netflixドキュメンタリー「汚れた真実」の感想・評価 ここまでやっていいのかというぐらい深く切り込んでいた内容でした。

電車に乗る人々 ドキュメンタリー

社会の闇に切り込むドキュメンタリー作品です。

その闇に切り込み具合が相当深いです。

ここまでやっていいのかっていうぐらいの社会派ドキュメンタリーとなっています。

netflixオリジナル作品です。

月額課金制で広告のない方式のnetflixだからこそ、ここまで深く社会の闇に切り込んだドキュメンタリーを作ることができるのでしょう。

それでは「汚れた真実」をレビューしていきます。

「汚れた真実」を観るかどうかの参考にしてください。

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※2018年3月5時点での配信情報です。配信または見放題が終了している場合がございます。最新の配信状況については各サービス公式サイト・アプリにてご確認ください。

こういう人におすすめ

  • 広告などのスポンサーに影響されない社会派ドキュメンタリーが観たい
  • ドラマや映画を観すぎて、そろそろ違うコンテンツを観たい人

あらすじ

全6話。
排ガス不正、ペイデイローン、薬の価格の高騰、カルテルと銀行の関係、カナダのメイプルシロップについての争い、ドナルド・トランプのビジネスなどの闇を深く掘り下げる。

感想・評価

なるべくネタバレなし

フォルクスワーゲンの排ガス不正。環境を犠牲にしてでも車を売りたかった?

排気ガス
フォルクスワーゲンの排ガスについての不正事件は、覚えている人は多いでしょう。

ニュースにもなっていましたよね。

かなり昔の事件かと思っていたんですが、どうやらつい最近の事件だったみたいです。

2017年の経過についてもドラマのなかで触れていました。

いわゆる大企業病という現象なのかなと思いました。

社内では昔からやっていたことで、世間ではこれってどうなんだろうということも、社内の慣行みたいな感じで続けていたみたいな。

アメリカ市場でフォルクスワーゲン車を売らなければいけないという強いプレッシャーがあったために、排ガスの不正をしてしまったというのが、主な原因だと言われているみたいです。

