映画「マネー・ショート」の感想。経済・金融を知らなくても、まあ楽しめました。

株価チャート

あらすじ

サブプライムローンからの経済破綻を描いた映画。多くの人々が浮かれているなか、幾人かの人々は、先を予見し、大きな勝負に出るのだった。

ちょっとネタバレあり

感想

サブプライムローンの破たんからの世界経済の破綻を描いた映画です。

この映画を観ていると、金融っていうのは、ものすごく動きが激しい業界なんだなって思います。

数学とかに強い人が、複雑な金融商品を作り、それを売りにだし、あまり調べないで、評価がいいってなってれば買ってしまう人々がいたっていうことなのかな。

私は経済のことを知らないので、この映画の全てを理解できるわけではなかったので雰囲気だけを味わった感じです。

それでも、面白かったですね。

日本の昔のバブルみたいなこと?

経済破綻が起こり、売りから入っていた少数の人々が儲けたわけですが、利益を確定するときに、こんな世の中でいいのかと悩みながらも仕事をする人が印象的でした。

ブラッドピットが演じた人は、こういう金融の業界に愛想をつかして距離を置くようになったみたいですね。

この映画は、実話を元にしているってことで、登場人物たちは、だいたいが実在の人物みたいです。

映画の最後のほうに、この人は、今、こうしているみたいなのが出てきました。

映画のタイトル「マネー・ショート」のショートは、売りポジションから入ることですよね。

株であれば、値下がりすれば儲かるっていう取引です。

サブプライムローンって、映画を観ていると、住宅ローン関係みたいでした。

もしかしたら、日本のバブルと似たような感じなのかな。

日本のバブルだと、土地は値上がりしていくのが当たり前で、誰も、なかなか疑わなかったか、知りつつも、まだ大丈夫だろうっていう雰囲気があったのかみたいなのだったんじゃないでしょうか。

サブプライムローンでも、少数のショートポジションをとった人以外の関係者は、みんな、まさか破綻するなんて思ってもいなかったみたいですね。

みんな、どこかおかしいと思いつつも、まだ大丈夫だろうってことで、あえて考えないようにしていたのかもしれません。

雰囲気だけでも楽しめる映画

「マネー・ショート」は、経済・金融用語が、たくさん出てくるので、このあたりの用語を知らないと、退屈な映画なのかというと、そうでもないでしょう。

CDOかCDS(どっちだったか忘れました。)という商品について、カードゲームに例えて紹介されていて、こういう商品が、いかにリスクが、たっぷりとあるのかっていうのが理解できるようになっています。

詳しくは映画を観てほしいですが、二人が勝負していて、その二人のうち、どちらが勝つかを賭けるという取引があり、さらに、その賭けた人が勝つかどうかを賭ける人がいるっていう、ものすごく大きな連鎖がある状態だったようです。

ぷよぷよとか、テトリスっていうゲームありますよね。

あのゲームって、何個か同じ色のがそろったら、そのブロックが消えるっていうゲームです。

ぷよぷよだと、ブロックを消せば消すほどゲームに勝つわけですが、映画の金融商品は、その逆かな。

ある一点のきっかけ(ブロックがそろって消える。)が発生すると、連鎖反応で、一気に関係していたのが、崩壊していくということなんでしょう。

ブロックが積みあがっている間は、みんな、どんどん積みあがっていって高くなっていって、まだ大丈夫だろうって楽観的に考えていたら、ある一つのきっかけで、一気にブロックが消えてしまう。

映画の中で、行動経済学者が言っていたことも印象深かったですね。

連続して、ある出来事が起こっていると、次も、同じ事が起きるだろうと人間は錯覚しやすいそうです。

経済や金融のことを、もっと知っていれば、さらに面白くなった映画なんだろうなって思います。

格付け会社っていうのが不思議だった。

不思議だったのは、格付け会社という存在です。

映画の中では、これはAAAという、いい評価のだからっていうのが出てきます。

ところが、実態は…そうではなかったようです。

格付け会社というのが出来たのは、たぶん、ある金融商品を、第三者が綿密な調査をすることで、これはいい商品なのか、おすすめできない商品なのかを評価する存在が欲しかったからなんでしょう。

格付け会社というのが当たり前になるまでに、その調査には信頼に値する価値があり、信用を積み上げていったのだと思います。

それが、サブプライムローンでは、むちゃくちゃなことになっていて、それがバブルを呼んだ一因でもあったのかもしれないですね。

この騒動で、格付け会社自体の評価は下がってしまったのではないかと思うんですが、どうなんでしょうか。

ベン・リカートだけが、どっしりと落ち着いていた。

登場人物たちは、みんなジェットコースターに乗ってるみたいな感じでした。ただ一人を除いて。ブラッド・ピットが演じたベン・リカートを除いて。

ベン・リカートは、金融の世界がどんなものか把握しきっていて、一線を引いているから、落ち着いて物事を見ることができたのでしょう。なかなか、かっこいい人物です。

原作本がありますね。
世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

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