エンドロールが終わってから席を立つ
このことを映画館側はマナーだから守ってほしいと、ハッキリとは言ってないですよね。
そして、一般的なマナーなのかどうかは微妙なところ。
そこで、
という疑問がある人のために、長年映画見てる僕が主観も交えて書いています。
この記事読んでいただけると、
「エンドロールを最後まで見るのは、守るべきマナーなのかどうか」
という疑問がスッキリして、今までより快適に楽しく映画館での映画鑑賞ができるようになりますよ。
(※)以下は個人的意見です。ご了承ください。
- 【結論】エンドロール途中で出るのは、マナー違反というわけではないだろう
- エンドロール最後まで見ないで帰るのはマナー違反ではないと僕が思う理由
- エンドロール見る派と見ない派、それぞれの意見
- 見る派・見ない派、それぞれがもめずに住み分ける方法
- 映画館側のマナーページでは、エンドロール見ないで退出することについて書かれていない
- 僕の場合は映画によってエンドロール観たり、観なかったりする
- 昔の映画はエンドロールがなかった?
- エンドロールが流れる理由・長くなったのはスタッフとの折り合い
- 【まとめ】あんまりもめないで、もっと気軽に映画館で映画を楽しむのがいいんじゃないでしょうか。
- マナーやらが気になって映画館に行く気がしない人は、動画配信サービスで映画を見よう
【結論】エンドロール途中で出るのは、マナー違反というわけではないだろう
映画館で映画を観ていて本編が終わり、エンドロールが始まっても見ずに帰るのはマナー違反なのか。
マナー違反ではないと思います。
映画館側で、エンドロール終わる前に席を立って出ていくことはマナー違反なのでやめましょう
と、ハッキリとアナウンスしてないですよね。
たしか暗いので気を付けてとか、明るくなってから係員が誘導するとか、その程度にとどめてたんじゃないでしょうか(情報求む)
このあたりは明確にNGですと、映画館側から毎回上映前にお知らせがあります。
マナーというかルールかな。
でも、エンドロール始まる前に劇場を出ていくのは絶対ダメというわけではないかなと、個人的には思います。
エンドロール最後まで見ないで帰るのはマナー違反ではないと僕が思う理由
では、なぜ僕がエンドロール見ないで劇場を出るのは、とくにマナー違反ではないのかと思う理由ですが、
ですね。
エンドロールを最後まで観るかどうかって、個人個人のこだわりだったり作法みたいな面が強いです。
などなど、
「他人へ迷惑になるから」というよりも「自分のこだわり」がエンドロールを最後まで見る理由として強いと思うんですよね。
なので、マナーというよりは作法に近いかなと思うわけです。
さすがにエンドロール中にスマホ見たり、喋るのはNGかな。まあ気にしないのがいいけれど。
エンドロールを最後まで見ないで出るのは、とくにマナー違反とは個人的に思わないと書きましたが、さすがにこれはNGかなと思う行為はあります。
この2つですね。
エンドロールを最後まで見たいという人の考えは尊重したいんですよね。
エンドロール中といえども、映画上映中であることに変わりはないですから、大きな声で友達とかとしゃべったり、スマホを見るのは止めといたほうがいいと思います。
スマホを見たい・しゃべりたいなら出てすればいいわけですから。
余韻を楽しみたい人の邪魔にはならないようにしたい
エンドロールを最後まで見たいという理由で多いのは、「映画の余韻を楽しみたい」ではないでしょうか。
静かに退出するなら、そこまで気にならないと思いますが、
というのは、気になる人はけっこう気になるんじゃないでしょうか。
個人的には、映画上映終了後、感想を語り合う声なんかが聞こえてくると「へぇ~、そうなんだ。」とか心の中で思って楽しかったりしますが(笑)
途中退出する人が気になってエンドロールに集中できないからやめてほしい
と思うことあるかもしれませんが、そこは勘弁してあげてほしいと思ったりします。
本編上映中でも途中退出することは禁止されてないですしね。
暗いのが苦手な人はエンドロール終わって明るくなってから退出したほうがいい
エンドロール中、ほとんどの映画館では階段になってる部分に小さいライトが付いてると思います。
でも、暗いと見えにくくて歩きにくいという人は、たとえエンドロール見る気がなくても、劇場内が明るくなるまで待ったほうがいいですよね。
マナーとかこだわりとか作法とか関係なしに、危険なのでエンドロール終わって場内が明るくなるまで待ってから、劇場を出ていくほうが安全というわけです。
エンドロール見る派と見ない派、それぞれの意見
それでは、エンドロール最後まで見る人、見ないで出る人は、いったいどんな考えがあるのか書いていきます。
最後まで見る派の主張
といったところですね。
エンドロール後に、おまけとか特典映像があるかもしれないから最後まで見る
というのは、よく分かります。
けっこう高いチケット代払ったんだからとかで、やっぱりおまけ映像あるなら観ておきたいですよね。
新作映画で公開直後一番乗りで見るケース除けば、
Twitterとかで調べれば、エンドロール後におまけ映像があるかどうかは分かることが多いんじゃないでしょうか。
ネタバレには気を付けつつ、事前にエンドロール後におまけ映像があるかどうか調べてから見に行くようにすれば、心置きなくエンドロール始まっても席を立たないようにできます。
余韻に浸りたい・余韻を楽しみたい
これ僕もあります。
というか、感動したとか良い映画だとエンドロール始まっても立てないんですよね。自然と。

ああ、よかったなぁ~
という感傷的な気分になって、エンドロールでその余韻を味わうことになると、そもそも出ようっていう気にならないんです。
エンドロール最後まで見る人が多いほど、多くの人に好評な映画
「エンドロール始まっても、だれも席を立たない」
これって、その映画が多くの人が感動する映画かどうかのバロメーターになっていますね。
エンドロールまでが作品だから最後まで見る
というのは、もうこれは個人のこだわりですね。
こういう理由があるとこが、けっこう意見が割れてしまう原因になっているのでしょう。
たとえ、シンプルにスタッフ名とかのテキストだけが延々と流れるだけのエンドロールでも、ちゃんと最後まで見ないといけない
と決めている人もいると思います。
それはそれでOKなんですが、そこに、
というふうに、他人に強制したくなる心理状態になると、ああだこうだと意見が分かれる状況が生まれるんでしょう。
映画ファンなら○○すべき
という考えになる人は、映画の話題で会話するときに、ついマウントとってしまったりしてませんか?
