聲の形 アニメと大今良時原作マンガとの違い アニメは音楽と映像がすごい

聲の形アニメの音楽と映像がいい アニメ

大今良時(おおいま よしとき)のマンガ「聲の形」のアニメ映画とマンガ全巻見ての違いについて紹介します。

「アニメ版のマンガ版と違うところは?」
「マンガは読んだけれどアニメ版どんな感じ?」

と思っている人に役立つように書きました。

漫画は読んだけれどアニメ版「聲の形」を見ようかどうか迷っている人は読んでみてください。

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アニメは自主製作映画がない

映画製作

原作マンガでは永束が自主制作の映画を作ります。

アニメ映画では自主制作映画の話はまったく出てきません。

永束が映画好きだというのが分かるシーンがあるぐらいですね。

ファーストフード店で石田が永束に「友達の定義ってなんだろう?」と聞いたときに、永束がポテトをタバコに見立てて映画の一シーンみたいに話すとこで永束は映画好きなんだなってわかります。

 

マンガでの永束の自主制作映画のエピソードはかなり重要です。

映画製作を通して石田将也の周りの人たちの関係が壊れていくんですが、その後自主映画製作によって人間関係が修復されていくからです。

アニメ映画の上映時間内に「聲の形」のメッセージ、伝えたいことを入れようと思うといろいろ詰め込んでしまっては、さらに分かりにくくなるので自主制作映画のエピソードは削ったのでしょう。

 

石田や硝子らで遊園地に遊びに行くエピソードはマンガもアニメ映画もありましたね。

遊園地に遊びに行くエピソードは将也と硝子2人の内面が分かるという大事なポイントなので、アニメ映画版で入れたのだと思います。

あと植野がどういう人なのかのヒントもありますからね。

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アニメのほうが表現がマイルド

ケンカ

アニメ映画のほうが、いろいろと表現がマイルドでした。

石田将也の顔はマンガのほうが印象がキツイ絵
イジメの表現はマンガのほうが多い
人間関係でもめるシーンはマンガ版のほうが激しい

などマンガ版は全体的に表現が強くなってます。

その分よりそれぞれのキャラクターが深く描かれてますね。

 

私はアニメ映画版を先に観ました。

アニメ映画の後にマンガ版の石田将也を初めて見たとき思ったのは「マンガの石田将也の絵、アニメよりもキツい顔してるな」ってことでした。

アニメ版の石田将也は、そこまでひどいイジメをするように見えない柔らかい雰囲気があったことにちょっと違和感がありました。

しかしマンガ版の石田将也は、いかにもワンパク男子って感じでイジメをしそうなリアルさがあります。

関連ページ 漫画「聲の形」ネタバレなし感想 将也と硝子が自分を取り戻す物語

マンガの1巻で小学生の将也が硝子のことで、ある確信をしたセリフはゾッとしました。

まさにイジメる側の心理を言い当てている将也のセリフではないでしょうか。

 

マンガ版もアニメ版も後半になると、一途に西宮硝子を想う柔らかい雰囲気に変わっていきましたね。

あとケンカやビンタのシーンがアニメよりマンガ版のほうが激しいです。

西宮母の無表情ビンタが怖いですね。

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アニメの音楽・主題歌が素晴らしい

ピアノ

アニメよりマンガのほうがいろいろと描写が深いんですが、アニメ映画ならではの良さがあります。

それは音楽です。

音があることがアニメ映画の大きな特徴ですね。

 

BGMがピアノ中心になっていて、ほとんどポロンポロンと音の残響を生かした音響になっています。

この物悲しいピアノの音が「聲の形」という作品の雰囲気にピッタリです。

普通ならカットする雑音も入れているのは補聴器のしくみを意識してのこと

補聴器

ピアノの音が流れるのではなく、普通だったらカットするような雑音もそのまま入れてるのがいいですね。

なぜ雑音(ノイズ)も入れたのか。

それは補聴器が周りの音を拾う仕組みと関係あるそうです。

硝子も身に付けている補聴器のしくみは、いわゆるアンプと同じだ。
・・・
打鍵された音程だけでなく、鍵盤に当たる演奏者の爪の音、鍵盤を押したあと木製の機構が動く音…

https://a.excite.co.jp/News/bit/20160917/E1473822166445.html
(エキサイトニュースより引用)

というふうなアプローチで収録された音楽がアニメ映画「聲の形」の全編にわたって響きます。

 

補聴器の仕組みについてはこちらのブログでくわしく書かれていました。

補聴器は単純に音を増幅するだけ

http://www.50db.com/aid.html

「50dbの世界」より引用

「50dbの世界」のこのページを読ませていただき「聲の形」で疑問に思っていた謎が解けました。

みんなで遊園地に行くエピソードで植野と硝子2人だけで観覧車に乗って話していたとき、なぜ硝子は植野の声を聞きとることができたのか?

