
『フラガール」って面白いのかな?
という人のためにAmazonプライムビデオで「フラガール」を観たブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この「フラガール」の感想記事を見ていただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かりますよ。
ですので、「フラガール」を観るかどうかこの記事を参考にしていただければ、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
伏線が張り巡らされた映画や、「これはどういうことなんだろう」と考察できる映画が観たい人にはオススメしません。
それでは「フラガール」のあらすじ、監督・キャスト、ネタバレなしの感想をどうぞ!
あらすじ
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福島県いわき市は炭鉱で栄えた町だったが、しだいに廃れてきていた。
なんとかしようと考え出されたのがハワイをテーマにした施設を作り観光客を呼び込むことだった。
そのハワイをテーマにした施設のイベントとしてフラダンスを披露する”フラガール”を町の人から募集することになる。
何人かの女性たちが集まったが、都会から呼び寄せたフラダンスの先生はやる気がないのだった…。
監督・キャスト
監督李相日
谷川紀美子(蒼井優)
フラガールのリーダーとなっていく
平山まどか(松雪泰子)
都会から町が招いたフラダンスの先生
感想(ネタバレなし)
ストーリー部分には、ほぼ触れないレビューになっています。
王道の泣いて笑ってハートフル映画
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これぞ王道!
という感じのハートフルな映画です。
まさに「泣いて笑って」という言葉が似合うストーリーになっていますよ。
しかも実話をもとにしているので、「昔の日本ってこんなふうだったのかな…」という視点でも観れます。
実話をもとにした映画。貧しかったころの日本の暮らしが観れる
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映画「フラガール」の舞台となったのは福島県いわき市の常磐炭鉱。
炭鉱の近くに長屋(1階だけの木造集合住宅みたいなの)がたくさんあって、そこで炭鉱で働く人とその家族が住んでいるという状況。
洗濯機など電化製品はないので、洗濯物を洗濯板で洗うといったシーンがあります。
ふすま(和室の他の部屋との仕切り。開け閉めができる)がボロボロで、いろんな紙を貼り付けて破けたのを直してたりなど、とにかく現代の家と比べたらものすごく汚いんですね。
おそらく「フラガール」の時代は東京など都市部で近代化が始まったぐらいで、地方の一部はまだまだみんな貧乏だったのでしょう。
「フラガール」は、そんな時代の雰囲気を知ることもできる映画です。
人情が深いのがうらやましく思えるノスタルジーもある
「フラガール」は基本貧乏な暮らしが描かれるんですが、人情も多くあります。
貧しいけれど家族の絆は現代よりもずっと深かったのではないでしょうか。
家族だけでなく近所の人とか友達との関係も、現代よりずっと深かったと思います。
貧乏な時代のほうが人情味があった。
これよく言われることでしょう。
悪いこともたくさんあっただろうけれど、いいこともたくさんあったのだと思います。
そんな時代を描く「フラガール」にノスタルジーを感じる人はいるのではないでしょうか。
昭和の戦後の時代のこうしたノスタルジーを描いた似ている映画だと「三丁目の夕日」がありますね。
ただこうしたノスタルジーは美化されている部分もあると分かったうえで観るのがいいんだと思います。
美化されているとしても、昔の日本は現代よりも人情味は深かったのでしょう。
家族で安心して観れる映画です
「フラガール」は家族みんなで一緒に安心して観ることができる映画です。
グロとかそういうのがないし、解釈が難しいみたいなシーンもないのですごく素直に楽しめます。
テレビ放映されたら多くの人が楽しめるんじゃないでしょうか。
松雪泰子、蒼井優が1人で踊るシーンが美しい

「フラガール」の見どころの一つはダンスシーン。
それもソロで踊るとこが見応えあります。
ソロで踊るシーンがあるのは、
ですね。
フラダンスって、ゆ〜ったりと踊るイメージがあるんですがソロで踊るのは、けっこう動きか激しいです。
それともソロのとこはフラダンスではないのかな?
まあなにダンスでもいいんですが、松雪泰子・蒼井優2人がソロで踊るシーンは、

美しい…
と声が出るほど見入る踊りになってますよ。
倒れて起き上がるという動作があるんですが、ここは「神を降ろして」「踊り子に神が宿って起き上がる」という解釈になるのでしょうか。
そんな気がしました。
主人公の母の「新しい時代がきてる」みたいなセリフが切ない
蒼井優演じる谷川紀美子の母親(富司純子)のあるセリフが印象深かったです。
仕事観に関するセリフなんですが、なんだか切なかったですね。
今はようやくyotuberとか出てきて「仕事」についての価値観が変わりつつあるのかなと思うんですが、まだまだ本質は炭鉱の仕事と変わらないんじゃないかなと思うわけです。
母は娘がフラダンサーになろうとしていることに、ある時代の変化が起ころうとしてると感じとります。
でも、今も本質は変わってないと考える人が一般的で切なくなってしまうんですね。
どんなセリフなのかは、ぜひ「フラガール」を観てみてください。
常磐ハワイアンセンターが名称を変えて今も営業してるとこがすごい
映画で登場した常磐ハワイアンセンターが、2020年になっても継続して運営されていることに驚きました。
映画で描かれたような炭鉱の町から生まれた常磐ハワイアンセンターが、今も運営してると知ってなんだかうれしかったですね。
調べてみると、来客数が減ったり増えたりしながらもずっと経営されてきたみたいです。
今の名称はスパリゾートハワイアンズとのこと。
さまざまな経営努力・挑戦を続けてきて生き残ってきたのでしょう。
映画「フラガール」ネタバレなし感想まとめ
ということで映画「フラガール」のネタバレなしのレビューでした。
まとめると、
といったところです。
「フラガール」多くの映画を観ている人ほど、一服の清涼剤のように素直に楽しめる映画でしょう。
考察する必要がないしシンプルなストーリーで、「面白いな〜」と思いつつ観れると思います。
「フラガール」が観れる動画配信サイト(視聴もあり)
「フラガール」はサブスク動画配信サイトで配信中。
以下の記事にて、くわしく紹介してます!

視聴できる方法もあるよ。
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