カンフー映画片腕ドラゴン感想。シュールで面白い。ジミー・ウォングのセンスが光る。

アクション
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「片腕ドラゴン」って面白いのかな?

という人のためにAmazonプライムビデオで「片腕ドラゴン」を見た僕が感想を書いています。

この「片腕ドラゴン」の感想記事を見ていただくと、自分の好みに合うのか面白いのかが分かります。

ですので、つまらない映画を観て時間を損したってことにはなりませんよ。

ひとこと感想(Twitter短評)

評価
「片腕ドラゴン」オススメな人
  • シュールな笑いが好きな人
  • 本人は笑わそうとしてるわけではないのに、すごく面白いっていうのが好きな人
  • いろいろツッコミ入れながら映画観るのが好きな人

シュールな笑いは苦手っていう人や、普通に感動できる映画とかを観たい気分の人にはオススメしません。

それでは「片腕ドラゴン」のあらすじと感想をどうぞ!

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  1. 「片腕ドラゴン」あらすじ
  2. 「片腕ドラゴン」ネタバレあり感想
    1. クエンティン・タランティーノ、ウォシャウスキー兄弟絶賛の映画らしいです。
    2. とつぜん踊り出すムエタイの助っ人2人
    3. インド人の助っ人がどうみてもインド人じゃない人が顔を黒っぽく塗っただけ
    4. 普通に他人の家の屋根をぶっ壊して登場する格闘系ラマ僧侶
    5. これじゃ死なないだろうというパンチ一発で死んだことになってる人たち
    6. 外国から呼んできた強い人が勝つと「おまえんとこの弟子は弱いなww」と謎に威張りだす悪の軍団のボス
    7. とても拳法修行しているとは思えないボッチャリ体型の普通のおっさんがいる。
    8. パンチの音とか、ものすごく入れたんだろうなという苦労がしのばれる。
    9. 前歯が欠けてる?悪側のボス
    10. 監督兼主役のジミー・ウォングが乱闘騒ぎを起こす役だけどリアルでも乱闘してる。
    11. たぶん撮影後、筋肉痛になったんじゃなかろうか。
    12. 格闘のときにスローモーション映像を取り入れたのは、この映画が最初?たぶん画期的な撮影方法だったのだろう。
    13. ハイライトは手刀で腕が切り取られてしまうところ。大笑いしてしまった。
    14. 助っ人たちが入れ替わるタイミングが分からない。自由?
    15. 映画中盤あたりから面白さが加速する。
    16. 直立不動のまま起き上がる主人公が不気味すぎて笑ってしまう技
    17. 突然のTHE END。
  3. 片腕ドラゴンネタバレあり感想まとめ

「片腕ドラゴン」あらすじ


片腕ドラゴン(Amazonプライムビデオへ)

正徳武館のティエンが鉄鉤門の者と乱闘騒ぎを起こし、正徳武館と鉄鉤門の争いへと発展する。

実力では勝てないことを知った鉄鉤門のボスは外国から強い助っ人を呼ぶ。

正徳武館と助っ人たちとの戦いが始まるのだった。

「片腕ドラゴン」ネタバレあり感想

ほとんどネタバレありです。

クエンティン・タランティーノ、ウォシャウスキー兄弟絶賛の映画らしいです。


クエンティン・タランティーノ 海外グラフィックアートパネル(Amazonへ)

Amazonプライムビデオでの説明によると、

  • 「キル・ビル」などのクエンティン・タランティーノ
  • 「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟

が絶賛した映画らしいです。

それで観てみたんですが、「あ、なるほどそっち系の映画か。」と、なんか納得しました。

「片腕ドラゴン」監督のジミー・ウォングは、当時けっこう真面目に映画作ったと思うんですが、結果的にすごいシュールな笑いにつながってしまったということなんだと思います。

さすがに古い映画なので最初はとっつきにくさがありますが、シュールな笑いどころが理解できてくると面白くなってくる映画ですね。

以下でシュールな笑いどころポイントをあげていきます。

笑えるポイントがあまりにも多くて長文になってしまいました(笑)