という疑問です。

 

橋の上では硝子は補聴器をつけていても周りの会話を理解できていません。

しかし観覧車の中だと植野が声に出して話すことを理解しているんですよね。

なぜ観覧車の中だと理解できるのかというと密閉された空間だから。

 

補聴器というのは「周りの音全部を大きくする」だけなんだそう。

つまり橋の上だといろんな環境音が全部一緒に大きな音で聞こえるため会話だけを聞き取ることが難しいみたいです。

それが観覧車の中だと閉ざされた空間で周りが静かなため、植野の話す声だけが補聴器で大きくなって硝子に届いていたと考えられます。

それで観覧車の中だと硝子は植野の話すことが聞き取れたんでしょう。

 

話題はそれましたが、このような繊細な音響への心づかいは「聲の形」という作品にすごくあってます。

音楽を担当したのは牛尾憲輔。

素晴らしい音づくりだな〜と感動しました。

主題歌はaiko「恋をしたのは」エンドロールも見た人は多かっただろう

エンドロール

aikoの切ない歌声が「聲の形」を観終わった私の心に深〜く行き渡りました。

映画館で観る場合エンドロールになると出て行く人がいますが、「聲の形」は多くの人がエンドロールが始まっても座ったままだったんじゃないかなって思います。

 

聲の形マンガ版しか読んでない人は、アニメ映画版もぜひ観てください。

音楽やエンドロールで流れるaiko「恋をしたのは」がすごく良いです。

終盤のマンションでの出来事から将也が硝子に「生きるのを手伝ってほしい」と伝えてからラストシーンになり、そしてエンドロールでaiko「恋をしたのは」が流れる。

この流れはすごいです。感動するしかない流れですね。

恋をしたのは
aiko
カテゴリ: J-Pop
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アニメは映像もすごくきれい。硝子の飛び降りシーンがきれいで悲しすぎる。

花火

漫画とアニメでの違いというと動く絵と音があることですよね。

山田尚子監督のアニメ「聲の形」は音楽もいいですが映像表現も良かったです。

 

まずきれい。

淡い色使いでキャラクターの絵が魅力的だし、背景とか風景もしっかりしたものになってます。

ところどころ幻みたいに、ちょっとだけはさまれるシーンが印象的です。

光に包まれたように、おぼろげな記憶の映像を再現しているかのような映像になっています。

こういう光を使った表現ってマンガではなかなか再現しにくいでしょう。

アニメならではのきれいではかないシーンになってますね。

 

私がアニメ版「聲の形」の映像で一番すごいシーンって思ってるのは、花火をバックに硝子がマンションのベランダから飛び降りるところ。

漫画でも同じシーンがありますが、アニメ版の硝子の飛び降りのシーンのほうが圧倒的にきれいで悲しさと切なさがあります。

 

初めてアニメ版の硝子の飛び降りシーンを観たときは、

「こんなにもきれいで悲しいなんて・・・」と言葉を失いました。

花火が上がるなかの硝子の着物姿があまりにもきれいでした。

自殺しようとしているのに、その美しさに感動してしまうのが不思議ですよね。

圧倒的にきれいで、そして悲しすぎる・・・。

 

飛び降りた後は「将也生きてるよね?生きてるよね?」と、この先のストーリーがどうなるのかドキドキしました(アニメ版を初めて観たときはマンガは読んでませんでした)

硝子が飛び降りる前、将也がマンションに向かって歩いているところからピアノの音楽が鳴り始め、だんだんと音の数が増えていき飛び降りたときに最高潮に達するという流れも良かったです。

 

「聲の形」漫画版しか見てない人は、この硝子の飛び降りシーンを観るだけでもアニメ版を見る価値があります。

硝子の飛び降りシーンからしばらくして、橋の上で将也が硝子に「生きるのを手伝ってほしい。」という場面でボロ泣きしてしまいました。

まとめ アニメ版を先に見てからマンガを読むのがオススメ

ということで「聲の形」アニメ版とマンガ版の違いの、アニメ版の特徴についての記事でした。

「聲の形」マンガ版、アニメ版それぞれいいところがありますが、アニメ版はなんといっても映像と音楽がすごくいいです。

 

「聲の形」という物語を深く知るためにはマンガを読むほうがいいです。

しかしまずはアニメ版の映像や音楽のきれいさを経験すれば、マンガ版も読みやすくなるでしょう。

いきなりマンガ版を読むと前半のイジメのあたりで読むのがつらくなってしまって全巻読めなかったなんてことになりかねません。

先にアニメ版を見れば「聲の形」が伝えたいのはイジメのことだけではないということが分かり、マンガを読みやすくなります。

 

マンガ「聲の形」のアニメ化では、なにを削ってどんなシーンを入れるか山田尚子監督はかなり迷ったのではないでしょうか。

アニメ版を見ていると、マンガ版を読んでみたくなります。

アニメ版でなんのシーンなのか分かりにくい映像を入れたのは「マンガ版も読んでね」ってことなんでしょうね。

 

それでは「聲の形」マンガ版やアニメ版、両方じっくりと見てみてください。何回もくりかえし見れる名作です。

 

「聲の形」のマンガ版を見てない人のためのマンガ版とアニメ版の違いについても書いています。

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アニメの「聲の形」はネットの動画配信サービスサイトで視聴できます。

動画配信サービスサイトを利用すればDVDやブルーレイソフトを買わなくても、DVD屋でレンタルしなくてもアニメ「聲の形」を見れます。

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