気を付けたいですね。
スタッフや関係者の名前をチェックしたいから
というのは、
ではないでしょうか。
やっぱり業界に関わってる人だと、どういう人が作ったのか気になるので、エンドロール見るとおもうんですよね。
たとえばCGすごかったら、CG制作者の名前をチェックして「あ、この人か。なるほど、やっぱりすごいな。」とかになるんでしょう。
熱心なファンなら、たとえばアニメなら「作画担当は、この人か。さすがだな。」とか思って楽しめますよね。
挿入歌や主題歌、劇中曲の作詞者や作曲者・編曲者を知りたいからというのもあると思います。
僕は音楽聞くの好きなので、エンドロールの作曲者とか見て、「あ、なんか見たことにある名前だ。」なんて思ったりして楽しめることありますね。
まだ暗いので危ないから
というのは、そのまんまですね。
見ない派の主張
混むのが嫌だから先にでる
というのは、とくに土・日・祝日など観客が多いときは納得の理由です。
エンドロール終わって、観客が一斉に出口に向かうとどうしても混雑してしまいますよね。
混雑してなかなか出れないのを避けたいから、本編終わったらエンドロール観ずに帰るということでしょう。
トイレに早く行きたいから
というのは、我慢してた場合は切実な理由ですね(笑)
あとはトイレが混むから、エンドロール観ずに出るというのもあるでしょう。
エンドロールはいらないと思っている
長いから
暗い画面にずっと字が流れるだけだから
という理由は、まあこれも個人の考え方しだいですね。
という以外のエンドロールの場合、
ひたすら黒い画面にスタッフ名や関係者名、企業名が流れるだけですから、興味ない人からすれば、わざわざ見ようとは思いません。
見る派・見ない派、それぞれがもめずに住み分ける方法
エンドロールを最後まで見る派、見ない派がもめないようにするには、どうすればいいか。
なるべく通路から離れた席に座る
なるべく通路に近い・通路に接した席に座る
これで、ある程度エンドロールを最後まで見る派・見ない派がもめるのを防げそう。
エンドロール中に、
この2つは、他人がすることで自分でコントロールできないし、そもそもマナー違反に限りなく近いから、ここでは除外します。
そうすると、見る派・見ない派がもめる原因になるのは、
エンドロール最後まで見たい派の人の前を、見ない派の人が「前、通してください。」と言って横切ること
これですよね!