とつぜん踊り出すムエタイの助っ人2人

ムエタイをしている人

ムエタイって試合前に踊る儀式があるみたいです。

なので対決の前にムエタイの2人が踊り出すんですが、もうその踊りのシーンがシュールすぎて笑ってしまいます。

ムエタイ2人が踊っている間、対決する人はちゃんと待ってあげてることもポイント高いです。

試合とかじゃなくて、なんでもありの決闘なんだけどムエタイ2人が踊ってる間はじっと待ってあげるんですね。

インド人の助っ人がどうみてもインド人じゃない人が顔を黒っぽく塗っただけ

インド人

何人か助っ人がいるなかインド人もいます。

しかしどう見てもインド人に見えません(笑)

たぶん中国人?香港人?の俳優が顔を黒く塗ってターバンを巻いているだけです。

インド人の逆立ち幻惑術?も笑いどころ

インド人の必殺技がこれまたおもしろい。

逆立ちで相手の周りを歩くという幻惑術なのですが、いったいどこがどうなって相手を惑わしているのかが謎です(笑)

片腕ドラゴンは1971年の映画なのでワイヤーアクションとかCGはなかったはず。

なので逆立ちになったインド人を位置を変えて撮影していき、映像を合成していくという手法でこのインド人の幻惑術を表現しています。

ラストでインド人の幻惑術を破る主人公の技がシュールすぎて爆笑

それでこのインド人の幻惑術、相手が立ったままだと必ず幻惑されてしまうというなかなかすごい強い技なんですが、ラストの戦いで主人公がある方法を使ってこのインド人の幻惑術を破ります。

もうその主人公が繰り出した技が、あまりにもシュールすぎて観た人の99%は爆笑してしまうだろう、恐ろしい破壊力を持っています(笑)

主人公が繰り出した技がどんななのかは書きませんので、ぜひ片腕ドラゴンを観てどれほどの破壊力を持っているのか確かめてみてください。

想像を超えた笑いをあなたにもたらしてくれるはずです。

普通に他人の家の屋根をぶっ壊して登場する格闘系ラマ僧侶

僧侶

片腕ドラゴンは正義と悪の2つの道場の争いを描いています。

それで悪の親玉が自分の弟子たちでは相手の道場の者たちに勝つことができないので外国から数人助っ人を呼びます。

その助っ人のなかにラマ僧が2人います。

戦闘系僧侶ですね。

そのラマ僧2人が初登場するシーンがあるんですが、なぜか悪側の親玉の家の屋根を突き破って道場します(笑)

ラマ僧はすごいんだという演出だと思うんですが、いきなり他人の家の屋根を突き破るという悪行を平然と行います。

屋根を壊されても完全スルーする悪のボス

自分の家の屋根を壊された悪の親玉、自分の家を壊されたんですから心中穏やかじゃないはずですよね。

でも悪の親玉さん、なにごともなかったようにラマ僧2人を迎えるんです(笑)

