドの富裕層の子供たちは子守りが母親代わりということが多いのでしょう。
母親からのむちゃな要求をこなすっていうコメディだけでなく、アニーとグレイヤーがちょっとずつ仲良くなっていくとこも面白いですね。
マウンティングが生きがいの上流社会を描いているが
グレイヤーの母親は他の奥様たちとのマウンティング合戦に毎日明け暮れているような状態です。
なにかのパーティーで、あそこのお子さんは一流学校に入学できたのにうちの子は入学できなかったくやしい~
っていうようなお互いがいかに「自分のほうが上なんだ」っていう体裁を保つことに必死になっているようすが描かれています。
奥様たちは表面上はにこやかに会話するんだけれど、心の中では自分はこの人より上か下かを気にしたりなどどす黒い感情が渦巻いています。
金持ちだけれど奥様たちの日常生活はあんまりうらやましくはないなと思わせられますね。
金持ちだけれど暮らしぶりは悲しいものなんだなって思ったりして映画を観る人が「いい気味だ」と思ってスカッとする映画でもあるのかも。
原作あり。実体験をもとに作られているっぽい
「私がクマにキレた理由(わけ) 」のような富裕層の暮らしって本当にあるの?実話なのかな?と思いますが、ところどころは実体験が混ざっているのではないでしょうか。
なぜかというと「私がクマにキレた理由(わけ) 」には原作小説「ティファニーで子育てを」があり作者はナニー(子守り)をしていた人だからです。
原作者がナニーの仕事をしていたときの経験が小説に反映されているのでしょう。
なので富裕層の暮らしぶりのシーンは、だいたい本当にああいうのがあるってことなんだと思います。
すべての富裕層が映画みたいな生活をしているわけではないでしょうけれど、ああいう家庭が多いってことなんでしょうね。
就活スーツみたいなのをスカヨハが着てるのが意外だった
映画の最初のあたりでスカーレット・ヨハンソン演じるアニーが就活スーツみたいなのを着ているのが意外でした。
アメリカでは大学生が一斉に就活スーツを着て仕事探しを始めるっていうのはないのかなって思ってたんですがそうでもなさそうですね。
日本みたいにみんな一斉にってわけではないのでしょうけれどアメリカでもある程度は就活みたいなものがあるのかな。
アメリカは一斉に就活するのではなく在学中に長期のインターンシップがあるなど日本とはいろいろと違うみたいですね。
私がクマにキレた理由(わけ) の感想まとめ
ということで私がクマにキレた理由(わけ) の感想でした。
まとめると、
- ハートフルコメディ
- アニーとグレイヤーの関係の変化が見どころ
- 金持ちだけれどあんまりうらやましくない暮らしぶり
- 実体験も入ってるっぽい
といったところです。
富裕層の家庭での生活がどういうものなのか見れるっていうのが面白いポイントです。
「私がクマにキレた理由(わけ) 」で描かれたのは家庭生活が壊れている富裕層でしたが、こういう家庭が多いってだけで愛のある家庭での暮らしを送っている富裕層もいるんでしょう。
それにしてもスカーレット・ヨハンソンって、こういうコメディからアクションまで演じていて器用な役者だなって思います。
それでは「私がクマにキレた理由(わけ) 」を見ることにした人は楽しんでください!
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