となってしまい、それぞれの心のなかでモヤモヤが募ります。
であるなら、解決策は1つ。
これしかないでしょう。
なるべく通路から離れた席に座るようにすれば、エンドロール中に真ん前を横切られる可能性は少なくなります。
通路に接した席に座るようにすれば、誰かに「通してほしい」とお願いしないと出られないということはなくなります。
これで、見る派・見ない派、お互いある程度平和になりそう。
あとは、お互いあんまり気にしないことじゃないでしょうか。
映画館側のマナーページでは、エンドロール見ないで退出することについて書かれていない
いくつかの主要映画館のマナー告知のページ見てみましたが、
エンドロール終わるまで席を立たないようにしましょう
という内容はなかったですね。
そもそも途中退出を禁止していないので、エンドロール終わるまで席を立たないようにしましょうとは言えないでしょう。
僕の場合は映画によってエンドロール観たり、観なかったりする
この記事を書いている僕の場合はどうかというと、
見る映画によって違う
という状態ですね。
やっぱりそこまで面白くなかったなという場合は、たとえおまけ映像とかあるかもと思ったとしても、本編終わったらエンドロール観ずに出ることはあります。
しかし、感動した映画・良かった映画の場合、エンドロール始まっても席を立つ気が起きません。
感動の余韻をエンドロール見ている間味わいたいと思うからです。
味わいたいというか、感動の余韻がありすぎて席を立てないんですね。
たとえば、どんな映画かというと…
僕がエンドロール始まっても席を立てなかった映画
「竜とそばかすの姫」
「竜とそばかすの姫」は、アニメ映画も本編が良かったのもあるし、エンドロール中に映像も流れるのでエンドロール最後まで見てました。
細田守監督作品は、毎回エンドロール中も映像があるのはファンにとってはおなじみでしょう。
「リズと青い鳥」
「リズと青い鳥」は動画配信で見たんですが、もうすごすぎてエンドロール中、ずっと放心状態でした。
歌が流れるんですが、その歌詞の意味を考えたりとかもしましたね。
「余韻を味わう」という状態を、これほど体験できる映画はなかなかありません。
凄すぎる名作です。
「聲の形」
「リズと青い鳥」と同じ山田尚子監督の「聲の形」もエンドロールまで見てしまう作品の1つですね。
エンドロールでaikoの「恋をしたのは」が流れます。
「恋をしたのは」の曲の雰囲気や歌詞が、「聲の形」本編を見た感動をさらに高めてくれるとこがいいんですね。
「カメラを止めるな!」
本編ですごく笑って面白かったんですが、エンドロールも工夫されていました。
昔の映画はエンドロールがなかった?
白黒映画が主流だった時代など、昔はエンドロールそのものがなかったみたいですね。
映画本編が終わると「THE END」と表示されて、そこで終わり。
オープニングのときに、主要なキャスト名や監督名が表示されるぐらいだったようです。
昔の映画は、敵を倒してドン!ヒロインと結ばれてドン!と「THE END」の文字が出て終了。
「みなさん、映画の”エンドロール”観てますか?その歴史と最新事情」より引用
エンドロールが流れる理由・長くなったのはスタッフとの折り合い
そもそもエンドロールが長くなったのは、
この映画は、非常に低予算で製作が開始され、撮影が進んでいくうちにスタッフ全員の給料を払えそうにないという状態に陥ったそうです。そこで、監督であるジョージ・ルーカスは、メインスタッフでない人達に対して「給料を払う代わりにエンドロールに名前を載せる」と提案したところ、スタッフたちはこれを承諾。
「みなさん、映画の”エンドロール”観てますか?その歴史と最新事情」より引用
といった事情があったみたいですね。
他にも、
など、いろんな事情があって、だんだんエンドロールが長くなっていたんだと思いますが、
この給料面での折り合いという事情は大きな要因になってそうです。
もし、この給料面での折り合いが主要な要因なら、
というのは、ちょっと主張しにくいことになりますね。
他の国ではエンドロール観ないで出る人が多数派のことがある
海外ではエンドロール最後まで見る人のほうが少なかったり、エンドロールが始まると照明が明るくなるというパターンもあるそうです。
スタッフへのリスペクト、関係者がチェックできる役割もありそう
まああとは、スタッフなど関わった人たちへのリスペクトでもあるんじゃないでしょうか。
エンドロールに名前があれば、ずっと残りますよね。
スタッフ、関係者たちの名前に興味があればチェックしたくなると思いますが、ほとんどの人はあまり詳細なスタッフ・関係者の名前を知りたいとは思いません。
業界の人が関わったスタッフを細かいところまでチェックできるというのも、エンドロールの役割の1つになってそうです。
映画関係者のスタッフの組合とかの権利の1つとして、
劇場でエンドロールを最後まで流す
というのもありそう。
エンドロールも流さないといけないなら、
など最後まで見てもらうための工夫がされるようになってきたんだと思います。
【まとめ】あんまりもめないで、もっと気軽に映画館で映画を楽しむのがいいんじゃないでしょうか。
ということで、エンドロールを最後まで見ずに席を立つのはマナー違反なのかどうかについての記事でした。
エンドロールが始まったとたんに、
ということは、さすがに止めといたほうがいいと思いますが、黙って静かに出ていく人は受け入れてあげてほしいかな。
映画館でアナウンスされている鑑賞中のマナーは最低限守るようにして、
あとはあんまりいろいろ気にしないほうが、素直に映画館という空間で映画を楽しむことができると思います。
あんまりマナーとか独自ルールでガチガチに固めてしまうと、そういったことが面倒で映画館に行く気がしないという人が多くなってしまいますからね。
こちらのページで映画館の良さについてまとめています。
マナーうんぬんよりもチケット代が高くて映画館に行く気がしない人向けに、チケット代を安くする方法をこちらの記事でまとめています。
マナーやらが気になって映画館に行く気がしない人は、動画配信サービスで映画を見よう
という場合は、もう最新作はあきらめて自宅のTVやスマホで動画配信サービスを利用して映画見るのが良さそうですね。
動画配信サービスで映画見るようにすれば、
と、マナー関係なくなります。
それでも映画館という空間で映画を見たいんだ!という人は、VR使って映画見るのも1つの方法ですね。
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