なんて寛大な悪の親玉なんでしょうか。

ラマ僧2人は他人の家の屋根を壊したのに、なんの反省もなくたしか他の助っ人となんかしょーもないことが原因で争い始めたと思います。

仲間割れするとこのラマ僧の怒りかたが面白すぎる。

映画後半の決闘シーンでも助っ人同士で仲間割れしそうになってました。

ラマ僧の1人が別の助っ人に煽られて怒るんですが、そのときの怒りかたで爆笑してしまいました。

なんか表現しにくいんですが、ラマ僧、拳を前に出してブルブルと異様に震えながら怒りの表情をするんですね。

その時の様子が、なんか面白いんです。

ラマ僧にあおられて「うるさい!」と返す人格者の師匠

正義の側の道場の師匠はカンフーをケンカとかに使うことを禁じています。

そして乱闘騒ぎを起こした主人公チェンロンに師匠は罰を与えるだけにして、乱闘騒ぎの原因になった悪の側の道場に文句をつけるようなことは一切しませんでした。

正義の側の師匠は人格者として描かれてるんですね。

それがなんだかんだで悪側の道場と戦うことになり、悪側の助っ人のラマ僧が正義の側の人格者の師匠を、これでもかとむっちゃ煽ります。

正義の側の師匠は人格者だから、そんな煽りなど受け流しキリッと対応するのかと思ったら、

「うるさい!」

とラマ僧に言い返すんです。

その様子が、ちょっとかわいらしさもあって面白かったです。

劣勢になると槍を使いだす師匠

正義の側の道場の師匠は人格者です。

そしてそういう人物設定の人って、素手で戦う相手には素手で立ち向かうものと思いますよね。

でも師匠、劣勢になると当然のように槍を使い始めます。

「え~」って感じですが、まあいいや・・・と映画後半にもなれば、そういうことはどうでもよくなってきます(笑)

これじゃ死なないだろうというパンチ一発で死んだことになってる人たち

片腕ドラゴンはカンフーはそんなに迫力ないんですね。

なんか普通の人が素手で戦ってみましたっていうような雰囲気。

ただ映画後半になるほど技は鋭くなっていきます。

助っ人が正義のほうの道場の弟子に攻撃したりするんですが、映像を見る限りはとても致命傷とは思えないパンチ一発で死んでしまったりするんですね。

よほど打ちどころが悪かったのか「そんなんじゃ死なないだろう。」という攻撃で死んでしまう弟子たちが哀れでした。

外国から呼んできた強い人が勝つと「おまえんとこの弟子は弱いなww」と謎に威張りだす悪の軍団のボス

バカにして笑う人

悪側の親玉は自分の弟子だと弱くて勝てないので外国から助っ人を呼びます。

助っ人たちは強いので正義の側の弟子たちを次々とやっつけてしまいます。

すると悪側の親玉が「お前のところの弟子は弱いなww」と、いきなり威張りだすんですね。

悪側の親玉は自分とこの弟子だと弱くて勝てないから助っ人を呼んだのに、その助っ人たちのおかげで勝てたら急に正義の側の道場の者たちを愚弄するという理不尽さ。

なんという強烈で清々しいほどの小物感なんだと感動するとともに笑えました。

とても拳法修行しているとは思えないボッチャリ体型の普通のおっさんがいる。

ぽっちゃり体型の人

悪側の弟子のなかでも高い地位にいると思われる男が、どう見ても「そこらへんにいる普通のおっちゃん」感の雰囲気を醸し出しており笑えました。

「いやあんた絶対修行してないだろう。」という弟子の存在感がなかなか香ばしい画面を作り出していました。

格闘家なはずの95%ぐらいの人が普通の人の体型。

ぽっちゃりしたおっさん弟子だけでなく、他のスリムな弟子たちもあんまり格闘家っぽくは見えません。

たぶんみんなリアルでカンフーしてるわけじゃなくて普通の俳優か「片腕ドラゴン」撮影のために集められた、そのへんにいた人なのかも。

パンチの音とか、ものすごく入れたんだろうなという苦労がしのばれる。

パンチ

出演者たちは、たぶんガチでカンフーはやってなくて、さらには撮影前にトレーニングを積むなんてやってないだろうなということを感じさせる動きをしています。

そんななかどうやって格闘シーンの迫力を出せばいいのか。

その方法はパンチ音や体の動きに合わせて効果音を入れることですよね。

で、それはいいんですが、そのパンチ音とかがもうやたらと鳴るわけですよ。

やたらと鳴り続けるパンチ音や効果音を聞いていると「ああ、効果音つける人苦労しただろうな…」という気持ちになってきました。

どうやって効果音を入れたのかは分かりませんが、もし撮影の現場で役者の演技に合わせて「バン!」とか効果音を出してるなら、ものすごく大変そう。

映画のなかでたぶん100回どころじゃなくて1000回超えるぐらいはパンチ音とか効果音を入れる作業をしたんじゃないでしょうか。

前歯が欠けてる?悪側のボス

歯

悪の道場の師匠(弟子にはボスと呼ばれている)なんか前歯が2本ほど欠けているか黒くなっています。

そのせいでボスなんだけど妙に間が抜けたようになってしまっており悪の親玉らしい威厳がありません。

これわざと前歯が欠けたようにしてるのか?(小物感を強調するため)

