「Travelers / トラベラーズ」シーズン1の感想と評価。SF好きなら設定を楽しめます。

タイムトラベラーたち

【あらすじ】

「指揮官」によって、過去に送り込まれてきたトラベラーズたち。過去での人間関係に苦労しながらも、世界を救う任務を遂行していくのだった。

【感想】

トラベラーズ、シーズン1、とっても面白かったです。

ただのタイムトラベル物ではなくて、ちょっとひねってあって、それが良かったですね。

予告編はこちら

製作は、スターゲートシリーズを作ったブラッド・ライト。

トラベラーズはスターゲートと同じくSF物ですが、トラベラーズのほうが、よりリアル指向です。

SF好きなら、このドラマ楽しめるでしょう。

なぜなら、ちょっと、ひねった感じの設定になっているからです。

タイムトラベルして世界を救うっていうテーマは、いろんな映画やドラマで描かれてきましたが、「トラベラーズ」は、どちらかというと、過去においての人間関係も濃密に描く感じになっています。

それは、タイムトラベルの方法が、ターミネーターとかバックトゥーザフューチャーとは違う方法だからです。

どうやって世界を救うのかとか、みんなが一丸となって世界の滅亡を食い止めていく爽快さを求める人には、あまり向いていないストーリーかな。

SF好きな、「ほぉ~、そうくるか~」みたいな感じで楽しめるドラマじゃないかなって思いました。

【以下、ネタバレあり!】

意識だけが過去に行ける。

未来の人間が、体も精神も、まるごと過去に行けるのではなく、精神だけが過去に行けるっていう設定になっています。

どうやって精神だけでタイムトラベルするかっていうと、過去に生きている人の死亡時刻と、正確な位置を特定して、その過去の人の脳に未来から精神をダウンロードするみたいな方法なんです。

つまり、外見は過去の人のまんまなんですが、中身が未来の人になるわけです。

この設定があるおかげで、過去の世界の人間関係の変化の面白さがあります。

悪ガキだったのに、ある日、突然、すごい優等生になったりするわけです。周囲の人間との関係が見どころですね。

とくに印象的だったのが、元は知的障がいだったマーシーという女性と、社会福祉士のデイビッドとの関係の変化です。

トラベラーの意識がダウンロードされる前の知的障がいの状態だったマーシーは、どうやらデイビッドのことが好きだったようです。

そのときの前のマーシーの記憶が、トラベラーにも影響するんですね。

それで、なぜかデイビッドの家に意識がトラベラーに変わったマーシーは居座ります笑

トラベラー自身にも分からないけれど、デイビッドの近くにいるほうが安心できるっていうのがあったのでしょう。

このデイビッドが、トラベラーたちの騒動に巻き込まれていくのも、一つの見どころです。

デイビッドも、新マーシーのことが好きになってしまいます。

「トラベラーズ」というドラマは、未来から来た意識だけの人々と、過去の周りの人との関係性を丁寧に描いているんです。

これがまたSF好きな私に、「そうくるんだ。」って感じで楽しませてくれました。

未来も人類は一つになっていない。

シーズン1で、タイムトラベルしてきたチームの目的は達成されます。

ちょっとゴタゴタはあったけれど、あっさりと人類への脅威とされてきたことは、たぶん解決してしまいます。

従来の、世界を救うタイムトラベル物のドラマだと、この解決に至るまでを、延々と引き延ばすことが、ままあるわけですが、トラベラーズは、そうなりません。

未来の世界が、ひどい状態になっている原因は、過去にたくさんあるという設定なんですね。

当初のチームが達成した目標になった原因は、たしかに大きな要因ではあったと思われますが、それだけじゃなかったというわけです。

未来が、なぜ、こんなひどい世界になったのかの原因をあぶりだして、それを除去するためにトラベラーズたちを複数送り込むっていうふうになっています。

なぜ、過去の様々な原因を特定できるのか。これは「指揮官」の正体に関係があります。

「指揮官」の正体を知ったときは、なるほど、これなら過去の様々な「原因」を特定して除去していくっていう作業は、得意だろうなって思いました。

このあたりの設定も、ナイスですね。

もしかして世界は救われない?

これは、私の予想なんですが、
未来の世界が悪化する原因を過去にタイムトラベルして除去しているわけですが、どうしても、悪化する方向へ行ってしまう・・・

なんて、結論が「指揮官」によって出された場合、これは、また大きくストーリーが変わりそうです。

シーズン1では、この未来の世界を変えるための行動に反対する勢力が登場します。

「トラベラーズ」の、シーズン2以降のストーリーは、この反対勢力との争いがメインになりそうです。

世界を救うっていうテーマのほうが、サブテーマになりそう。

反対勢力との争いが終息すれば、もしかしたら、「指揮官」とトラベラーズたちとの戦いになるかもしれないですね。

過去を、どんなに変えても未来の世界が、良くならないと「指揮官」が結論づけたら・・・

答えは、おそらく人類の大半を除去して人口を減らせばいい…なんて結論を出してしまいそうです。

トラベラー「ズ」の意味。

これまた予想外だったのが、当初登場した数人のトラベラーのチームだけが過去に来ていたのかと思っていたんですが、どうやら、過去には、大勢のトラベラーたちがいるようなんです。

警察官とか弁護士みたいな人が、実は、トラベラーだったりなどなど。

過去の人間社会が、多くの未来から来たトラベラーたちによって、どんどんと浸食されていっているような…そんな感じですね。

この状態は、昔の映画の「ゼイリブ」っていうのと似ているかもしれないです。

「ゼイリブ」では、いつの間にか、人間の姿をしたエイリアンたちによって人間社会が変えられていました。

トラベラーズでは、「ゼイリブ」でのエイリアンが未来から意識だけが来た人間になっているわけです。

世界を救うのがメインテーマでないタイムトラベル物?

反対勢力が登場して、過去の人間関係が丁寧に描かれる。

そんなシーズン1を見ていると、どうやら、トラベラーズたちの葛藤がメインテーマとなりそう。

ドラマの中では、あくまで未来の世界を救うことが使命なわけですが、ドラマとしては、そこに重点は置かないかもしれません。

過去の人間に未来の人間の意識が入り込む。

すると、未来から来た人間の意識に、過去の人間の影響が出てくるのが面白いですね。

マーシーがデイビッドを、とくに明確な理由もなく好きになったり、FBIの人は、奥さんのことを心底愛するようになったり、子どもがいる人だと、子どもへの愛情を感じたりなどなど。

こうした過去の世界でのトラベラーたちの葛藤と、反対勢力との争い。

このあたりが描かれていくのかもしれません。

ですので、未来の世界を、どうやって救っていくのかっていう謎を解決していくことを期待して見たい場合は、このトラベラーズは、あまり見応えのないものになってしまうかもしれません。

個人的には、SFドラマだけれど、いろんな設定が面白くて楽しめているドラマです。

それにしても、一回過去に意識を送ったトラベラーは、もう未来には戻れないのでしょうか。

明確には、たぶんこのことはドラマで語られていないかと思うんですが、どうやら未来には戻れない感じなんですよね。

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