
「不滅のあなたへ」って面白いのかな?
という人のためにFODプレミアムで「不滅のあなたへ」の電子書籍版漫画を読んだブログ管理人シエン(@tetete437)が感想を書いています。
この「不滅のあなたへ」の感想記事を読んでいただくと、自分の趣味に合うのか面白いのかが分かります。
ですので、「不滅のあなたへ」を読むかどうか、この記事を参考にしていただければ、つまらない漫画を読んでしまって時間の無駄になったということにはなりません。
ひとこと感想&評価(5点満点)
シンプルで分かりやすい物語を読みたい人や、ギャグやコメディ漫画を読みたい人にはオススメしません。
それでは漫画「不滅のあなたへ」のネタバレなし感想をどうぞ!
何世代にもわたる壮大な物語。切ない面白さはある。
不滅のあなたへ(1)(Amazonへ)
「不滅のあなたへ」はフシと呼ばれることになる謎の存在が、いくつもの時代を超えて出会いと別れを繰り返していく物語。
以外は時代が変わるごとに登場人物も全員変わっていきます。
が、節目ごとに大きく変わる壮大な物語なんですね。
出会いと別れを繰り返し、主人公フシだけが生き続ける切なさが面白いポイントです。
キャラクターは魅力的だけど、まだ「面白くなりそう」なレベルなので今後に期待
不滅のあなたへ(2)(Amazonへ)
「不滅のあなたへ」僕は2020年3月時点の最新巻12巻まで読んでいます。
12巻まで読み続けるぐらいだから、すごい面白いマンガなのかというと、残念ながら”すごい”というほどの面白さはないんですね。
つまらないわけではないんですが、もうひとつ突き抜けた面白さがないかなって思います。
「不滅のあなたへ」に突き抜けた面白さがない理由
突き抜けた面白さがない原因は、
キャラクターに感情移入できそうになってきたところで、次の時代・次の舞台に変わるから
ですね。
「不滅のあなたへ」はある程度ストーリーが進むと主人公フシと謎の黒い男、ノッカー以外のキャラクターは総入れ替えとなります。
謎の黒い男はフシを作り出したらしき人物。
ノッカーはフシの敵で
一応フシがその時代の主要なキャラクターの姿に変身することができるんですが、中身はフシのまま。
なので、「このキャラクター好きだな…」とあるキャラクターがお気に入りになってきても、しばらくしたらそのキャラクターは活躍しなくなるんですね。
「不滅のあなたへ」は、太古から現代へと何百年もの時を描くマンガなので、ある程度ストーリーが進んだらキャラクターが交代するのは仕方がないです。
何百年もの間のフシの変化(心や行動の変化)を面白いと思えるかどうかで「不滅のあなたへ」の評価は変わるでしょう。
すごく面白いわけではないのに、なぜ僕は「不滅のあなたへ」を読み続けているのか。
不滅のあなたへ(7)(Amazonへ)
僕は「不滅のあなたへ」面白すぎて夢中で読んでるわけではないです。

じゃあなんで「不滅のあなたへ」読んでるの?
と言われれば理由は以下の3つです。
「聲の形」が好きだから今後に期待してる
僕は「不滅のあなたへ」作者の大今良時の前作「聲の形」がすごい好きです。
「聲の形」はマンガも京都アニメーション制作のアニメも繰り返し見ています。
「聲の形」は名作ですね。
「聲の形」は人と人の関わりのものすごく繊細な部分まで描いた傑作です。
そんな名作を描く力がある大今良時が、「不滅のあなたへ」を12巻までの”すごく面白いわけではないけど、つまらないこともない”というレベルの物語のままにしておくはずはないという期待があるんですね。
ようするに僕は大今良時のファンになので「不滅のあなたへ」がそこまで面白くなくても、今後面白くなるかもと期待しているわけです。
ストーリー展開が気になるから
「不滅のあなたへ」はストーリーがどうなっていくのか予想しにくい物語。
この3つの中心となる存在だけが不変で、他はどんどんと変わっていきます。
コミックス12巻までは古代から中世でしたが、13巻からは舞台が現代日本になる様子。
もしかしてコミックス12巻までは序盤で、13巻からの現代日本編で本格的な読み応えあるストーリーになるのかもと期待しています。
序盤が12巻分あるって、ちょっと長いけど…
でも、13巻から本格的に面白くなるって期待したいんです!
「聲の形」のような名作を描く力がある大今良時なら、さらのすごい物語を描いてくれるかもと期待しています。
登場キャラクターたちが愛おしくなってくる
「不滅のあなたへ」は数百年もの時を描く物語。
そのため登場したキャラクターたちはいなくなり、時代が代わると新キャラが登場します。
いろんなキャラか登場しますが、みんなどこか愛らしさがあっていいんですね。
大今良時、これだけ多くの登場人物を個性豊かに描き分けることができるのがすごいです。
登場キャラクターのどこらへんが愛らしさがあるかというと、
ということがあるからだと思います。
シンプルにかわいいというのもあるんですが、やはり新キャラクターが登場してもいずれフシとの別れがあると知っていると切なさがあるんですね。
たいていの他の漫画など物語では主要キャラクターはなんだかんだで、ずっと生き残ってたりします。
しかし「不滅のあなたへ」の場合は主要キャラクターでも、主人公フシとの別れがあることが分かっているうえで読み進めることになるので、キャラクターに愛おしさを感じるようになるのかなって思うんですね。
僕が好きなキャラクターはパロナです。
物語が進むほど、時代を超えて描かないとありえなかった面白さが出てくると期待したい
不滅のあなたへ(10)(Amazonへ)
「不滅のあなたへ」コミック13巻からは現代編となります。
この現代編で「不滅のあなたへ」が大化けしてすごく面白くなることを期待したいですね。
コミック12巻までは古代とか中世とか、今の私たちからしたらファンタジー色の濃い舞台でした。
しかし、コミックス13巻からは現代のおそらく日本が舞台となるようなので、コミックス12巻までのファンタジーっぽさはそんなになくなるかなって思います。
そして大今良時は現代日本を舞台にした名作「聲の形」を描いているので、「不滅のあなたへ」の現代編でその力量がより発揮されるんじゃないかな〜と思うわけです。
NHKでTVアニメ化決定済み。制作会社はどこなんだろう。京アニだといいな。
「不滅あなたへ」アニメ化決定しています。
2020年10月からNHKのEテレで放送開始されますね。
アニメ映画の「聲の形」は京都アニメーション制作でしたが、TVアニメ版「不滅のあなたへ」はどの制作会社なんでしょうか。
公開された「不滅のあなたへ」のアニメの画像を見る限りは京アニじゃなさそうなんですよね。
と思っていたら、制作会社や監督などが発表されました。
制作会社はブレインズ・ベース
アニメ「不滅のあなたへ」の制作会社はブレインズ・ベース。
ブレインズ・ベースは、
といったアニメを制作していて実績も十分です。
期待したいですね。
マンガ「不滅のあなたへ」感想まとめ
ということでマンガ「不滅のあなたへ」の感想でした。
まとめると、
といったところです。
「不滅のあなたへ」読む前は、

あの「聲の形」を描いた大今良時がファンタジーものを描くとどうなるんだろう
という期待があったんですが、実際読んでみると「聲の形」ほど夢中になって読むことができるわけではなかったことが残念でした。
しかし、コミックス13巻からは舞台が現代日本となるので、もっと面白くなると期待したいです。
コメント