と一瞬監督の意志を感じましたが、たぶんボス役の俳優がたまたま前歯が欠けた人だったような気がします(笑)

まあ細かいことは気にせず撮影してたのかな。

監督兼主役のジミー・ウォングが乱闘騒ぎを起こす役だけどリアルでも乱闘してる。

ケンカ

「片腕ドラゴン」の監督兼主役のジミー・ウォングですがWikipedia読むと、

高校・大学時代には水泳や水球の選手として活躍していたが、試合中の乱闘事件により選手資格を剥奪されてしまう。
一方で実生活でのトラブルが少なくなく、暴力事件や香港黒社会との関係などが取り沙汰されスターとしての人気が低迷

ジミー・ウォングwikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジミー・ウォング

となっており、本当のことなら映画のなかだけでなくリアルでも暴れん坊だったようです。

でも大スターとなり監督もするってことで才能豊かな人なんでしょう。

片腕ドラゴンで見るジミー・ウォングは好青年って感じなんですが、けっこう気性が荒い人なのかもしれません。

カンフー大好きなのかな。

たぶん撮影後、筋肉痛になったんじゃなかろうか。

筋肉痛の人

おそらく普段はカンフーしてない人が俳優として撮影に参加してたっぽい雰囲気を感じるので、撮影後はみんな筋肉痛になっていたんじゃないかななんて思いました。

みんなけっこうガリガリの体型だし(ぽっちゃり弟子は除く)、1971年当時は栄養状態はそこまで良くなくて、今みたいにプロテイン飲んでるような筋肉隆々な格闘家ってあんまりいなかったのでしょう。

格闘のときにスローモーション映像を取り入れたのは、この映画が最初?たぶん画期的な撮影方法だったのだろう。

カンフーする人

片腕ドラゴン、格闘シーンのここぞという場面でスローモーションになります。

このスローモーションシーン、けっこう迫力ありました。

ジミー・ウォング監督のセンスが光る演出ってことなのではないでしょうか。

1970年代のアクション映画で見せ場でスローモーションを用いるっていうのは、けっこう画期的なことだったのかもしれません。

片腕ドラゴンを絶賛したらしいウォシャウスキー兄弟は、この片腕ドラゴンのスローモーションを観てマトリックスで見せ場でスローモーションを多用したのかな。

映画後半になるほど技のスピードが上がって見応え出てくる。こういう仕掛け?

片腕ドラゴン、最初は弟子たちがのろのろと戦っていて、今の映画でのカンフーを見慣れている観客からしたら「なんだ、この素人感満載の迫力ないカンフーは。」とあきれてしまうと思います。