ドラマでは当事者たちの声がいろいろと流れていました。

おなじみの「現場が勝手にやっていたことで知らなかった」というセリフも出てきました。

現場が勝手にやったというのが本当のこともあるでしょう。

ドラマでは、知らなかったと言っていた人のメールの記録が提示されて、これは知っていたとしか思えないということになっていたりしましたね。

おそらく嘘の上塗りをしていったのでしょう。

社内の生々しい状況があったりして、ネットフリックスのドキュメンタリーは、かなり踏み込んだところまでいってますね。

大手だったペイデイローン会社の事件

増える利子
ペイデイローンとはアメリカの消費者金融です。

高い金利が特徴となっています。短期ローンですよね。

ペイデイローン業界のなかでも、大手だったらしい会社が裁判で負けるかなにかで潰れてしまうという話しです。

ペイデイローンの経営トップだった人と金を借りていた人、二つの立場からのインタビューがあるのが良かったですね。

印象的だったのは、そのペイデイローンの会社で働いていた人たちが、すごくいい職場だったと言っていたことです。

借金の催促もする仕事でしょうから、けっこうきつい仕事だと思うんですが、働きやすい職場だったようです。

消費者金融という商売はいろいろあるから社員の結束は強くなるものなんでしょうか。

金利の支払い以外にも、どんどんと手数料というのが、客の口座から引き落とされていくのがすごいなと思いました。

おそらく法律違反はしていないけれど、やり方がきつかったとか説明が足りなかったとか、そういうことなのかな。

他のペイデイローンの会社も同じようなことをしていたのかもしれないですね。

ペイデイローンの会社のトップの子どもが親に向けた言葉は、子どもらしいけなげさがあってほろりとしました。

薬の価格を爆上げして儲ける企業

薬
この回は、かなり悪どい話しでした。

製薬会社ですから利益を追求するのは当たり前ではあるのでしょう。

しかし薬という商品の性質上、あまりに値上がりしてしまったら困る人がたくさんでてくるのは分かっていることですよね。

ある薬が高くなったとしても、同じ効果がある違う薬で安いほうを買えばいいと思われるかもしれません。

ところがそうはいかないんですよね。

なぜなのかは「汚れた真実」の製薬会社の回を観てもらうとわかります。

ちょっとぐらい薬の価格が値上がりしてもなんとかなるんじゃないかと思うかもしれません。

しかし、「汚れた真実」でやっていたアメリカの薬の価格の上がり方がものすごいんです。

その価格の上がり方に、びっくりしました。

私は、ある薬を毎月購入しています。

もしアメリカのように私が購入している薬の価格がとんでもなく上がってしまったら、すごく困ります。

さらにその薬の代わりになる薬がないとなると絶望感を感じてしまうでしょう。

治療困難な病気で、その薬があることで生きていけるとか通常の生活を保てるっていう場合だと、薬の値上がりは死活問題となります。

アメリカは自由があるけれど、この回の製薬会社みたいにやり過ぎではないかという状況が起こりやすいという面があるのかもしれません。

カルテルと銀行の関係。もっとも不気味な回でした。

都市
「汚れた真実」の各話のなかで、もっとも闇が深かったのが銀行とカルテルの回でした。

カルテルとは、「汚れた真実」のなかでは麻薬組織のことです。

麻薬組織と銀行が取引をするってありえるのかと思われるかもしれません。

しかしドキュメンタリーによると、メキシコではそういうことがあるようです。

メキシコの社会状況が説明されていましたが、むちゃくちゃ恐ろしいです。

住むことって、ちょっと考えられないかななんて思ってしまいました。

でも、たぶん危ないエリアっていうのがあって、そこに近づかないことが大事なんでしょう。

この回で登場した銀行を検索してみたら、かなりのグローバルな銀行で、今も普通にありました。

銀行がここまで巨大になると、もしかしたら「国」とか「政府」よりも強い存在になっているのでしょうか。

映画とかドラマだと、巨大な複合企業グループが強大な権力を持っているっていう設定がありますよね。

そういうののリアル版みたいな感じでした。

カナダのメイプルシロップ騒動が思ったより大事になってて驚きました

メイプルシロップ
「汚れた真実」のなかの他の回に比べれば、軽めの事件です。

ドキュメンタリーの内容は、メイプルシロップを市場に出す量を規制して価格が下がらないようにしている組合と、組合の方針に反発して自由に売りたい生産者との対立でした。

この回も双方の立場の意見が述べられていました。

組合が価格が下がらないように供給量を調整しているというのは、たいてい良くないことみたいな印象があります。

しかし、組合側と自由に売りたい生産者どちらの主張が間違っているのかはわかりません。

双方の立場からの主張と騒動の様子があるだけでした。

できたら池上彰さんみたいな解説があると、なるほどそれでこんなにももめているんだと分かってもっと興味深く観ることができたでしょう。

しかし「ドキュメンタリー」ですから、解説するというよりはありのままを提示するということなんでしょう。

それにしてもカナダではメイプルシロップが国民的なものとなっていることに驚きました。

メイプルシロップの騒動が大きくニュースで取り上げられていました。

たぶんカナダ全土に放映されたニュースなんでしょう。

カナダ人にとってメイプルシロップは、すごく大事なものなんだということが、この回を観ていて分かりました。

ドナルド・トランプのビジネス遍歴。敵が多い。

アメリカ国旗
最後はアメリカ大統領になったドナルド・トランプのビジネスでのことについてです。

観ていると、ドナルド・トランプがすごく悪どいビジネスを、たくさんやってきたという印象になります。

はたして実際のところはどうなのか、ちょっと知りたいななんて思いました。

トランプのビジネスで「トランプ大学」っていうのが出てきました。

教材を渡して、あとはほったらかしみたいな感じだったと思います。

「トランプ大学」は、さすがにちょっとこれはビジネスとして良くないんじゃないかと思ってしまいました。

なんだかお金だけ巻き上げて、はいさようならみたいな状態として描かれていましたね。

ドナルド・トランプは、どうやら敵を作りやすい人みたいです。

ドキュメンタリーに出演した人たちみんながトランプに文句を言っているという状態です。

みんながペテン師とか言ってる状態。

トランプを支持するとか応援するみたいなコメントがなかったんじゃないでしょうか。

多くの失敗をしてきたけれど、リアリティショーで復活したみたいですね。

トランプが主役のリアリティショーが、番組制作者の目指した視聴者の反応とは違った形で受け入れられたっていうエピソードは面白かったです。

それにしても、ドキュメンタリーみたいなビジネスをしてきたけれど、事実上世界のリーダーみたいなアメリカの大統領になったわけですからすごいですね。

大統領選挙初期のころは、ほとんどの人はトランプが大統領になるとは思っていなかったっぽいです。

それにしても現役大統領を、ここまで批判的に描けるのも視聴者からの課金制で経営が成り立っているネットフリックスだからなのでしょうね。きっと。

かなり挑戦的なドキュメンタリーです。

まとめ

「汚れた真実」かなり深いところまで切り込んだドキュメンタリーでした。

もしネットフリックスに広告とかスポンサーがいたら(いないですよね?)ここまで踏み込んだ内容では製作できなかったのではないでしょうか。

見応えありました。

ただこうした社会派ドキュメンタリーは、そのまま全部信じてしまうというのは危険なのでしょう。

一つのことに対して、様々な見方があるのが普通でしょうから。

「汚れた真実」で扱われた事に興味が出てきたら、別の意見のとか見方はないのか、そういう違う立場からの情報も知っておきたいものですよね。

どんなに公平にドキュメンタリーを製作しても、なにかしら製作側の思惑みたいなものは、意識しているしていないに関わらず入り込むものでしょうから。

それでは「汚れた真実」観ることに決めた人は楽しんでください。

映画や海外ドラマだけでなく、たまにドキュメンタリーも見ると新鮮な気持ちで楽しめるんじゃないかと思います。

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