しかし、映画後半になってくるとだんだんと技のスピードが上がってきます。

弟子じゃなくて師匠や外国からの強い助っ人、あと主役のジミー・ウォング演じるチェンロンの格闘シーンも増えてきますからね。

映画後半になるほどカンフーの迫力が上がってくるっていうのはジミー・ウォング監督の演出なのかな。

ハイライトは手刀で腕が切り取られてしまうところ。大笑いしてしまった。

腕

片腕ドラゴンでもっとも面白い見どころ、僕は2つあると思っています。

そのうちの1つが主人公チェンロンの片腕が切りおとされるシーン。

もう「ええ!?」って思わず声に出して言ってしまうぐらい、もう気持ちいいぐらい作り物感満載の腕が「ボタ」っと落ちるんです。

それも手刀のみで主人公の片腕が切りおとされてしまいます。

主人公の片腕を素手で切り落としたのは沖縄拳法の使い手。

沖縄拳法恐ろしすぎます。

人間がいくら修行しても、たぶんあんなにスパッと相手の腕を根本から切り落とすなんて無理なんじゃないでしょうか。

骨も素手でスパッと切らないといけないですからね。

さらに片腕を切り落とされた主人公、その後生存してます。

他の弟子はパンチ一発で死亡するのに主人公は片腕切り取られても生存

弟子はパンチ一発で死亡してしまったのに、主人公は片腕切り落とされても大出血することもなく生きてるんですね。

これが「主人公補正」ってやつなんでしょう。

ジミー・ウォング監督は「主人公補正」をも先取りしていたってことなんでしょうか。

病院行ったはずの主人公が道を這ってる。

片腕を切り落とされた主人公チェンロンは、弟子たちに担がれて道場を出ていきます。

その後病院で治療してるのかと思ってたら、なんと道で這っている主人公のシーンになるんです。

「え?病院いったんじゃ?」と思ったんですが、なんらかの事情があり主人公は片腕を切り落とされたままの状態で道を這ってるんですね。

いやいやいや、片腕切り落とされてるんじゃいくら超人でも道を這って移動するなんて無理でしょ。

とツッコミを入れたくなる衝動にかられるシーンでした。

片腕を失っても這って移動する主人公。これはちょっと中二病っぽさがありますね。

片腕を失った主人公が回復する様子が止め絵で描かれる。

道で這っていた主人公は、偶然すごい治療術と秘術を所持している初老の男性と、すごく美人で主人公とお付き合いすることになるんだろうという雰囲気を全力で醸し出している女性に出会います。

そして主人公はその初老の男性と美人な女性の介抱により回復していきます。

そのときの様子が動く絵ではなくて止め絵で描かれるんです。

なんかこれ1971年当時の映画としては斬新な手法ではないでしょうか。というか1971年当時の映画で止め絵で一部シーンを描くことは普通にあったのかな。

なんか古い映画なのに現代のアニメの一シーンみたいだなと思ったしだいです。

明らかに服の下に腕隠してるよねっていう潔さがあっぱれ。

片腕となってしまった主人公のチェンロン。

で、これまた面白いのが主人公の服の下にその切り落とされたことになってる腕を入れてるんだろうなと分かる、いい具合の膨らみがあるんですね。

どんなに激しい戦いをしても、その服の下に隠した腕は見えません。

今の特殊効果技術だと片腕失ったのをCGで表現できたりします。

たとえば「ソウルサーファー」っていう映画は主人公の少女が片腕をサメに喰われて失うんですが、その失った部分をCGで処理しています。

片腕ドラゴンは1971年の映画ですから、そんな特殊効果の技術はないですよね。

お父さん、どうやってその秘法を発見したのか謎

片腕になってしまった主人公チェンロンは、それでもあきらめませんでした。

助けられた親子の父親が、たまたますんごい強くなれる秘術を知っていたので主人公チェンロンはその秘術をしてもらいます。

なんか不思議な薬草とか腕の神経を滅ぼさないといけないとか、なんか「どこで、そんな秘法を会得したのお父さん?」と疑問が浮かんでくるほど、詳細にお父さんは秘法を知っているんですね。

このお父さん、体の急所を知り尽くしてるしいったい何者なんだ?という人になっています。

まさかこれが映画マトリックスのネオののけぞり除けの元ネタ?

片腕を失ったら自分が攻撃しているときに体はがら空きになってしまいますよね。

それで主人公チェンロンは守りをどうするか悩みます。

それで編み出したのが相手のパンチを後ろにのけぞって避けるという荒業です。

基本相手のパンチは体を動かして避けるんですが、よけきれないときは後ろの高速でのけぞって避けるんです!

こののけぞりシーン観てて思ったが、まさかこれがマトリックスでネオがやってた「銃弾を後ろにのけぞってかわす」の元ネタなのか!ということ。

マトリックスを監督したウォシャウスキー兄弟「片腕ドラゴン」観てるらしいですから。

助っ人たちが入れ替わるタイミングが分からない。自由?

武闘家

正義と悪の道場での対決では、最初基本一対一で戦います。

1人が倒されたら交代みたいな感じで戦いが続くんですが、助っ人たちはなんだか、よく分からないタイミングで自由に入れ替わるんですよね。

まあなに言ってるんだか分からないと思いますが、観ていただければ助っ人たちがよく分からないタイミングで入れ替わる不思議さを体験していただけると思います。

助っ人たち内輪もめしてたりしたけれど、阿吽の呼吸で入れ替わるとか、けっこう仲良くなってたのかもしれません(笑)

映画中盤あたりから面白さが加速する。

笑う人

片腕ドラゴン、映画冒頭あたりは「古い映画だな。カンフーも迫力ないし。」と思うでしょう。

しかし映画中盤ぐらいになってくると、シュールな笑いが加速してきます。

僕は途中でもう観るの止めようかなって思ったんですが、映画中盤ぐらいで面白くなってきたので、そのまま最後まで観ました。

シュールな笑いが好きな人は、ぜひ最後まで観てみてください。

さらに言えば「笑いをとろうとしているわけではないんだけれど笑える。」っていう笑いが好きな人は片腕ドラゴンすごく楽しめる映画だと思います。

ボスと助っ人たちが横に並んでじっと待機してる絵だけで笑えてくる。

映画中盤になると面白さが加速してくる「片腕ドラゴン」

終盤になってくると、もう悪の側のボスと助っ人たちが横にずらっと並んでいる構図だけで笑えてきてしまいます。

なんかボスと助っ人たちがずらっと横に並んで決闘を見ている様子が、なぜかすごいシュールに思えてくるんですよね。

絶妙な棒読みが癖になりそう。

Amazonプライムビデオで吹替え版のみがプライム特典対象作品だったので吹替えで観ました。

吹替えなんですが、微妙に棒読みな感じなんですね。

それがなんだか癖になってきそうでした。

昔の映画とかドラマの吹替えって、だいたいこういうちょっと棒読みな感じですよね。

今の声優とか声の演技指導の技術が上がったから、昔の作品の吹替えは棒読みに聞こえるのかもしれません。

でも、それが逆にいいって「片腕ドラゴン」みたいなシュールな映画だと思えてきます。

直立不動のまま起き上がる主人公が不気味すぎて笑ってしまう技

起き上がる人

「片腕ドラゴン」で最も面白いところの2つ目が、この主人公の「直立不動で起き上がる」技です。

この技を目撃した子どもは泣いて逃げ出すんじゃないかと思うほどの不気味さをあわせもつ類まれなるものすごい主人公の技ですね。

直立不動で起き上がってくる主人公を見た敵は「ギョッ」としてますが、そりゃいきなり相手が直立不動のまま起き上がってきたら驚きだけでなく不気味さも感じてしまいます。

キョンシーの元ネタ?

知ってる人は知ってると思うんですが、これってキョンシーの起き上がり方です。

調べてみると「片腕ドラゴン」の公開は1971年。
キョンシーが大人気になるきっかけとなった作品群は、だいたい80年代です。

とすると、この直立不動で起き上がる動作はキョンシーの元ネタでもあったのかも・・・なんて想像してしまいました。

片腕ドラゴンって、後世のいろんな映画やドラマの元ネタになってそうですね。

突然のTHE END。

the end

片腕となった主人公が最終決戦をします。

そして見事あの沖縄憲法の使い手である強敵を倒します。

その後ヒロインとの喜びのシーンとかあるのかなと思ったりしたんですが、もうその強敵を倒した瞬間に「バーン」と音が鳴って「おわり」となります。

この潔い突然の終わり方、かっこいいですね。

片腕ドラゴンネタバレあり感想まとめ

ということで長々と書いてしまいましたが片腕ドラゴンのネタバレありの感想でした。

まとめると、

コメディじゃないんだけどシュールな笑いたっぷりの昔のカンフー映画

ということです。

「片腕ドラゴン」は、クエンティン・タランティーノ監督が絶賛してるそうです。

なるほど、なんかそんな気がするなっていう感じがしますね。

クエンティン・タランティーノがどういうふうに絶賛してるのかは気になるところですね。

「片腕ドラゴン」はAmazonプライム会員ならプライム会員特典で見放題になっています。(2019年10月24日時点)

興味があれば観てみてください。

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